ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 組織でさがす > 義務教育課 > 平成29年度第1回愛知県生徒指導推進協議会の概要

平成29年度第1回愛知県生徒指導推進協議会の概要

平成29年度第1回愛知県生徒指導推進協議会を開催しました。

 本会は、本県の生徒指導に関する諸問題についての研究協議を行う協議会です。今回の協議会で、本年度からの新たな協議題である「児童生徒理解を基盤とし、学習指導と生徒指導を一体化した授業づくりについての御意見と御助言をいただきました。その内容を報告します。

 

推進協議会の概要

日時:平成29年5月18日(木曜日)午後1時30分から午後3時まで

会場:愛知県庁西庁舎 教育委員会室

 

1 開会 

2 愛知県教育委員会挨拶(教育長)

3 委員等紹介

4 会長・副会長選出

5 会長・副会長挨拶

6 議事

【報告事項】

(1)平成28年度愛知県生徒指導推進協議会の概要について

(2)平成29・30年度愛知県生徒指導推進協議会の協議題について

【協議事項】

 協議題 「児童生徒理解を基盤とし、学習指導と生徒指導を一体化した授業づくり」について

・ 昨年度、生徒指導の現状・対応等についてアンケート調査を実施した。校長としてリーダーシップを発揮し、取り組んだことを尋ねたところ、「組織的な対応」「関係機関との連携」「児童生徒理解」「授業改善」等が取組の重点として挙がった。
 教師が児童生徒理解を重視し、児童生徒にとって充実感のある授業を行うことが、生徒指導の基盤となることが、各学校で意識されている。本年度から研究・実践が始まる生徒指導推進協議会の新たな協議題は、今、学校が意識し、重視していることと正に同じ方向であると言える。
 また、同じ調査の中で、多くの学校が、児童生徒理解を深める有効な手立てとして、教職員とスクールカウンセラーとの連携を挙げている。子供の背景を捉えるに当たって、スクールカウンセラーなどの専門家の意見は、とても重要であり参考になると回答があった。こうしたチーム学校としての取組により、児童生徒を多面的に理解していくことが重要であると考える。

・ スクールカウンセラーの立場・役割を評価していただいて有り難い。スクールカウンセラーは、教師と異なる視点で子供を捉えることができ、それが、結果として多面的な児童生徒理解につながる。理解を深めていく上で、家庭環境を丁寧に見ていくことが重要なポイントである。また、授業の中で子供の内面を捉えていくことが大切である。例えば「教師の発問に反応しているか」「考えているか」「授業に向かっているか」といった視点で見ていったとき、授業に向かっていない様子が見られたならば、なぜ向かっていないのか、その要因は寝不足なのか、友達とのトラブルなのかと探っていくことが大切である。教師は様々な視点で子供理解を深めており、授業の中で適切な働き掛けがあれば、子供は授業の中で自己肯定感が得られると考える。

・ 子供を育てる目を養いたい。同じ子供の言動を見ていても、スクールカウンセラーは週一回程度、子供と接しているので、教師とは見方が違う。出てくるストーリーが違ってくる。教師は、日々子供を見ているので小さな変化に気付ける。それぞれの立場で子供に関わっていくことが大切である。

・ 昨年度、スクールカウンセラーとの連携により、児童が学校に復帰できた。教職員とスクールカウンセラーとの連携は重要である。また、子供たちが教師に見せる顔と、スクールカウンセラーや友達に見せる顔は異なる。だからこそ両者が情報共有することで児童生徒理解が深まっていく。チームで対応していくことはよいことだと思った。
 一方、生徒指導では、問題が起きてからの対応ではなく、未然防止が大切である。この観点から教職員には、学級の子供たちに均等に言葉を掛け、目を掛け、会話をしてほしいとお願いしている。委員の皆様には、11月に本校においでいただく機会を得ている。若手教師も多い本校であるので、この機会を生かし、勉強をさせていただきたい。

