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平成29年度第3回愛知県生徒指導推進協議会の概要

平成29年度第3回愛知県生徒指導推進協議会を開催しました。

 本会は、本県の生徒指導に関する諸問題についての研究協議を行う協議会です。今回の協議会では、主に平成29・30年度の協議題である「児童生徒理解を基盤とし、学習指導と生徒指導を一体化した授業づくり」の理論・考え方をまとめた生徒指導リーフNo.7について、御意見と御助言をいただきました。その内容を報告します。

 

推進協議会の概要

日時:平成30年2月8日(木曜日)午後2時から午後4時まで

会場:愛知県庁西庁舎 教育委員会室

1 開会 

2 愛知県教育委員会挨拶(事務局長)

3 委員等紹介

4 会長・副会長挨拶

5 議事

【報告事項】

(1)平成29年度第2回愛知県生徒指導推進協議会の概要について

【協議事項】 (質問は「○」、 回答は「→」、 意見は「・」) 

(1)生徒指導リーフNo.7 「児童生徒理解を基盤とし、学習指導と生徒指導を一体化した授業づくり」(理論編)について

○ 文部科学省発行の「特別活動と生徒指導」というリーフがあり、「自己決定の場を与える」「自己存在感を与える」「共感的に人間関係を育む」が生徒指導の三機能として示されている。今回のリーフは自己有用感と自己肯定感が強く打ち出されている。三機能との関連性や、自己有用感、自己肯定感が打ち出された背景等を教えてほしい。

→ 生徒指導の三機能は継続して重視している。次期学習指導要領の趣旨、内容を踏まえ、各教科・領域等全ての授業で、生徒指導の観点から重視すべきこととして自己有用感、自己肯定感を示している。学校現場にとって三機能との関連性が分かりにくいという御指摘は、検討させていただく。

・ 「特別活動と生徒指導」のリーフレットでは、三機能が自己有用感と自己肯定感を高める手立てとして位置付けられている。今回、児童生徒の側で自己有用感と自己肯定感を高める手立てとして、生徒指導の機能を働かせることと捉え直した。このように整理し、学校現場に伝えていただけるとよいと感じた。

・ 存在感というものは非常に感覚的で、最も早期の段階のもの、支えていくものである。また、「自分はこんなことができるよ」という感覚的なものが自己肯定感だったり、有能感だったりする。それらが育まれると、適切な自己決定が促されていくという関係性であると思う。

・ 最終的に社会的自立が大切であり、一人一人が違うことを認めることが大切。今は国語の授業だから算数をやってはだめというのは当たり前。窓から出ようとする子供がいれば、注意するのは当たり前。でも、そのような子供でも教室で楽しいことがあれば、中に入ってくる。そのときの注意の仕方が大事で、「僕はだめなんだ」と思わせるのはよくない。

・ 子供に社会のルールや「だめなことはだめ」と教えることは大事なこと。例えば、危険なことや人に危害を与えることは絶対にあってはならない。そこを毅(き)然と教えることが大事。このリーフで主張していることは、このような規律・規範を前提とし、その中で個人が感じていることに目を向け、言葉を掛け、確認していくことである。例えば、窓から出ようとする子供が、なぜ叱られているのか分からない言葉の掛け方がある。これがだめだったんだと本人が分かる、気付くことができる叱り方もある。

・ 学校視察で授業を参観したので、このリーフの内容は納得できる。ただ、「ここまでおいで、これは正しいことだよ」と教える授業もあると思う。様々な子供がいて、あれこれ言いながらプロセスで学んでいくことは、すごく時間がかかる。時間がかかることをしないと、なかなか自己肯定感や自己有用感を育成することは難しい。

・ 異学年交流等の機会に「自分が役に立った」「教えてあげて、ありがとうって言ってもらえた」などの経験で自己有用感が育つとするならば、多くの時間を過ごす学校で、このような場面を意識して設定することが、教員に課せられていることだと思う。一人一人に輝く場を見つけてあげたい。

・ 学び合いの中で自分の考えをみんなが聞いてくれた、自分の意見が認められた、自分のアイディアがクラスのよい結果につながったなどの経験を積み重ねていき、自分に自信をもち、互いによさを認め合うことで自己肯定感が育っていく。

