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あいち産業科学技術総合センターが冊子「明日を拓く技術開発」を作成しました -最新の研究成果・技術支援事例を紹介-

 あいち産業科学技術総合センター(以下、当センター)では、県内企業の皆様の抱える技術課題を解決するために、技術開発や技術支援を行っています。
 この度、この中で得られた成果を広く普及し、活用していただくため、最新の研究開発成果と中小企業等への技術支援事例をまとめた冊子「明日を拓く技術開発」を作成しました。
 この冊子では、企業間(BtoB※1)向け製品開発、計測・分析技術、生活関連(BtoC※2)向け製品開発の3分野で、当センターの研究成果や企業の皆様が抱える技術課題の解決につながった技術支援を60事例、写真入りで具体的に分かりやすく紹介しています。
 この冊子は、当センター(本部及び各技術センター)で本日から配布するとともに、Webページ(http://www.aichi-inst.jp/)上でも公開します。

1 概要

(1)発行目的
 当センターでは、県内企業の方々の新製品・新技術開発に活用していただくため、これまでの研究成果事例及び技術相談・指導による技術支援の事例を2年ごとに取りまとめて紹介しています。

(2)構成
 平成29年度までの主な研究開発成果・技術支援 60事例
 (A4判 本文21ページ カラー写真入り)

   企業間(BtoB)向け製品開発    31事例
   計測・分析技術            16事例
   生活関連(BtoC)向け製品開発   13事例

2 作成部数

2,000部

3 掲載内容の例

(1)No.1 積層造形装置を活用した測量用機器の開発    (本部共同研究支援部)

 測量用機器材の製造販売企業から、測量用プリズムの開発にあたり、積層造形装置を用いた試作を活用したいとの相談がありました。

  • 特徴・方法
     レーザー粉末焼結造形装置により、自動追尾用プリズムの樹脂成形部品の試作品を数種類作製し、製品のデザインや製造用金型の見直しのための評価を行いました。
  • 成果・波及
     優れたデザイン性と高い機能を併せ持った測量用機器(自動追尾用プリズム)をスピーディに開発することができました。

Fig1

 

(2)No.4 ガラス繊維強化樹脂の廃材から工業用ブラシを開発  (産業技術センター)

 ガラス繊維強化プラスチックの廃材を用いて、線材の改良に企業と取り組み、工業用ブラシを開発しました。

  • 特徴・方法
     このブラシ用線材は、熱可塑性樹脂製の線材と比べて、同等の耐摩耗性を有し、耐折損性が高く、ねじりなどの加工が可能です。自動車部品成形時に出る成形不良品、成形端材を利用していることから、環境負荷が低いことも特徴です。
  • 成果・波及
     バリ取り、錆取り用の工業用ブラシとして市場に出荷しており、既存品では除去できなかった錆や塗料をはがすこともできます。自動車部品メーカーで利用されています。

 

Fig2

 

(3)No.51 蓄光セト・ノベルティ陶磁器の商品開発             (瀬戸窯業試験場)

 焼成収縮の少ない蓄光粘土及び、それを使った盛り上げ加飾手法を完成させ、企業との共同出願により特許申請しました。(特願2017-235260)

  • 特徴・方法
     特許第5776040号として平成27年度に特許が成立した、「セラミックス工芸品用の成形材料」の蓄光粘土に対して、焼成収縮の低減を実現し、蓄光粘土を使った磁器素地等への盛り上げ加飾手法を改善したものです。
  • 成果・波及
     以前の手法では十数%あった焼成収縮が、新手法においては、数%程度と大きく改善され、特に盛り上げ加飾において設計どおりの商品製造を可能としました。この技術を生かして、写真の蓄光花籠や、聖母マリア像、リース(壁やドアの飾り)などを商品化しました。

Fig3

4  問合せ先

あいち産業科学技術総合センター産業技術センター
 総合技術支援・人材育成室 室田、宮嵜
 〒448-0013 刈谷市恩田町一丁目157番地1
 電話:0566-24-1841(代)  FAX:0566-22-8033
 URL:http://www.aichi-inst.jp/

【用語解説】
用語説明
※1 BtoB Business to Businessの略。企業が企業に向けて商品やサービスを提供する取引を意味する。
※2 BtoC Business to Consumerの略。企業が個人に対して、商品やサービスを提供する取引を意味する。