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釉薬(ゆうやく)データベース※1を公開します!ー釉薬データベース公開記念講演会を併せて開催しますー

 釉薬は陶磁器製品の表面を覆う光沢のある層で、その調合条件や焼成※2(しょうせい)条件は、陶磁器の色合いや質感を決定する重要な要素となります。
 この度、陶磁器メーカーの新製品開発に活用していただくため、あいち産業科学技術総合センター産業技術センター瀬戸窯業試験場(瀬戸市南山口町)のおいて、釉薬テストピース※3(焼成後の釉薬の色見本)約15万点と、目的の釉薬を検索・抽出可能な釉薬データベースを平成31年(2019)年5月23日(木曜日)から公開します。
 また、本公開日に合わせ、国立研究開発法人産業技術総合研究所中部センター(名古屋市守山区)(以下「産総研中部センター」)で長年釉薬研究に携わってこられた杉山豊彦(すぎやまとよひこ)氏をお招きし、記念講演会を開催します。
 参加費は無料です。多くの皆様の御参加をお待ちしています。

1 開発の背景

 今回公開する釉薬テストピース約15万点は、産総研中部センターにおいて、長年にわたる陶磁器研究の過程で収集・蓄積されたもので、産総研中部センターから譲渡を受けたものです。また、釉薬データベースは、釉薬テストピースの一部のデジタルデータを産総研中部センターが作成し入力を進めていたものを、使用許諾を得て譲り受けたものです。
 瀬戸市周辺は古来より日本有数の陶磁器産業の集積地です。「瀬戸七釉※4」と言われる伝統的な釉薬を駆使して、様々な色彩の製品を生産する一方で、他社との差別化を図るため、オリジナリティのある自社独自の釉薬を研究開発するなど、陶磁器メーカーは新製品開発に余念がありません。
 釉薬原料※5の種類や産地、配合割合といった調合条件や、温度などの焼成条件の違いで、釉薬の色や光沢に無限と言ってもいいほど多様なバリエーションが得られます。陶磁器メーカーは、製品のイメージに合う釉薬を見つけるために、原料の調合条件や焼成条件を変え、何度も焼成試験を行うなど、膨大な労力と時間を費やします。
 今回公開する釉薬テストピース(図1)と釉薬データベース(図2)を活用していただくことで、この労力と時間を大幅に短縮できるものと期待しています。

釉薬テストピース釉薬データベース


    図1 釉薬テストピース(一部)              図2 釉薬データベースの閲覧画面

2 開発内容

 公開する釉薬テストピースは、調合条件や焼成条件など様々な情報が書きこまれた台紙に貼られ、年代順に番号を付した上で、作製した研究者ごとにまとめて箱に収納されています。
 釉薬データベースには、釉薬名・分類、原料調合、ゼーゲル式※6、焼成温度、焼成条件、色、外観など、様々な情報が入力されており、目的の釉薬を容易に検索・抽出することが可能です。
 なお、釉薬データベースは今後も入力を進め、更に充実させていく予定です。

3 記念講演会

  釉薬データベースの公開にあたり、記念講演会を開催します。産総研中部センターで長年にわたって陶磁器・釉薬を研究してきた杉山豊彦氏を講師にお招きします。

記念講演:釉薬データベースの利用方法
      ~名古屋工業技術試験所・産業技術総合研究所中部センターの歴史とともに~

講   師 :元産業技術総合研究所中部センター 研究員 杉山 豊彦(すぎやま とよひこ) 氏

日   時 :平成31(2019)年5月23日(木曜日) 午後1時30分から午後2時30分まで

会   場 :あいち産業科学技術総合センター産業技術センター
        瀬戸窯業試験場 講堂 (瀬戸市南山口町537)

定   員 :50名(申込先着順)

参 加 費:無料


申込方法 :申込書 [PDFファイル/453KB]に御記入の上、FAX又は電子メールでお申し込みください。
       申込書は産業技術センター瀬戸窯業試験場(瀬戸市南山口町537)で入手できます。
       あいち産業科学技術総合センターのWebページ(http://www.aichi-inst.jp/news/)からも
       ダウンロードできます。

申 込 先:あいち産業科学技術総合センター産業技術センター瀬戸窯業試験場
       〒489-0965 瀬戸市南山口町537
       FAX:0561-21-2128
       E-mail:seto@aichi-inst.jp

4  問合せ先

 あいち産業科学技術総合センター産業技術センター瀬戸窯業試験場
  製品開発室 (担当 山田、長谷川)
  〒489-0965 瀬戸市南山口町537
  電話:0561-21-2116 FAX:0561-21-2128
  E-mail:seto@aichi-inst.jp 
 

【用語解説】
用語説明
※1 釉薬データベース釉薬の色見本と作成条件を検索・閲覧できるデータベース。
※2 焼成陶磁器原料を製品の形に成形した後、また、その表面に釉薬を施した後、窯炉(窯業用の炉)を用いて高温で加熱することにより、陶磁器製品の形状の固定や釉薬の発色等を行う工程。
※3 釉薬テストピースイメージ通りの釉薬を得るために調合や焼成条件などを微妙に変えて焼成した釉薬の色見本。
※4 瀬戸七釉古来より瀬戸産地で用いられてきた織部釉、志野釉、黄瀬戸釉、古瀬戸釉、灰釉、御深井釉、鉄釉の伝統的な釉薬を指して瀬戸七釉と呼ぶ。
※5 釉薬原料長石や硅石、粘土、金属酸化物、植物灰などを精製、粉砕したもの。
※6 ゼーゲル式陶磁器の成分を塩基性酸化物、中性酸化物、酸性酸化物の三つに分類し、その三つの酸化物をモル比(原子の数)で表した式。

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