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あいち産業科学技術総合センターの特許技術「赤色みりん」を利用した「紅の梅酒RED」が製品化されました

 愛知県が保有する特許「赤色みりんの製造方法」を利用して、あいち産業科学技術総合センター食品工業技術センター(以下、「センター」という)の技術指導の下、鶴見酒造(つるみしゅぞう)株式会社(津島市)が「紅(くれない)の梅酒※1RED(レッド)」を製品化しました。
 原料に紫黒(しこく)もち米※2を使用した赤色みりんと梅だけを使用したアントシアニン※3の鮮やかな赤い色調を呈した梅酒です。上品な甘さと爽やかな酸味を持ち、ポリフェノール※4を豊富に含んでいます。
 開発製品は平成30年11月3日(土曜日・祝日)、4日(日曜日)に開催される「ふるさと美酒美味(びしゅびみ)まつり名古屋秋場所2018」(久屋大通公園)で披露されます。

Fig1

  赤色みりんを利用して開発された「紅の梅酒RED」

1 開発の背景

 センターと農業総合試験場では、健康食材として注目されている紫黒もち米を原料に選び、紫黒もち米の特徴であるアントシアニンの色を最大限に残し、鮮やかな赤い色調を持つ「赤色みりん」の製造法を開発し、平成22年に特許(赤色みりんの製造方法、特許第4521580号)を取得しました。
 この度、鶴見酒造株式会社では、紫黒もち米を活用した新規酒類の開発を目的として「赤色みりん」に着目しました。特許実施契約の下、センターの技術指導により、「赤色みりん」をアルコールベースとした新タイプの梅酒「紅の梅酒RED」を開発しました。

2 「紅の梅酒RED」について

 赤色みりんと梅だけを使った、赤色みりんの鮮やかなルビー色と上品な甘み、梅の爽やかな酸味と香りを特徴とする梅酒です。
 紅の梅酒REDは、梅に含まれるポリフェノールに加えて赤色みりんのアントシアニン色素を含むため、通常の梅酒に比べてポリフェノールが豊富で、健康効果も期待されます。
 「赤色みりん」の製品開発は3例目※5で、梅酒への応用は初の試みとなります。

              赤色みりん梅酒の製造法

 2

    

                   「紅の梅酒RED」の成分値

3

 

 

 

 

3 「ふるさと美酒美味まつり名古屋秋場所2018」について

  日 時:平成30年11月3日(土曜日・祝日)11時00分~18時00分
             11月4日(日曜日)11時00分~17時00分(予定)

  会 場:久屋大通公園 エディオン久屋広場
       〒460-0008 名古屋市中区栄3丁目16

  主催者:東海テレビ放送(愛知県協力)

  試 飲:チケット制(当日4,000円酒札20枚つづり、おちょこ付) 
       酒札2枚にて試飲予定

4  問合せ先

〇赤色みりん、梅酒の製造法に関すること
 あいち産業科学技術総合センター食品工業技術センター
  発酵バイオ技術室(担当 伊藤)
  〒451-0083 名古屋市西区新福寺町2-1-1
  電話:052-325-8092(ダイヤルイン) FAX:052-532-5791

〇製品に関すること
 鶴見酒造株式会社
  代表取締役社長 鶴見 昌士(つるみ まさふみ)
  〒496-0017 愛知県津島市百町旭46
  電話:0567-31-1141(代表) FAX:0567-31-0586

【参考・用語解説】
用語説明
※1 梅酒 青梅をお酒(ホワイトリカー、焼酎、ブランデーが一般的)に漬け込んで製造されるリキュールである。一般家庭で作る場合は、酒税法の規定によりアルコール分20%以上(みりんは約14%)のアルコールベースを用いなければならない。
※2 紫黒もち米(しこくもちまい) 米の表面(糠(ぬか)の部分)が濃い紫色(黒色)のもち米のことである。古代に日本で栽培されていたという説もあることから、「古代米」と呼ばれる。
※3 アントシアニン ポリフェノールの一種で、紫黒もち米やブルーベリーに含まれている紫色の水溶性色素である。水溶液が酸性になるほど鮮やかな赤色になる。
※4 ポリフェノール ほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分で、自然界に5,000種類以上あると言われている。緑茶や紅茶に含まれるカテキンやコーヒーに含まれるクロロゲン酸もポリフェノールの一種である。ポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化予防や抗アレルギー作用等の効果が報告されている。
※5 赤色みりんの製品化例 (1)平成18年に特許実施契約を結んだ神杉酒造(株)(安城市)において、平成21年に「Cremisi」(クレミシ)が製品化された。
 (2)平成26年に特許実施契約を結んだ杉浦味淋(株)(碧南市)において、平成29年に「SAKURA(サクラ)アモーレ」が製品化された。
※6 Brix(ブリックス) 20℃のショ糖水溶液の重量%濃度に相当する値のこと。Brix値は、試料液に含まれる糖、塩、酸、たんぱく質やアルコール等の含有量が多くなると高くなるので、果汁や清涼飲料の糖濃度の目安、調味料の希釈・濃縮の工程管理、清酒や醤油の発酵管理などに用いられている。