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第45回教育研究論文最優秀賞及び優秀賞受賞者について

最優秀賞及び優秀賞受賞者を紹介しています。
論文については、平成24年2月発行予定の「<教育愛知>愛知県教育研究論文集」に掲載します。

最優秀賞

個人研究の部

●  仲間とかかわり、課題を解決する中で、運動有能感の高まりを実感できる体育学習

      -3年陸上競技「陸上3種競技」の実践を通して-

      刈谷市立雁が音中学校  亀山 健二

【短評】

    陸上競技の学習を通して運動に対する自信を喪失しかけている生徒がいること、生徒同士で課題解決に取り組むという学習態度を養い得ていないこと等を課題とした研究実践である。近年提唱されている「運動有能感」についての先行研究成果を基にして、陸上競技指導上の課題を解決するのに適当な種目選定、課題解決過程の提示、技能・記録の把握等の方法を工夫することで、生徒の運動有能感を高めている。単元計画全体における、種目ごとのコース選択、コツボードの提示、大学生による助言等の具体的な手だての目的が明確であり、他の実践においても必要に応じて取り入れ、生涯にわたって運動に親しむ資質や能力の基盤を育成することのできる汎用性のある研究成果が示されている。

共同研究の部

該当論文なし

優秀賞

個人研究の部

● 話すこと・聞くことの能力を高め、互いに伝え合おうとする児童の育成

       -言語活動の充実を図った国語科の授業を通して-

       稲沢市立稲沢東小学校  川口 めぐみ

【短評】

 学習指導要領改訂の柱である「言語活動の充実」の基盤となる国語科の学習を中心に、話す・聞く能力を養うための小学校における指導の在り方に関する研究実践である。児童の実態と、小学校の指導特性を生かして、具体的な学習内容を精選し、国語科における指導内容を日常の場において確実に定着させ、更に国語科における指導によって次の段階に進むという年間を見通した指導がなされている。個々の手だてにおいては先行研究の成果を取り入れた実践がなされており、国語科の学習において習得した言語能力を他教科等の学習において用いるという指導の在り方のモデルとなり得る成果である。検証資料も充実しており、データ化した資料と観察資料とが補完し合って効果的に用いられている。

● 自らの問題意識を高め、意欲的に追究し、友達と関わり合いながら学びを深める子どもの育成

       -3年生理科「チョウをそだてよう」の実践を通して-

       刈谷市立亀城小学校  永野 英樹

【短評】

   小学校3年生という理科学習の入門期において、観察や実験等の活動には積極的に取り組むが、気づきをもとにして追究する態度を醸成し得ていないことを課題とした研究実践である。児童の関心を引きつけるための拡大模型、気づきの充実を図るための顕微鏡、児童の言語活動を補助する模型等の教材・教具の活用によって観察から生じた疑問を解決する学習活動を実現している。児童個々がそれぞれの教材(モンシロチョウ)を育てたり、観察したりするという定評ある手法を活用しつつ、単元構想と教材の工夫によって学習効果を高めることができている。 

● かかわりをもち,主体的に創造活動に取り組む生徒の育成 

      -3年プロジェクトA「教材開発プロジェクトを成功させろ!」の実践より-

      刈谷市立富士松東小学校  神門 大知

【短評】

    前任の中学校美術科において、主体的に創造活動に取り組ませることを目的として、小学生のための教材を作成するという構想の下、小作品から本作品へと進む段階を経て、技能の習得を図りつつ試行錯誤させるという独創的な単元構想によって取り組んだ研究実践である。生徒相互の思いを伝え合う場を設定することで、言語活動を通して美術学習における様々な視点を獲得したり、考えを深めたりすることができており、新学習指導要領の趣旨をよく反映している。検証資料によって、技能が確実に習得されていく過程がよく示されており、試行錯誤することのよさを生徒が感じていることについても、作品が実際に使われる喜びとともに生徒の学習記録からよく明らかになっている。

●  運動の基礎感覚を高め、仲間と基本的な技能を高め合う中で、できる楽しさを味わう体育学習

     -6年 走り幅跳び「ハバギリスで限界への挑戦だ」の実践を通して-

       豊橋市立本郷中学校  山本 晃代

【短評】

    小学校高学年において養いたい運動の基礎感覚・基礎的技能を身に付けさせ、運動について児童相互で助言し合うことの成果を自覚させようとした研究実践である。研究のねらいにふさわしい種目として「走り幅跳び」を設定し、走り幅跳びに必要な技能を抽出した「ミニギリス」を授業の冒頭で繰り返させることで、各要素の技能向上の実現と達成感による意欲向上とを実現している。また「走り幅跳び」を「ハバギリス」と命名してゲーム性を加えることで技能向上の意欲を喚起し、研究のねらいをよく実現している。検証のための学習記録、記録データ、フォーム改善の写真分析等も充実しており、児童の変容ぶりがよく伝わる成果のまとめである。

 

共同研究の部

● 探究的・協同的な活動で「生きる力」をはぐくむ総合的な学習の時間

       -地域教材「神屋地下堰堤」を活かした横断的・総合的な学習を通して-

      春日井市立神屋小学校4年担当 (代表 澁谷 真由美

【短評】

    校区の「神屋地下堰堤」を教材化することで、その歴史や社会背景の理解や、理科的な検証の実践などを通して、自分の住む地域に誇りと愛着をもつ児童を育てようとした実践のまとめである。「ザリガニ川」として親しんでいた川を改めて見直し、観察することを発端にして様々な気づきが生まれ、人々の願いに結びつく課題を抱くに至る過程もよく工夫されている。外部講師の講話や、グループ学習を取り入れた学習形態、発表方法の工夫等を通して、教材や人との関わりを充実させることができており、知的好奇心を抱きつつ学習を進めている様子が伝わってくる。新たな地域教材開発であり、今後も継続的に発展させることのできる学習主題となっている。

問合せ

愛知県 教育委員会 総務課
総務・広報グループ
担当:星原、宮崎
電話:052-954-6757
内線3810,3811
E-mail: kyoiku-somu@pref.aichi.lg.jp