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第33回「すまいる愛知住宅賞」受賞作品が決定しました

ページID:0419060 掲載日:2022年9月29日更新 印刷ページ表示

第33回「すまい愛知住宅賞」受賞作品が決定しました

 愛知県を始め、名古屋市や民間団体等で構成する「愛知ゆとりある住まい推進協議会」では、”ゆとりと安らぎのある住まい”を実現した住宅を表彰する「すまい愛知住宅賞」を開催しています。

 この度、第33回の受賞作品が決定しましたので、お知らせします。

 なお、10月25日(火曜日)に名古屋市芸術創造センター ホールで表彰式及び入賞作品の紹介を行います。

 また、表彰式に引き続き、第34回「ゆとりある住まい講演会」を開催します。どなたでも御参加いただけますので、事前にお申込みのうえ、是非、御来場ください。(講演会の詳細はこちら)

1.応募点数

30点

 

2.入賞作品等

入賞作品一覧
賞の区分 作品名称(所在地) 受賞者(設計者)

すまい愛知住宅賞
愛知県知事賞

豊田の立体最小限住宅
(豊田市)

川島範久建築設計事務所(東京都世田谷区)
​川島 範久、國友 拓郎

すまい愛知住宅賞
名古屋市長賞

千種の住宅
(名古屋市)
鈴木崇真建築設計事務所(名古屋市天白区)
​鈴木 崇真

すまい愛知住宅賞
住宅金融支援機構東海支店長賞
愛知県森林協会長賞

薬師田の住居
(安城市)
岩間建築設計事務所(安城市)
​岩間 昭憲

すまい愛知住宅賞
UR都市機構中部支社長賞

中之郷の家
(津島市)
小川屋(犬山市)
​小川 拓生

すまい愛知住宅賞
愛知県住宅供給公社理事長賞

House ST
(安城市)
1-1 Architects一級建築士事務所(刈谷市)
​神谷 勇机、石川 翔一、後藤 唯

すまい愛知住宅賞
名古屋市住宅供給公社理事長賞

美浜緑苑の住宅
(知多郡美浜町)
D.l.G Architects(名古屋市千種区)
​吉村 昭範
佳作 知多の家
(知多市)
今井賢悟建築設計工房(名古屋市守山区)
​今井 賢悟
佳作 7部屋のコートハウス
(西尾市)
葛島隆之建築設計事務所(名古屋市瑞穂区)
​葛島 隆之

※すまい愛知住宅賞の受賞者には、記念盾及び副賞が授与され、後援団体の長(愛知県知事、名古屋市長等)から賞状が授与されます。佳作の受賞者には、賞状及び副賞が授与されます。また、愛知県森林協会長賞の受賞者には、愛知県森林協会長から賞状が授与されます。

愛知県知事賞「豊田の立体最小限住宅」
すまい愛知住宅賞 愛知県知事賞
入賞作品 「豊田の立体最小限住宅」

3.総評

審査委員長  塚本 由晴

昨年の住宅賞は現地審査ができず、オンラインでのプレゼンテーションとなったが、今年は現地審査を行うことができた。3−4人ずつ2班に分けて、外部、内部それぞれを入れ替わりで見学させてもらった。設計者からはこの方式の方が少人数が相手になるので説明しやすいという声が、委員の間からは外部をじっくり観られて良かったという声が聞かれた。一方、第一次審査の会場にパネル展示が無かったため、審査員の議論に会場参加者がついていけず、また各審査員と応募者がパネルの前で意見交換する機会が作れなかった。審査員の手元に配られたA3資料は字も図も小さく、読み込むのに苦労した。来年は会場でのパネル展示の復活を望みたい。

審査委員会としてはコロナ禍3年目の暮らしへの配慮が、どのような形で住宅に現れるのか、興味を持って臨んだ。玄関に設けられた手洗い、建具を開け放つことによる開放性、風通しへの配慮、敷居としての中間領域、庭との関係、などは建築的な仕掛けと言えるものだが、それとは違う次元で、生活の充実というか、住むことの全体性が、住宅作品の質と切り離せないものになっていると感じられることが何度かあって感銘を受けた。これはコロナ禍で、家で過ごす時間が長くなったことが作用しているのかもしれない。ウッドショックを逆手に取るような提案は、鉄もコンクリートも同様に値上がりしているので難しいと感じた。強いて言えばDIYや町工場との協働を、木工事、家具工事だけでなく、照明や建具周りの金物にまで広げているところだろうか。これは大きなメーカーを支える中小の町工場が元気な愛知の地域性と言えるかもしれない。作品としては、トップライトと吹き抜けの組み合わせが絶妙の陰影を内部に生み出している『千種の住宅』、竪穴式住宅のような構成と熱環境制御の仕組み、そして木や銅を使ったDIY、その全てが楽しげな『薬師田の住居』、コンクリートの外殻と内殻のずれが巧みな『中之郷の家』に、現地審査でなければわからない魅力を感じた。一方『豊田の立体最小限住宅』はシステム的なので、ある程度想像通りなのだが、小住宅と地球の持続性というスケールが全然違うものを一緒に考えなければいけない現在の住宅設計の難しさを、身近で具体的な問題(空調、断熱、床下から土中環境まで)として分節化し、その一つ一つに応えつつオーケストラのようにまとめ上げる設計力が群を抜いていた。住宅として快適なのはもちろんだが、別の施設にも展開できる新しいベーシックが提示されており、建築的知見が共有知であることに対する確信と信頼が感じられたので、愛知県知事賞を贈ることにした。

4.表彰式及び入賞作品等の紹介

  • 日時 2022年10月25日(火曜日) 午後1時から午後2時20分まで
  • 場所 名古屋市芸術創造センター ホール(名古屋市東区葵一丁目3番27号)
  • 次第(予定) (1)主催者挨拶、(2)表彰式、(3)受賞作品紹介
    ※同日同会場にて午後2時30分から、第34回「ゆとりある住まい講演会」を開催します。
  • 講師 河﨑由美子 氏(積水ハウス株式会社 執行役員 住生活研究所長)
  • 演題 住めば住むほど幸せ住まい~カゾクのつながり~
    ※緊急事態宣言が発出されている場合は、会場開催を中止し、動画配信のみとします。動画配信は11月中旬予定。

5.新型コロナウイルス感染拡大防止対策

  • 当日はマスクを御着用ください。
  • 会場では手指消毒・入場時の検温に御協力をお願いします。
  • 体温が37.5度以上の場合や体調が優れない場合等は、参加を御遠慮ください。

このページに関する問合せ先

愛知県建築局公共建築部住宅計画課
企画グループ
担当:佐藤、越後
電話:052-954-6567
メール:jutakukeikaku@pref.aichi.lg.jp