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デジタル人材育成のためのカリキュラムを愛知県経営者協会と共同開発しました
愛知県では、「デジタル人材育成ワーキンググループ」(2020年9月設置)において、産業分野のデジタル人材育成の推進について検討を進めてきました。
この度、「デジタル人材育成ワーキンググループ中間取りまとめ」(2021年3月策定)において、2021年度に先行実施するとした事項のうち、「産業界とのカリキュラムの共同開発」について、愛知県経営者協会と連携し、職業訓練におけるデジタル人材育成のためのカリキュラムを開発しましたので、お知らせします。
共同開発カリキュラムについて
愛知県経営者協会と連携し、民間ニーズ把握のために行った企業ヒアリングを踏まえ、検討を行い、民間ニーズを反映させたデジタル人材育成のためのカリキュラムを2コース開発しました。
なお、本カリキュラムに基づく訓練については、離職者等を対象とした「雇用セーフティネット対策訓練」において、今後実施する予定です。
共同開発カリキュラムの目的・特徴
カリキュラム1
ア 目的
ITサービス、情報セキュリティ、ITリテラシーといったビジネスで必要となるITの基礎的な知識・能力を身に付け、企業の業務分析及び業務改善を提案できる人材を育成します。
イ 特徴
企業の業務分析に必要な分析指標や手法に関する知識を習得し、ケーススタディによる分析・提案の実習を行います。
カリキュラム2
ア 目的
基礎的なプログラミング能力やデータベースに関する知識を身に付け、システム開発プロジェクトの一員となれる人材を育成します。
イ 特徴
要件定義、システム設計、実装、テストなどの企業におけるシステム開発の基本的な流れを習得し、チームで開発をする上で必要となるコミュニケーション能力を付与し、実際の開発現場に即した実習を行います。
参考1 デジタル人材育成ワーキンググループ概要
目的
ワーキンググループは、次に掲げる事項について検討を行う。
- デジタル人材の育成のための取組に関すること
- デジタル人材の育成のための関係局の連携強化に関すること
- その他デジタル人材の育成のための必要な事項
設置日
2020年9月30日(水曜日)
「デジタル人材育成ワーキンググループ中間取りまとめ」において、2021年度に先行実施するとした事項
- 製造業向けのデジタル人材育成セミナーの実施
- 公共職業訓練等による年間3,000人以上のデジタル人材の育成
- 産業界とのカリキュラムの共同開発や、企業の要望を踏まえた職業訓練の実施
- 中小企業の経営者や社員など約300人に対するデジタル活用人材育成研修等の実施
参考URL
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jinzai/20210331-digital.html
参考2 雇用セーフティネット対策訓練
愛知県が運営する高等技術専門校において、離職者等を対象として、再就職を支援するため、県内の民間教育訓練機関等に委託して実施している職業訓練。
同訓練では、求職者の多様なニーズに応えるため、デジタル分野の他、介護分野や事務分野など様々な分野のコースを実施。
参考URL
https://www.aichivti.ac.jp/soshiki/sangyojinzai/saftynet-recruit.html