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新城設楽の野鳥

探鳥地

段戸裏谷原生林
段戸裏谷原生林
段戸裏谷原生林
段戸湖
段戸湖
「きららの森」の名称で一般に開放されている県下最大級の原生林です。モミ、ツガ、ブナなどが生育する森では1年を通じて様々な鳥が見られます。
春、森は鳥のさえずりであふれます。南から夏鳥としてやってくる オオルリキビタキコルリコマドリなどそれぞれが特徴的な声でさえずります。木立や下草に隠れていることも多く、姿を見ることはなかなか難しいですが、新芽が出たばかりの4〜5月頃は比較的観察が容易です。
夏になると、あれほどさえずっていた鳥達も静かになり、ひっそりとしていますが、この時期はちょうど子育ての時期にあたり、巣立ったばかりのヒナの姿を見かけることもあります。 ウグイスや外来種である ソウシチョウはこの時期も賑やかによく鳴いています。
秋、森の木々が紅葉する頃、渡りの途中に立ち寄るヒタキ類やツグミ類など意外な鳥を見かけることがあります。更に秋が深まるにつれ、ここで越冬する マヒワアトリウソなどもやってきます。
冬にはこの付近ではかなりの積雪が見られるので、散策するにも歩きにくいですが、木々は葉を落とし、かえって観察はしやすくなります。鳥の数は少なくなるものの、この場所で1年中見られる シジュウカラヤマガラエナガコガラなどカラ類、 アカゲラオオアカゲラアオゲラコゲラなどキツツキの類。また、これらの鳥を餌として生活している ツミハイタカの姿を見かけることもあります。
なお、駐車場に隣接し、有料の釣り場となっている「段戸湖」では、 キセキレイセグロセキレイカワセミも観察されます。
所在地北設楽郡設楽町田峯字段戸
桜淵公園
春の桜淵公園
春の桜淵公園
冬の桜淵公園
冬の桜淵公園
春のサクラで有名な豊川沿いにある公園です。観光客の多い時期や夏期、特に日中はあまり観察に適しませんが、エノキ、ムクノキなどの大木やサクラ並木、農耕地、河原等様々な環境で意外に多くの種類の鳥が見られます。
春から夏にかけてサクラが盛りを過ぎた頃から夏鳥を見かけるようになります。 サンショウクイセンダイムシクイオオルリコムクドリなどこの付近で繁殖するものも、更に山間部へ移動するものもいます。公園から庭野の保全林方面へ足を伸ばしてみると、 キビタキサンコウチョウホトトギスなども生息していて、付近で繁殖しているようです。
冬が最も鳥の観察に適した時期でしょう。園内のサクラには シジュウカラヤマガラコゲラなどが群れで餌を探しています。早朝には アオゲラの姿を見ることもあります。ムクノキの実を食べに イカルシメの群れもやってきます。あまり目立ちませんが、薮の中には ウグイスアオジも潜んでいます。
川に目を向けると、 セグロセキレイカワセミなど。又あまり見る機会は多くありませんが、 ヤマセミを見かけることもあります。更に冬になると、カモもやってきて、ほとんどが ヒドリガモマガモですが、この地域では少ない キンクロハジロホシハジロが見られることもあります。近くで観察することはできませんが、 オシドリも笠岩橋の上流で見ることができます。
特に決まった観察コースはありません。なるべくいろいろな環境をまめに見て周るのが多くの鳥を見るコツです。
所在地新城市庭野、字桜淵
みどり湖
豊根大橋
豊根大橋
新豊根ダム
新豊根ダム
新豊根ダムの上流にできた人工湖が「みどり湖」です。付近には良好な天然林が多く残されているため、多くの種類の鳥が記録されています。
5〜6月が最も観察に適した時期です。周囲の山々は地形が急なので、観察路などはありませんが、道路からでも オオルリキビタキクロツグミアオバトなど色々な鳥を聞いたり姿を見ることができます。愛知県では比較的数の少ない アカショウビンの声を聞くことができるのもこの時期です。山の稜線に目を向けると クマタカミサゴ。ダム湖では ヤマセミの姿もよく見かけます。
夜には「愛知県の鳥」である コノハズクの声が聞こえるかもしれません。他にも アオバズクヨタカなど、夜活動する鳥の声を聞くのも一風変わった楽しみ方です。
所在地豊根村坂宇場字古真立
おしどりの里
おしどりの里
おしどりの里
おしどりの里
おしどりの里
設楽町田峯の寒狭川沿いでは「オシドリ愛護会」により オシドリが大切に保護されています。そのため毎年10月から3月にかけて、多いときには400羽を超える数の オシドリを間近で観察することができます。 オシドリは警戒心が強く、このように近い距離で多くの オシドリが見られる場所は大変貴重です。
オシドリと一緒に多くの マガモも見ることができます。また、これらをねらって、 オオタカクマタカが飛来することもあるようです。
なお、この「おしどりの里」付近は愛知県により鳥獣保護区に指定されています。
所在地設楽町田峯字竹桑田
茶臼山
初夏の茶臼山
初夏の茶臼山
秋の矢筈池
秋の矢筈池
愛知県内で最も標高の高い山です。山頂付近には、面積は狭いものの自然林が残されていて、周囲には牧場や草地など開けた環境が広がり、このような場所を好む様々な鳥が観察されます。視界をさえぎる木などが少ないので鳥の観察はしやすい場所です。
春から夏にかけて夏鳥がやってきて付近で繁殖します。 オオルリキビタキコルリコルリなどの声が山々に響きわたります。 アカハラマミジロなどツグミの仲間やカッコウの仲間が比較的観察しやすいのも茶臼山の特徴でしょう。建物のコンクリートの壁には多くの イワツバメが巣をつくり繁殖します。この時期の早朝には人影も少なく鳥の観察には適しています。
冬になるとスキー場に観光客は増えますが、鳥の数は減ります。ただ、 ハギマシコオオマシコなど、赤いマシコの仲間が見られる可能性があるのはこの時期です。
所在地豊根村坂宇場字御所平