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第50回教育研究論文最優秀賞及び優秀賞受賞者について

 最優秀賞及び優秀賞受賞者を紹介しています。

 論文については、平成29年2月発行予定の「<教育愛知>愛知県教育研究論文集」に掲載します。

最優秀賞

個人研究の部

考えを伝え合い,仲間と共に表現を磨きながら,分析的に読みを深める生徒の育成

 -3年国語科『故郷』 「お薦めの小説を,大切なあなたへ・・・【小説ガイド】を作ろう」の実践より-

 

 岡崎市立竜海中学校   市川 翔子

 

【短評】

 文学作品を分析的に読み,批評や表現をする力の育成を図った,中学校3年生の国語科における研究である。「小説ガイド(書評)」の作成という最終目標を示して生徒の関心を高め,アプローチ教材による批評の観点の学習,コア教材「故郷」による読解の技術の習得を経て,生徒が自力で書評を書くという表現の学習に至る単元構想が,よく考えられている。特に,読解の技術の習得においては,生徒たちが「3人トーキング」という構造化された話し合いを行う中で,人物,情景,色彩など,主題の理解につながる重要なポイントを自ら発見しており,主体的・協働的な学びが深い学びへとつながっている姿が高く評価できる。今後いっそう求められる思考・判断・表現の力を育む今日的な研究として,汎用性が高く,他の学校の取組の参考になるものである。

共同研究の部

該当論文なし

優秀賞

個人研究の部

未来社会を生きる自分を自覚し主体的に生活をよりよくしようとする子の育成

 -ESDの視点を取り入れた家庭科の実践を通して-

 

 稲沢市立平和中学校   加納 有希

 

【短評】

 主体的に考え,よりよい生活を目指す実践的な態度を,子どもたちに育むことを図った,家庭科における2年間の継続研究である。学習指導要領に示された家庭科の目標,内容項目のねらいを押さえながら,小学生にふさわしいESDの視点を取り込んでいる点が評価できる。特に,学習の目標を,ESDの視点を再編した「地球人ポイント」として分かりやすく示し,「地球人カード」を使って自身の成長を実感させることにより,児童の食物や環境への関心を高め,学習意欲を向上させている点が,よく工夫されている。食材を比較したり,購入する際の視点を考えたりする協働的な授業や,ゲストティーチャーから学ぶ授業,家庭における実践などを通じて,児童が知識を実生活に生かすようになっていく姿がよく分かる研究である。

 

 

主体的に表現しようとする児童の育成を目指して

 -リコーダーの技能向上をきっかけとして-

 

 小牧市立米野小学校   迫田 幸

 

【短評】

 児童が自信をもち,主体的に表現できるようになることを願って取り組んだ,小学校3年生の音楽科における研究である。リコーダーの基本的な技能や,音楽の基礎的な知識を身に付けさせた上で,級友と聴き合って演奏の工夫をする協働的な学習を設定し,児童の表現意欲を高めている点がよい。特に,基礎・基本を身に付けさせる学習においては,リコーダー演奏のポイントについて,児童がイメージしやすいたとえを用いて伝えたり,進級方式を取り入れたり,「音符すごろく」などの教具を用いて知識の定着を図ったりしており,独創的で行き届いた支援の在り方が高く評価できる。発表に臨む児童が,曲目や目当てをグループで話し合って決め,自信をもって演奏する姿から,主題の実現されたことが伝わってくる研究である。

 

 

一人一人の考えを大切にし,友達とのかかわり合いを通して考えを深める子どもの育成

 -6年算数「円の面積」の実践を通して-

 

 刈谷市立小垣江小学校   田中 智子

 

【短評】

 正解に到達することばかりでなく,子どもたちが課題解決の過程を楽しみ,考えの違う友達の意見に興味をもつことを願って取り組んだ,小学校6年生の算数科における研究である。身近なものの教材化や具体物の操作を通じて,児童の興味や関心を高めたり,協働的な問題解決の場を設けて,多様な考えを知るおもしろさに気付かせたりすることにより,児童の追究意欲を継続させている点が評価できる。四角いピザと丸いピザの大きさを比べる,円形の紙を72分割して長方形に近づけるなどのユニークな実践や,「お助けキット」などによる児童の支援には,大きな労力がかかっており,指導者の熱意が感じられる。児童が課題に夢中になり,力を合わせて解決に取り組んでいく姿が印象に残る研究である。

 

 

秋遊びを通して,人とのかかわりを深め,自分や友達のよさに気付くことができる子の育成

 -1年生活科小保連携授業「おしえてあげるね たのしいあき」の実践を通して-

 

 西尾市立一色西部小学校   伴 理香

 

【短評】

 子どもたちが他人との関わりを深め,自分や友達のよさに気付くことを願い,保育園と連携して取り組んだ小学校1年生の生活科における研究である。学級の児童に対する行き届いた理解に基づいて単元が構想されており,全体を通して指導者のねらいに沿ったきめ細かな支援が重ねられている点が評価できる。2年生からおもちゃの作り方を教えてもらった児童たちが,その体験を生かして保育園児と遊ぶ計画を立て,実践前に相互評価を行って改善し,実践して振り返るという学習過程を経ることにより,子どもたちの意欲や主体性が十分引き出され,大きな達成感につながっている。保育園に隣接しているという利点を生かした,小保連携の意義の感じられる研究である。

 

 

他者の立場に立って表現の構想を練り,表したいイメージを粘り強く追求する生徒の育成

 -1年「依佐美バレッジ! -オリジナルペットボトルデザイン-」の実践を通して-

 

 刈谷市立依佐美中学校   三浦 英生

 

【短評】

 生徒がデザインの効果を知り,表現する意欲や技能を高めることを目指した,中学校1年生の美術科における研究である。学習指導要領の指導事項にある「他者の立場に立って,伝えたい内容について分かりやすさや美しさなどを考え,表現の構想を練ること」を目標とし,デザインを考える過程において,構造化されたグループによる生徒相互の批評活動を行い,内容の改善に結び付けている点が評価できる。ペットボトルのパッケージのデザインに,他者の視点を反映させることで,生徒の視野がより広くなっている。また,作品制作に,コンピューターを使った文字デザインの学習を取り入れ,生徒の創造意欲を高めている点もよい。パッケージの工夫を探す際に与えた視点など,小さな工夫の積み重ねが見られる丁寧な研究である。

共同研究の部

該当論文なし

問合せ

愛知県 教育委員会事務局 総務課
総務グループ
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内線:3811、3822
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