・ 学校の中で、自分の立場で何ができるかを常に考え対応してきた。家庭で何かあっても、子供たちが学校で元気になって、帰っていけるよう心掛けてきた。
 インフルエンザなどで長い間欠席をした子供が、病院での診察後、久しぶりに遅刻で登校したときに、教室に入ることを嫌がる子供と、すぐに教室に入りたいという子供がいる。授業中に遅れて教室に入った子供に対する教師の一言が、子供にとってとても大切であり、担任と学級の子供たちとの関係性がよく分かる瞬間でもある。「よく来たね」と温かい言葉掛けをしてくれる担任がいる学級は、やはり温かさを感じる。子供が早く教室に行きたくなるのだと思う。また、授業の中で、発言をしている子供に対して、教師が相づちを打ちながら聞いてやることも大切だと思う。

・ 貧困等、様々な家庭環境がある。教師の立場・果たす役割は、すごく大きいと感じている。保護者として、声を掛けやすい教師と掛けにくい教師がいる。子供理解を学校と家庭で深めていく上で、より話し合う機会を作ることが大切。教師が多忙なことは保護者もよく理解しているので、遠慮しがちな面もあるのではないか。教師側からも、積極的に保護者側に言葉を掛けていただきたい。

・ 非行少年等の立ち直りのための支援としては、継続した言葉掛けや「いつも気にしているよ」というサインを送ることを大切にしている。また、何か熱中できることを作ることや、大人からきっかけを与えることが必要である。ずっと言葉掛けを継続したことにより、社会人として自立し、立ち直っていくことが現実にある。こうした事例を増やしていきたい。

・ 相談に来る保護者や児童生徒などと接する機会から感じることは、相談者の話を聞く、言葉そのものを聞くことが大切であるということである。また、行動や様子に着目し、「いつもは……なのに、今日は……なのはどうしてか」というように行動の見取りをすることが大切ではないかと考える。
 また、スクールカウンセラーなどの専門家は、話を聞くことが上手である。聞いた話をきちんと整理している。教師でも話を聞くことが上手な人がいるが、聞いた後、整理しているか、どのように整理しているのか。教師とスクールカウンセラーとでは、話の受け止め方や整理の仕方が異なるのではないか。逆に、異なるからこそ、互いが連携し、情報共有することで、互いの見取りが生かせるのではないかと考える。

・ 教師とスクールカウンセラーとの連携は、生徒指導の基盤である。また、均等に声を掛けるということには違和感を覚える。特定の子に対して特別扱いはできないという意味ではなく、例えば、不登校の子供であれば、その子供に応じた言葉掛けを丁寧に行いたい。学習に遅れが見られる子供には、きちんと対応し、できることへの保証をすることが大切である。
 また、学級で「一番になりましょう」という呼び掛けには気を付けたい。「私はみんなの足を引っ張っている」と感じている子供への配慮が必要である。できる子供への配慮、できない子供への配慮の両面が必要であり、集団にうまく入れない子供に対しては、自己の存在感を感じさせてやることが大切ではないかと考える。こうした個別的な配慮等も、生徒指導で大切にすべき視点としたい。

・ 教科の学びどころを重視した授業、特に中学校では多く見られるが、それに加えて、子供の生活を捉え、生かす授業に転換していくことが大切である。特に、小学校の低学年では大切である。「主体的・対話的で深い学び」とも関連するが、教師が家庭やその子の特性等を含めて個を捉え、授業での発言を多面的に理解し、その発言をどう生かすか、他の子供にどう広げるか、つまり教師が授業の意図を明確にし、子供の発言を生かした展開をする、授業構成をしていく必要性があると考えている。こうした授業観を教師はもちたい。

・ 児童生徒理解があって、学級経営がある。例えば、学級の座席配置であっても、子供同士に任せるだけでなく、担任の捉えと意図を踏まえたものにしたい。グループで学習させる場合においても、リーダーとして取り組める子供と弱い立場の子供がいるので、どのようにグループを組むかが大切である。授業の組立てと同じように、授業形態や座席配置、グループ学習なども含めて、児童生徒理解がその基盤である。

(2) 平成29年度愛知県生徒指導推進協議会の年間計画について

・ 全会一致で承認

7 その他

・ 特になし

8 閉会

問合せ

愛知県 教育委員会事務局 義務教育課

E-mail: gimukyoiku@pref.aichi.lg.jp