消費者トラブル情報<あいちクリオ通信2020年11月号>2020年度上半期(4~9月)消費生活相談の集計と分析
2020年11月27日(金曜日)発表
-消費者トラブル情報- <あいちクリオ通信>
愛知県及び市町村の消費生活相談窓口には、消費生活に関する様々な相談が寄せられています。
この「-消費者トラブル情報- <あいちクリオ通信>」では、消費者被害の未然防止を図ることを目的にその時々の具体的な相談事例を紹介し、消費者トラブルに対する注意を喚起しています。
11月号の概要
2020年度上半期(4~9月)消費生活相談の集計と分析
~「新型コロナウイルス関連」の相談や「定期購入」の相談が急増~
【2020年度上半期の相談の概要】
~相談件数が11%増加~
○ 愛知県及び市町村に寄せられた相談件数は、25,279件(県:6,820件、市町村:18,459件)で、前年同期に比べ、2,504件、11.0%増加しました。
○ 年代3区分別に増減数をみると、すべての年代区分で増加しており、特に若者(30歳未満)からの相談が3,782件と、前年同期(3,174件)に比べて目立って増加(19.2%)しています。
○ 商品・サービス別では、不審な電話・メールや、身に覚えのない商品が届く、などの商品が特定できない「商品一般」が、2,623件で最も多く、以下、アダルトサイトや出会い系サイトなどの「デジタルコンテンツ」(2,159件)、「健康食品」(1,999件)、「保健衛生品その他」(1,022件)の順となっています。
○ 年代別の平均既支払額※は、70歳以上の786千円が最も高く、他の年代に比べ高額となり、高齢者の消費者被害の深刻化を表しています。
※契約金額のうち、既に支払った金額の平均額
【2020年度上半期の特徴的相談】
○ 新型コロナウイルス関連の相談が3,713件
「マスクが買えない」などのマスクに関する相談や、旅行や結婚式の中止等に伴うキャンセル料の支払いなどに関する相談が急増しました。
○ 「健康食品」「化粧品」の定期購入に関する相談が一段と増加
「お試し」のつもりで申し込んだら実は「定期購入」だった、という相談が、前年同期に比べ、1.4倍に増加しました。
○ 「健康食品」に関連した「危害」に関する相談が1.4倍に増加
インターネット通販などで購入したサプリメントなどの「健康食品」を摂取後に、体調を崩したという相談が増加しました。
◆本集計は、愛知県及び市町村がPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に登録した相談データ(2020年10月28日現在)に基づいて集計しています。
相談窓口
○ 消費者ホットライン ☎188(いやや!)
身近な消費生活相談窓口につながります。
-消費者トラブル情報-<あいちクリオ通信 2020年11月号>
あいちクリオ通信2020年11月号 [PDFファイル/638KB]
問合せ
愛知県 県民文化局 県民生活部 県民生活課
消費生活相談・消費者教育グループ(消費生活相談窓口ではありません)
担当:近藤、寺澤
電話:052-961-2111
内線:5031、5036
ダイヤルイン:052-954-6165
E-mail: kenminseikatsu@pref.aichi.lg.jp