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県立岡崎工業高等学校で地域活性化などを目的とした課題研究の取組をしています

トヨタ2000GT 1分の1モックアップ製作 ~機械デザイン科の挑戦~

 県立岡崎工業高等学校機械デザイン科では、学科PRとものづくりをしていくために必要な心構えと確かな技術向上、意識改革また、地域活性化を目的として課題研究(授業の一環)として「トヨタ2000GT 1分の1モックアップ製作」という特徴的な取り組みをしています。

 

※モックアップ:外見を実物そっくりに似せた模型のこと。

※トヨタ2000GT:1967年から1970年までの約3年間で337台が限定生産されたスポーツタイプの乗用車。

モックアップ製作の様子

トヨタ2000GT 1分の1モデル製作の様子

 主に、地場産業である自動車を中心にして機械技術やデザイン技術(CAD、設計)を幅広く身につけさせることや工業製品や機械部品などのデザインに関する知識と技術を習得することを目標として、「テキスタイルデザイン科」が改編され平成19年4月に全国で初めての「機械デザイン科」が誕生しました。

 

今回の取組は、自ら自動車を造りたいと思う生徒が課題研究に集まり始まりました。

【コンセプト】

・原寸大のモックアップをつくりたいと思う想い

・45年前の車の再生と新たな改革

・車製作を通して心身共にバランス感覚の強化

【材料】

・スタイロフォーム(発泡スチロールの一種)

・ウレタンフォーム

・角材、平板材 

・水性塗料、油性塗料 など

製作過程

フレーム製作

フレーム製作

心材を組み立て、スタイロフォームを貼り付けていきます。
図面製作

図面製作

実物大製作

実物大製作

厚みを出すためスタイロフォームを骨組みに貼り付けて大まかな形をつくります。
実物大実測

実物大実測

実際の車を細かく測定しデータを集めます。

実物大製作
大まかな形を実物の車に近づくように削っていきます。
ウレタンフォーム貼り付けと削りだし作業

ウレタンフォーム貼り付けと削りだし作業

ウレタンを貼り付けた時にできた角を削り曲線をだしたり、厚みが足りない部分にウレタンを貼りまた削るという作業を繰り返し2000GTの形に近づくようにしました。
削りだし作業

削りだし作業

パテ削り
全体の形が出来上がったところで、ウレタンの上に液化したパテを塗り、乾いたらやすりで削る作業を繰り返し表面を滑らかに仕上げます。
塗装作業

塗装作業

下地処理をし、純正色であるペガサスホワイトを塗装。その後クリア塗装を施し表面に艶出しを行いました。
完成
ライトやメッキパーツなどの部品を取り付け完成。
完成品

完成品

平成25年1月11日から千葉県の幕張メッセで行われた東京オートサロンに出展されました。

高校生では史上初めての出展となり、「世界一軽いトヨタ2000GT」などと話題になり、また来場者からも高い評価をいただきました。

製作に携わった生徒・担当教員の感想

生徒の感想

・リアルモデルの製作という経験をしたことで自信になりました。先が見えず心が折れそうになりましたが、協力した仲間と製作に励み完成ができました。多くの方々から高い評価をいただいたとき、今までの苦労が報われました。

・製作にかかわった期間は自分にとっても大きく成長することができた貴重な時間であったと思います。

・始めは完成するか心配でしたが、いろいろな方々の協力で完成することができ、ここまで協力してくださった皆様に大変感謝しています。

担当教員より

 プロジェクトのメンバーがひとつの夢に向かって協力し、また、成長していく過程がみられることは教員にとって幸せなことだと思います。

 良い結果には、必ず良いプロセスがあります。よくここまで頑張りました。ご苦労さまでした。

 今回の取組は、生徒が作業ではなく心からものづくりがしたいと思う心の開拓ができたことと、今後につながる指導ができたと感じています。

 

※今回製作したトヨタ2000GTは、平成25年11月に開催されます「第23回全国産業教育フェア愛知大会」に、トヨタ2000GT1分の1モックアップ製作のきっかけともなったホンダNSX1分の1モックアップとともに出展される予定です。

ホンダ NSX 1分の1モックアップ

ホンダ NSX 1分の1モックアップ

問合せ

愛知県立岡崎工業高等学校
機械デザイン科
電話0564-51-1646
ファックス0564-51-1648