○ 授業の機能として、学習指導と、個性の伸長と社会的資質や行動力の育成を目指す生徒指導の二つがあると書かれている。1ページの下の四角囲みの図について、この自己肯定感と自己有用感は、個性の伸長と行動力の育成に有効に働くと思う。しかし、社会的資質の育成は、個のよさを生かしていくことだけでよいか。集団の中で学び合うよさ、あるいは学び取っていくことが社会的資質の育成に関わっていくと考えると、この二つでは足りないのではないか。

→ このリーフでは、自己有用感は集団の中で育まれるという位置付けをしている。例えば、周りの人に何かをして役立ったときに「ありがとう」と言われたり、グループ学習の際に周りの友達から「そんなことに気付いていたの」と認められたりしたときに、自分の意見は周りの人にとても役に立ったんだと、その集団に対する寄与で跳ね返ってくるものを自己有用感としている。また、この自己有用感から自己肯定感が生まれるという考え方をしている。自己肯定感が先ではない。集団を大切にするという意識をもち、自分がどのように貢献をしていけるのかを考えたり、集団の中で役に立っていることを感じて自分のよさを認めたりしていく。こうした考え方のもとで、この自己有用感という言葉を取り扱っている。

・ 学校では子供が、高学年の姿に憧れながら成長していくというイメージがある。例えば、班の中に聞いてくれる人がいるから、頑張って伝えようと思う子供がいて、その子供が成長する。班活動で一人一人が自信をもてるようになることが大切だと思う。

・ 子供のよさを認めていこうという点をリーフは明示していると思う。前回のリーフでは、善し悪しも含めた「特徴」という言葉だったが、今回は「特長」という言葉に変わった。子供の全体像を丸ごと受け入れるけれども、特によいところを伸ばしていこうという点がリーフに書かれている。一人一人の違いの中でも、よいところに着目し、よいところを認めていこうとしている。学習規律を守った上で、一人一人のよさを集団で生かせるようにという点は納得がいく。自己肯定感や自己有用感から社会的資質にいくまでには、何か言葉で示してあるとよいと思う。

・ 自己有用感は、社会的資質を高めることと別のことであると主張するとよい。例えば、リーフの右下に四つのグループ学習があり、「積極的に活用したい学習活動」とあるが、このタイトルを「自己有用感を高める学習活動」にすると、この自己有用感、自己肯定感とつながり、集団における規律や相手を大切にするといったことを主張できるのではないか。

・ ペアやグループ学習の積極的な活用は、1ページ右下にある「図」とのつながりが分かりづらい。子供同士が違いを認め合うことを通して、自分の弱いところが分かる。自己肯定感がなければ、自分の弱いところを認めることはできない。集団で関わるよさが、1ページの図からは読み取りにくいが、中を開くと載っている。逆に、自己有用感ではなく、切磋琢磨(せっさたくま)で社会性を磨くという視点で、言葉が示されるとよい。

・ 競争ではなく、補い合う、自分と相手の秀でたところを補い合ったら、クラスで補い合えたらすごいことになる。これからの時代は、補い合うことが大切。競争とかではなく、自分ができることをグループや学級に出していくことで、自己肯定感や自己有用感がもてるのではないか。

○ そうであるならば、右下の「グループ学習」の中に、「ペア学習で身に付けた力を向上させましょう」という言葉ではなく、「それぞれの子供のよさを生かして、何かが達成できるように支援しましょう」という言葉にすればよいか。

→ それが、助け合うとか、補い合うという言葉だったらよいと思う。

・ でも、このことはリーフ左下に「個々のよさを生かし合いましょう」とあるので、この内容をどこで述べるかになると思う。

・ 自己有用感が高まることで、自己肯定感が高まるという説明が先ほどあった。それならば、大きな矢印の中に「自己有用感を培い、自己肯定感の成長を促す」というように書き込めば、今言われていることが分かる。自己有用感が先にあって、それを育てることで自己肯定感が高まっていくことが示せると思う。

・ 自分だけで有用感があるというのは、「有能感」という。こうして議論をしてくると、一番の上の「個性の伸長」「社会的資質・能力の高まり」につながりがあるような気がしてきた。

・ 言葉が抽象的で、具体的にはどういうことなのかということについて少し説明を加え、明示していただけるとよいと思う。協議はここまでにし、リーフの内容は今日の協議を踏まえて、事務局で検討していただく。

(2) 平成30年度愛知県生徒指導推進協議会の年間計画について

・ 全会一致で承認

7 その他

・ 特になし

8 閉会

問合せ

愛知県 教育委員会事務局 義務教育課

E-mail: gimukyoiku@pref.aichi.lg.jp