豊根町

豊根森林組合

(とよねしんりんくみあい)

林業

所在地
豊根村下黒川字蕨平3
Tel
0536-85-1014

自然を守り
暮らしを
支えています

チェーンソーで木を伐採している写真

奥三河の山の自然を管理

奥三河は、愛知県の森林面積のおよそ42%を有する自然豊かな地域です。その奥三河の北東部に位置する豊根村には、東京ドーム3,000個分もの森林が広がっています。そして、この広大な森林を管理し、守っているのが豊根森林組合です。森林組合の仕事は、山に苗木(なえぎ)を植え、その苗木が大きく育ち、家を建てられる木材として使えるようになるまで大切に見守ること。私たちが住む家や、日頃利用する施設など、身近な場所で生活の役に立つ木材を作っています。

美しい木目が特徴の
「三河杉(みかわすぎ)」

三河杉は、なめらかな手触りで香りが良く、光沢のある見た目と美しい木目が特徴です。水に強いため腐りにくく、長持ちする優れた木材として、日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)や江戸城(えどじょう)など歴史的な建築物にも使われてきました。現在も家の柱や天井、家具などに使われ、木材のブランドとして多くの人に好まれています。

暮らしの身近にある木材

  • 住宅用資材

    日本の家づくりにおいて欠かせない木材。柱や梁(はり)、壁、天井、その他様々な造作物に使われます。木造の家に温もりを感じ、その香りに心安らぐ人もたくさんいます。

    積まれた木材の断面写真
  • シイタケの原木(げんぼく)

    シイタケの原木とは、シイタケを育てる際に使用する切り出した木材のことです。冬の間、原木にシイタケの菌を植えつけて育てると、1〜2年で肉厚なおいしいシイタケができます。

    シイタケが生えている原木の写真
  • 燃料

    ストーブや暖炉(だんろ)などに使われる燃料にも木材は使われています。ほかにも、加工時に出る小さな木切れを集めて作る「ペレット」という燃料もあり、無駄なく資源を利用しています。

    薪ストーブの写真

森のサイクル

  • 1

    植林【1年目】

    木を切った後の山を、新しい森に生まれ変わらせるため、地面をきれいに整え、小さな苗木を一本一本ていねいに植えていきます。

    植林の図
  • 2

    下草刈り【1〜5年目】

    苗木が元気に育つために、周りに生える草を刈り取る重要な仕事です。周りの草が大きくなりすぎると、苗木に日光が当たらなくなり、栄養を取られるからです。

    下草刈りの図
  • 3

    枝打ち【11〜30年目】

    枝が残ると、木の中に「節」という黒いあとができてしまいます。きれいな木材を作るために、小さな枝のうちに切り取ってあげるのです。

    枝打ちの図
  • 4

    間伐(かんばつ)【16〜35年目】

    森の中の木が混みあってくると、日光が届きにくくなります。そこで、木と木の間隔を広げるために、一部の木を切り出します。

    間伐の図
  • 5

    主伐(しゅばつ)【46〜60年目】

    大きく育ったスギの木を山から切り出します。木を切り倒したら、市場で売れるように全て決まった長さに切り分けます。

    主伐の図
豊根森林組合で働く人たち
組合員の正面写真
太田 日奈
(おおた ひな)さん

山の形を調べる仕事をしています。

ドローンを使って、山の高さや傾き、木々の様子を調べます。調査データを元に山の地図を作ることで、木を安全に切り出す作業ができるようになります。

組合員がドローンを操作している写真
ドローンの写真
職員の正面写真
石原 雅也
(いしはら まさや)さん

木を切り倒す仕事をしています。

木がどの方向に倒れるか、どのようにしたら安全に倒せるかを考えて慎重に作業します。山崩れや災害を防ぐことにもつながり、森を守る大切な仕事です。

チェーンソーで木を切っている写真
職員の正面写真
宇治 誠也
(うじ ともなり)さん

大きな機械を運転する仕事をしています。

山で切り倒した木を、チェンソーを使って決まった長さに切り、トラックに積んで運びます。大きな木でも、機械を使うことで、安全に効率よく作業ができます。

重機で作業をしている写真

こんな仕事もしています!

  • 森を守る

    木の苗を植えたり、枝を切ったりするだけでなく、苗木を食べてしまうシカなどを追い払ったり、災害が発生した時は倒れた木を片付けたり、道を直したりします。

    木の苗の写真
  • 木を活かす

    大きい丸太は市場に運ばれますが、細い丸太は豊根村の加工場で板材や角材にされ、地元の人向けに販売されます。貴重な資源である丸太を無駄にはしません。

    加工場の空撮写真
  • エコな燃料づくり

    豊根村産の木材を使って、ペレットという小さな固まりを作っています。木を切るときに出る小さな木切れや木の皮を集めて固めたペレットは、暖房などに使える燃料です。

    ペレットを掬っている写真
  • 森の仕組みを伝える

    毎年夏休みに子どもたちを対象とした「森の教室」を開催。森の仕組みや仕事内容を解説して、林業が人々の暮らしを支えていることを理解してもらっています。

    森の教室の写真

組合長からみんなにメッセージ

代表理事組合長
荒川 時男(あらかわ ときお)さん
ミッション

「間伐材」の活用方法を
調べよう!

メッセージを送る