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「愛知県水道広域化推進プラン」を策定しました
愛知県内の水道事業を取り巻く経営環境は、使用水量の減少や施設の老朽化等に伴い、急速に厳しさを増しています。
このような中、2019年10月に施行された改正水道法では、水道の基盤強化の方策の一つとして広域連携の推進を位置づけており、総務省及び厚生労働省は、その取組をより一層推進させるため、都道府県に対し、「水道広域化推進プラン」を2022年度末までに策定するよう求めています。
こうした状況を踏まえ、愛知県では、県内の水道事業者等の広域的な連携を推進し、基盤の強化を図るため「愛知県水道広域化推進プラン」を策定しました。
今後は、このプランに基づき県内の水道の基盤の強化に取り組んでいきます。
1 プランの概要
市町村の区域を超えた水道事業者間の多様な広域化を推進するため、県が広域化の推進方針及びそれに基づく当面の具体的な取組内容等を定めるものです。
2 取組期間
当面15年程度
3 広域化の推進方針
(1)将来の理想像(あるべき姿)
「県民が等しく均衡のとれた負担で、同質のサービスが受けられる状態」
(2)当面の進め方・取組方針
将来の理想像を視野に入れつつも、当面は、
・単独での事業継続が困難になるような事業を発生させないこと
・広域化・広域連携の活用により全体として水道基盤の底上げを行うこと
を目標として、15年程度先を見据えた取組方針を設定し、水道の基盤の強化に取り組んでいきます。
0~3年目 (短期的取組) |
水道事業者間において業務や施設の連携を進める。 また、広域化(経営の一体化等)検討体制の構築に向け機運醸成を図る。 |
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概ね3年後 (目安) |
広域化検討体制を構築する。 また、経営の一体化に向けた受け皿※組織について検討し、構築について提案、調整を行う。 (※ 受け皿組織:水道用水供給事業を中心とする組織をイメージ) |
4~15年目 (中期的取組) |
業務等の連携を進めるとともに、準備(協議)が整った水道事業者から順次、経営の一体化等を進める。 |
(3)当面の具体的な取組内容
以下について順次取り組んでいきます。
1.管理の一体化の推進
2.施設の共同化の推進
3.災害時対応の強化
4.簡易水道事業等支援体制の強化
5.水道事業者の基盤強化に向けた支援
6.広域化検討体制の構築
7.国に対する財政支援・制度改正の要請・提案
4 プランの閲覧方法
「愛知県水道広域化推進プラン」の概要版及び本冊は、こちらから閲覧(ダウンロード)できます。
このページに関する問合せ先
愛知県保健医療局生活衛生部生活衛生課
水道計画・管理グループ
電話:052-954-6301
メール:eisei@pref.aichi.lg.jp