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平成28年度防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業を実施しました

平成28年度愛知県における防災を中心とした実践的安全教育総合支援事業について

 文部科学省の委託を受け、愛知県では愛西市が防災モデル地域として、また、常滑市が交通安全モデル地域として市内の安全教育推進の取組を実施しました。

 また、県立特別支援学校7校に緊急地震速報受信システムを設置し、緊急地震速報を活用した避難訓練を実施しました。

0 防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業(文部科学省委託)とは

学校における防災教育を中心とした安全教育・安全管理等の取組を支援するため、次の事業を実施します。
また、各事業の実施を通じて、地域の防災関係機関等との連携体制の構築・強化を促します。

(1)防災に関すること
 ・各種情報ツールや防災に関する科学技術を活用した防災教育・訓練手法等の開発
    緊急地震速報等の防災に関する科学技術等を活用した避難行動に係る指導方法など、児童生徒等が自
  然災害等の危険に際して自らの命を守り抜くため「主体的に行動する態度」を育成する教育手法の開発・普
  及を行います。
 ・普及・災害ボランティア体験活動の推進・支援
   児童生徒等が「支援者としての視点」から、災害ボランティア体験活動等を行うことを通じて、安全で安心な
  社会づくりに貢献する意識を高める教育手法の開発・普及等を行います。
 ・学校防災アドバイザーの派遣・活用
    外部の専門家を学校防災アドバイザーとして学校に派遣し、「危険等発生時対処要領」や避難訓練などに
    対するチェック・助言及び、学校と地域の防災関係機関等との連携体制の構築に関する指導・助言等を行う
    ことにより、児童生徒等の安全確保に向けた体制の改善を図ります。
(2)交通安全に関すること
 ・交通安全を確保するための体制の構築と合同点検の実施
      関係機関、学識経験者等と協力し通学路の交通安全に係る状況の把握、対策等を検討し、特に対策が必
    要な通学路に対し、専門家を通学路安全対策アドバイザーとして派遣し効果的な合同点検を実施します。
  ・交通安全の意識や技能を高めるための教育手法等の開発・普及
       通学路安全対策アドバイザーや関係機関等と協力し、児童生徒等が様々な交通場面における危険につい
    て理解し、安全な歩行、自転車・二輪車等の利用ができるようにする教育手法や、安全で安心な交通社会づ
     くりに貢献する意識を高める教育手法の開発・普及等を行います。
(3)防犯を含む生活上の安全に関すること
 ・登下校時を含めた日常的な学校の安全を確保するシステムの構築
     防犯カメラ等の防犯に関する科学技術等を活用した登下校時の安全確保に係るシステムの構築・普及や
   外部の専門家を事故防止アドバイザーとして学校に派遣し、日常的な事故の防止対策などに対するチェック・
    助言を行わせるなど、登下校時を含めた日常的な学校の安全を確保するシステムの構築を行います。
 ・防犯や日常生活における事故を防ぐ能力を高めるための教育手法等の開発・普及
    児童生徒等が日常生活で起きる事件・事故の内容や発生原因、結果と安全確保の方法について理解し、
     安全に行動ができるようにする教育手法や、安全で安心な社会づくりに貢献する意識を高める教育手法の
     開発・普及等を行います。

1 愛西市の取組

(1) 取組の概要

  • モデル地区内にある小学校、中学校及び地域が、相互に連携して防災教育及び避難訓練等を展開しました。
  • 防災の専門家を指導・助言者とし、地勢や地理的状況を理解させ、災害発生時における適切な判断・行動力を身に付けさせるのに有効な指導方法を探るとともに、日頃の授業の中で防災意識の向上を図る教育手法の開発に取り組みました。

※JICA防災教育担当専門家 近藤ひろ子様及び元半田市立亀崎小学校長 木村孝之様にアドバイザーを依頼しました。

(2)取組の成果

  • 地域の諸団体や住民を巻き込んでの活動となり、広域防災の重要性を再認識することができました。
  • 中学生が活動の中核を担い、「支える」立場としての自覚を高めることにもつながりました。
  • 市としての課題を明確化することができました。
  • 市教委・防災担当部局及び地域、関係機関相互の協働態勢を構築することができました。

(3)今後の活動

  • 児童生徒の実態を考慮した指導目標を設定し、海抜0メートル地帯という地域性に合った学習教材の開発の努めます。
  • 地震発生時に適切な安全行動をとるための効果的な教育手法について、さらに検討を進めます。
  • 本事業の取組を通して得られた成果や防災アドバイザーからの指導・助言を市内全域に伝達・周知します。

