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令和元年度第1回愛知県道徳教育推進会議の概要

ページID:0247798 掲載日:2019年8月9日更新 印刷ページ表示

令和元年度第1回愛知県道徳教育推進会議を開催しました。

   令和元年6月11日(火曜日)愛知県東大手庁舎で、令和元年度第1回愛知県道徳教育推進会議を開催しました。

  開催目的は、本県の学校における道徳教育をより効果的に推進するとともに、道徳教育の充実・推進に向けて、県民全体で取り組む気運を醸成することです。

  今回の会議では、令和元年度の協議題「『特別の教科 道徳』を要とした道徳教育の充実」について、多方面からの御意見・御助言をいただきました。その内容を報告いたします。

推進会議の概要

日時:令和元年6月11日(火曜日)10時00分~12時00分

会場:愛知県東大手庁舎 研修室A

1 開会

2 愛知県教育委員会あいさつ(義務教育課長)

3 委員等紹介

4 議長・副議長選出

5 議長・副議長あいさつ

6 議事

 

【報告事項】

(1) 平成30年度愛知県道徳教育推進会議の取組について

(2) 令和元年度愛知県道徳教育推進会議の協議題について

【協議事項】  (意見は「・」)

(1) 協議内容

  「『特別の教科 道徳』を要とした道徳教育の充実 -『考え、議論する道徳』の実現-」について

 

・ 形だけの研究にならないようにしたい。「考え、議論する道徳」にするためには、発問が要になってくる。まずは、子供たちが言いやすい発問にするとよい。

 

・ 教科書には、発問まで示してあるものもある。しかし、子供の思考に寄り添って発問を考えることも大切である。子供の思考に沿って考えることで、発問が変わってくる。子供の視点で授業を考えることを大切にしたい。

 

・ 子供が、本音を言いにくい雰囲気があるのではないか。本音が出てこなければ、形式だけの授業になってしまうのではないか。

 

・ 教科書に内容項目が書いてあると、それに反する意見は言いにくくなってしまうのではないか。

 

・ 教科書に書いてある内容項目を見てしまうと、子供は、話合いの方向性を理解してしまう。そこで、その方向の意見を言える子が、よい子と見なされてしまうのではないか。教師は、どんな意見も受け入れる覚悟が必要である。ときには、内容項目を示さないで、自由に言わせる勇気もいるのではないか。教師には、話合いをまとめる技術が必要になってくる。

 

・ 「対話」には、「聞いてくれる」「認めてくれる」という雰囲気が必要である。個々の発達段階、障害の有無等の差は大きい。「考えておいて」では、教師の発問の意図を理解できず苦しむ子供もいる。教師には、道徳科の授業で人を育てる意識をもってほしい。

 

 

・ 昨年度、研究推進校を視察したとき、話合いが盛り上がりすぎて止まらない学級があった。また、視覚的に意見が分かるような表示をしている学級もあった。心の中が見える工夫がされると、更によくなるのではないか。また、学級替えのない小規模な学校では、仲がよいがゆえに、心ない言葉を言ってしまう子供もいる。それに対して、言い返せない子供もいる。道徳科の授業で、子供たちの心をもっと育ててほしい。

 

・ 子供たちは、認めてほしいという思いが強い。本音が出し合える雰囲気をつくっていってほしい。

 

・ 教師が、「いいね」と言ってしまうのは、どうかと思う。「なるほど」くらいにしておくのがよいのではないか。教師は、「褒める」と「認める」の違いを意識するとことが大事である。

 

・ 様々な人との関わりが大切である。研究推進校も、そうした取組の計画が多くあってよい。

 

・ 引きこもりも、認められることで外に出られるようになることもある。よって、地域との連携や関わりを、もっと具体的にしていく必要がある。これからの道徳科の方向性は、答えは一つではない課題に取り組むことである。そのため、違う考えを受け入れる力を身に付けていくことも大事である。受け入れてもらえなければ、本音は言えない。したがって、「受け入れるため」の指導が必要となってくる。

 

・ これからは、「授業の落としどころをどこにするのか」「違う意見をどうまとめていくか」をしっかりと考えていかなければならない。

 

・ 道徳科の授業を大切にする先生の学級は、雰囲気もよく、子供が次第によくなっていくと思う。だから、道徳科の授業は、学級経営とのつながりが強いと思う。道徳の教科化は、昨今のいじめ問題によるものである。現実に発生した事案の対応にどう生かしていくかが、今後の課題である。

 

・ 教師は、「教科書で教える」と「教科書を教える」の違いをよく理解しなければならない。授業では、考え、議論した後が大切となってくる。違う考えでも受け入れ、自分なりによく考えることが大切である。子供たちは、自分の成長を記録し、それを活用していくことが大切である。

 

・ 子供たちが、本音を言えないことを解消していくには、共感的な態度を育てていくことが大切である。子供は間違えるものだから、それをみんなで解決していけばよい。子供をみんなで育てていくこと。そのために、道徳科の時間を有効に活用していくことが大切である。

(2) 令和元年度愛知県道徳教育推進会議の計画について

・ 全会一致で承認

7 連絡・依頼事項

8 閉会の挨拶(義務教育課主幹)

9 閉会

問合せ

愛知県 教育委員会事務局 義務教育課

E-mail: gimukyoiku@pref.aichi.lg.jp