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環境教育 協働授業づくり研修「子どもの目が輝く授業/講座のつくり方」を開催しました
環境教育 協働授業づくり研修「子どもの目が輝く授業/講座のつくり方」
愛知県では、環境の課題解決に取り組む地域の人材と学校が協働して授業を創り上げる「協働授業づくり」を進めることで、より効果的で実感を伴った環境教育の普及を目指しています。その一環として、県内の事業者やNPO、教員等を対象に下記のとおり研修を開催しました。
1 日時
平成29年8月22日(火曜日) 午前10時から午後4時まで
2 会場
あいち環境学習プラザ(愛知県東大手庁舎1階) セミナー室
3 対象者
学校や地域で環境教育を実践している・実践しようとしている方(事業者、NPO等)
教員・教員志望の方
教員・教員志望の方
4 参加者数
33名
5 内容
(1)新しい学習指導要領のもとでの学校教育
講 師
愛知教育大学 教授 大鹿 聖公 氏
内 容
平成29年3月に発表された新しい学習指導要領の、3つのキーワード「キー・コンピテンシー」「アクティブ・ラーニング」「カリキュラム・マネジメント」を基に、体験を交えながら、これからの教育に求められることについて学びました。
また、学校現場の現状などを基に、協働授業を成功させるためのポイントについても学びました。
大鹿教授による講義 | アクティブ・ラーニングを体験する参加者 |
- キーコンピテンシー
コンピテンシー(能力)の中で、特に、1「人生の成功や社会の発展にとって有益」、2「さまざまな文脈の中でも重要な要求(課題)に対応するために必要」、3「特定の専門家ではなくすべての個人にとって重要」、といった性質を持つとして選択されたもの。 - アクティブ・ラーニング
「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善を行うことで、学校教育における質の高い学びを実現し、学習内容を深く理解し、資質・能力を身に付け、生涯にわたって能動的(アクティブ)に学び続けるようにすること。 - カリキュラム・マネジメント
学校全体として、教育内容や時間の適切な配分、必要な人的・物的体制の確保、実施状況に基づく改善などを通して、教育課程に基づく教育活動の質を向上させ、学習の効果の最大化を図ること。
(2)事例紹介1 単元対応プログラムの試み
紹介者
豊田市自然観察の森 レンジャー 猪俣 寛 氏
内 容
環境学習プログラムを学校の単元に合わせて実施している事例から、地域や野外で体験学習をすることの子供や学校にとってのメリットがなどが紹介されました。
豊田市自然観察の森による事例発表 |
(3)事例紹介2 株式会社山田組の実践
紹介者
株式会社山田組 山田 厚志 氏
内 容
出前講座にあたり心がけている、「自分の強みを活かす講座」「必要に応じた事前訪問」「共通言語としての指導案」といったポイントを紹介していただきました。
(株)山田組による事例発表 |
(4)演習 お互いの情報を持ち寄って最適な協働授業づくりプランを作成してみよう!
講 師
愛知教育大学 教授 大鹿 聖公 氏
内 容
事業者、NPO、教員、学生、行政など多様な参加者6~7名が1つのグループになり、参加者それぞれの強みを活かし合って協働授業プランをグループごとに作成しました。
協働授業プランづくり | 発表の様子 |
6 参加者の声(抜粋)
- 「子どもたちが主体的に考えられるようになる」という事が求められている背景が分かり、いろいろ試してみようと思った。
- 現場の教員や企業の方の話を聞けて学ぶことが多かった。
- いろんな立場の人と交流が出来たので刺激と参考になった。