2 常滑市の取組

(1)取組の概要

  • 児童が様々な交通場面における危険を理解し、安全な歩行や自転車の利用ができることをねらいとし、モデル校においてシミュレータを活用した交通安全教室を実施しました。 今回は、自転車の乗り始めの時期
  • 授業は、担任と講師のTT(チームティーチング)で行い、指導のポイントとなる場面については、画像を載せたプリントを利用して児童相互に安全な通行の仕方を考えさせるよう工夫しました。

※大同大学 教授 嶋田喜昭様 中京大学 教授 向井希宏様 同大学大学院 菅野甲明様 にアドバイザーを依頼しました。

(2)取組の成果

  • アドバイザーの専門的識見による助言等から、適切な安全対策を講じることができました。また、第2回会議で対策案に関する合意形成が図られた箇所については、道路管理者が施工し、第3回会議で結果を報告することができました。
  • 自転車シミュレーターを活用した授業を通じて、道路に潜む危険や安全通行するために留意すべき事柄について児童が真剣に考えることができました。また、実際の生活道路に視点を当てたことで、交通安全意識の高揚や実践的な態度も養うことにもつなげられました。

(3)今後の活動及び課題

  • 通学路の環境改善に係る予算措置を再検討するとともに、他の中学校区の安全対策を計画的に推進します。
  • 疑似体験を通して学んだことを日常生活における実際の交通場面で活かせるよう、児童自身の危険回避能力の伸長につながるような有効な指導方法を検討します。
  • 学年の発達段階等を考慮し、系統的な交通安全教育の計画づくりを進めていく必要があります。

 3 県立特別支援学校の取組

(1)取組の概要

  • 災害時に自ら適切な避難行動をとることが困難な児童生徒が在籍する県立特別支援学校のうち、モデル校を7校設定しました。
  • モデル校7校に緊急地震速報の配信システムを設置し、校内放送に連動させることにより、児童生徒の緊急避難を効果的に行いました。
  • 緊急放送を活用した避難訓練を実施し、有識者をアドバイザーとして派遣して、避難訓練について意見交換を行いました。
  • 緊急放送を活用したより効果的な避難方法の確立と児童生徒が自分の判断で主体的に避難行動に移れるような環境づくりを研究しました。

※JICA防災教育担当専門家 近藤ひろ子様、名古屋地方気象台 防災管理官 新出祥文様 にアドバイザーを依頼しました。

平成28年度県立特別支援学校モデル校と避難訓練実施日
番号学校名実施日
 1みあい特別支援学校平成28年12月12日
 2 半田特別支援学校桃花校舎 平成28年11月24日
 3 豊川特別支援学校本宮校舎 平成28年11月1日
 4 いなざわ特別支援学校 平成29年1月11日
 5 佐織特別支援学校 平成28年11月9日
 6 春日井高等別支援学校 平成28年10月24日
 7 豊田高等特別支援学校平成28年12月14日

 

 

             

(2)取組の成果

   実施校からの意見です。
  • 生徒が緊急地震速報に慣れることができた。
  • 児童生徒が緊急地震速報について知ることができました。
  • 今後の課題を確認することができた。
  • 素早い退避行動を取ることができた。

(3)今後の課題

   実施校から、今後に必要な事柄を挙げてもらいました。
  • 初動動作(出口の確保やシェイクアウトの仕方)の確認
  • 避難誘導の仕方
  • 職員の役割分担の明確化
  • スクールバスに乗車中の災害発生時の対応マニュアルの作成
  • 緊急地震速報システムの電源系統や通信系統を確認し、作動しなくなる場合がないか確認する。
  • 訓練時以外でも速報の存在を意識させていけるようにしていきたい。

5 成果発表会

平成29年2月8日(水曜日)ウィルあいち(愛知県女性総合センター:名古屋市東区)ウィルホールにて成果発表会を開催いたしました。
●「学校防災の現状と課題」として、兵庫県立大学環境人間学部大学院環境人間学研究科 准教授 木村玲欧様から、御講演いただきました。 まずは、「一番大事な災害安全の基本をしっかり」と、そして「自分が助かるには何をすればいいのか」、新人はもちろんのこと、ベテランも役に立つ情報満載の講演でした。
●各市の取組成果を発表しました。

問合せ

愛知県教育委員会事務局保健体育スポーツ課健康学習室安全グループ
担当:加藤・岡本・湯浅・伊藤
ダイヤルイン:052-954-6829
内線:3925・3926
E-mail: kenkogakushu@pref.aichi.lg.jp