
(せきやじょうぞう かぶしきがいしゃ)
お酒の製造・販売
- 所在地
- 設楽町田口字町浦22
- Tel
- 0536-62-0505
日本が誇る
食文化を
未来へつなぐ

150年続く酒造り
全国的にその名を知られる日本酒「蓬莱泉(ほうらいせん)」は、設楽町田口にある関谷醸造の工場で生産されています。設楽町の豊かで美しい自然が生み出すおいしい水が、関谷醸造の目指す酒造りの原点。1864年の創業から、150年以上も地域の人々に愛され続けています。

奥三河の食材を使ったお酒

ほうらいせんリキュール
完熟梅でつくった梅酒
新城市鳳来(ほうらい)地区で育てられた梅を使ったお酒。


ほうらいせんリキュール
ブルーベリーでつくったお酒
ブルーベリーの産地として知られる豊根村産のものを主に使用したお酒。

酒造りが続けられない!?
酒造りには米が欠かせません。奥三河地域では、人口減少と高齢化の影響で、農業の担い手が年々減ってきており、それは米づくりも例外ではありません。もともとは美しい田んぼだった場所が、雑草が伸び放題の荒地になってしまっているケースが、設楽町でも多く見られるようになっています。


- 害虫や害獣の住処(すみか)になる
- 作物の病気の原因になる
- 景観が悪くなる
自然環境と酒造りを守るため
自分たちで米づくりを開始!
関谷醸造は、設楽町の米づくりをしなくなった田んぼを活用して、自分たちで稲を育て、収穫した米で日本酒を造ることを始めました。これは、ふるさとの日本酒造りを守るだけでなく、農業や美しい自然を守ることにもつながる取り組みです。

現在、34.5ヘクタール(およそサッカーコート50面分)の田んぼで米づくりをしています!
- アグリ事業部 農事部長
- 菅沼 真央(すがぬま まお)さん

- アグリ事業部 農事部長
- 菅沼 真央(すがぬま まお)さん
工場を見学しよう!
1年間で37万本(1.8 リットル換算)の日本酒を生産できる本社工場。建物の中には、大小様々な機械、縦横に入り組んだパイプなど、まるで機械を作る工場のようです。重い物を運んだり、24時間休まず正確に温度を測ったりと、機械が人間の仕事の手助けをしています。下のモノクロ写真は、今から60年以上前の、1962年頃の本社工場の様子です。
杜氏(とうじ)の仕事
杜氏は、日本酒造りの全てを指揮・管理する職人のことで、酒造りの責任者です。作戦を立てて選手をうまく動かし、チームを勝利に導くスポーツチームの監督のような役割です。
何事にも興味を持って取り組むことで、必ず自分の力になります!
- 杜氏
- 宮瀬 直也(みやせ なおや)さん

- 杜氏
- 宮瀬 直也(みやせ なおや)さん
女性が活躍する職場
豊田市の稲武(いなぶ)地区にある「吟醸(ぎんじょう)工房」で、販売部の部長として店舗を運営しています。訪れる人に、関谷醸造が造る日本酒の特徴や魅力を、しっかり伝えることも大切な仕事です。
「美味しかったよ」と声をかけてもらうことが大きなやりがいです。
- 吟醸工房 販売部部長
- 安藤 直美(あんどう なおみ)さん

- 吟醸工房 販売部部長
- 安藤 直美(あんどう なおみ)さん
奥三河のお酒の美味しさを発信
ほうらいせん吟醸工房
豊田市稲武地区にある酒蔵で、一般の人でも酒造りの見学や体験ができる施設です。店舗では関谷醸造の日本酒をはじめ、各種商品を買うことができます。お土産を買うために立ち寄る人が多く、観光施設としても人気です。


ほうらいせん酒らぼ
設楽町の「道の駅したら」にある、酒造り体験施設です。学校の理科室をイメージした部屋で、日本酒造りの授業を受けた後、酒造りの一連の工程を体験します。酒造りのほか、甘酒教室やワークショップなど様々な体験ができる場所です。



日本酒造りを
体験しました!
海外に日本酒の魅力を発信
和食人気の世界的な広がりを受け、和食に合う酒として、日本酒は世界各国で飲まれるようになっています。関谷醸造も、アメリカやヨーロッパ、アジアなどの国々で、イベントなどを通じて、奥三河で造られた日本酒の美味しさと魅力を発信しています。(写真はニューヨークでの様子)


キッチンカーでみんなの町へ
蓬莱泉の「仕込水」で作る「かき氷」や「アイスコーヒー」、米麹(こめこうじ)で作った甘酒を練りこんだ「糀(こうじ)ソフトクリーム」を販売。ノンアルコールなので、小学生・中学生のみんなでも大丈夫。イベントで見かけたら、ぜひその美味しさを味わって!


奥三河の「米づくり」に
ついて調査しよう!
- お米を作っている農家さんに話を聞く
- インターネット等を活用して、米づくりの様々なデータを調査する