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第30回「すまいる愛知住宅賞」受賞作品が決定しました

平成30年9月26日(水曜日)発表

第30回「すまいる愛知住宅賞」受賞作品が決定しました

 愛知県をはじめ名古屋市や民間団体等で構成する「愛知ゆとりある住まい推進協議会」では、“ゆとりと安らぎのある住まい”を実現した住宅を表彰する「すまいる愛知住宅賞」を開催しています。

 この度、第30回の受賞作品が決定しましたので、お知らせいたします。なお今回は、開催30回を記念して「すまいる愛知住宅賞30回記念大賞」を設けています。

 10月25日(木曜日)に名古屋市中区役所ホールで表彰式および入賞作品の紹介を行います。

 また、表彰式に引き続き、第30回「ゆとりある住まい講演会」を開催します。どなたでも御参加いただけますので、事前にお申込みのうえ、是非、御参加ください。(講演会の詳細はこちら

1.応募点数

33点

2.入賞作品等

入賞作品一覧
賞の区分作品名称受賞者(設計者)
すまいる愛知住宅賞
愛知県知事賞
上郷の家吉田夏雄建築設計事務所
吉田 夏雄
すまいる愛知住宅賞
名古屋市長賞
L L HOUSED.I.G Architects
吉村 昭範
すまいる愛知住宅賞
住宅金融支援機構東海支店長賞
竪の家佐々木勝敏建築設計事務所
佐々木 勝敏
すまいる愛知住宅賞
UR都市機構中部支社長賞
連棟の家studio velocity 一級建築士事務所
栗原 健太郎、岩月 美穂
すまいる愛知住宅賞
愛知県住宅供給公社理事長賞
House NI -裏とオモテと境界-1-1 Architects 一級建築士事務所
神谷 勇机、石川 翔一
すまいる愛知住宅賞
名古屋市住宅供給公社理事長賞
丁田町の家co2works 一級建築士事務所
中渡瀬 拡司
佳作
愛知県森林協会長賞
加納馬場の家スミレ設計室
小林 淳
審査委員長特別賞瑞穂の家株式会社濱田建築事務所
濱田 修
すまいる愛知住宅賞30回記念大賞羽根北の家佐々木勝敏建築設計事務所
佐々木 勝敏
※ すまいる愛知住宅賞の受賞者には、記念盾及び副賞が授与され、後援団体の長から賞状が授与されます。(すまいる愛知住宅賞30回記念大賞には後援団体の賞はありません。)佳作及び審査委員長特別賞の受賞者には、賞状及び副賞が授与されます。また、愛知県森林協会長賞の受賞者には、協賛団体の長から賞状が授与されます。
   外観写真

(外観写真)

内観写真

(内観写真)

すまいる愛知住宅賞 愛知県知事賞 
入賞作品 「上郷の家」

3.総評

審査委員長 古谷 誠章

  すまいる愛知住宅賞の審査委員長を務めて10年目となりました。この間の変化でとても印象的なのは、多くの設計者が繰り返し応募をしてくださり、年ごとに確実にレベルを上げた住宅作品をつくられていることです。この賞がそれに貢献できているのだとすれば、選定に携わる者として、これ以上うれしいことはありません。

 今年もそれぞれに個性的で、質の高い作品が集まり、現地審査の対象を選ぶのにも苦労しましたし、最終選考でも大変白熱した議論がなされました。思えば愛知県内には、大都市部あり、住宅地あり、郊外あり、田園部あり、またそのいずれでもない特徴ある多様な環境があって、まさに住環境のショールームのような趣があります。今年の県知事賞に選ばれた豊田市に建つ『上郷の家』は、両親の暮らす母屋、既存の納屋とともに庭の畑をとり囲む敷地にあり、隣家も含めての昔からの環境の中にあって、それらに穏やかに調和する独特の風情がありました。飄々とした顔を持つ家ですが、これが建ったことで、その周辺までもがいっぺんに良くなってしまったように思います。不思議な影響力がありました。

 一方、こちらも古い母屋と納屋に挟まれて建っていますが、意欲に満ちたチャレンジの集積によって、見事な住宅を完成させたのが『竪の家』です。外部に対して閉ざした顔を持ちますが、一度内部に入るとその光の美しさは荘厳と言えるほどのものがあります。様々な木の素材、そのプロポーションや質感がバランスよく組み合わされることで、洗練された空間をつくり出しています。

 審査委員長特別賞に選んだのは『瑞穂の家』です。恵まれた大きな敷地を活かして、三世代の家族がそれぞれに居心地良く暮らせる住まいが、巧みに組み合わされて構成されています。驚いたのは、この設計者がこれまでに入賞した住宅のいずれとも趣の異なった、力量の幅の広さを見せてくれたことです。

 第30回を記念して、私が審査に携わった過去10年間の全入選作品の中から選んだ、そのグランプリとも言える記念大賞は『羽根北の家』(2015年)です。改めてすべての入選作を振り返って、この作品ほどその斬新なアイディアに圧倒されたものはありません。サイズの大きな格子梁によって、木造にしてこんなに大胆な無柱空間が生まれています。視覚的には見通せて繋がっていながら、それぞれに区分されている、見たこともないような住宅でした。

 この賞が総体として、優れた次世代の設計者を育み、新しいゆとりある住まいの創造を目的とするなら、これはその大きな成果であると思います。

4.表彰式及び入賞作品等の紹介

  • 日時 平成30年10月25日(木曜日)午後1時から午後2時20分まで
  • 場所 名古屋市中区役所ホール

同日同会場にて午後2時30分から、第30回「ゆとりある住まい講演会」を開催します。

  • 講師   やました ひでこ氏(一般財団法人 断捨離代表/クラターコンサルタント)

  • 演題   『断捨離』 ―心地よく豊かに生きる―