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のり養殖
のり養殖

のりの種付け(陸上採苗)風景
平成24年9月21日から、管内ののり漁業者が、のり網への種付け(陸上採苗)を始めました。種付けしたのり網は、養生池で種を発芽させた後、冷蔵庫に保存します。
養殖適正水温となる10月下旬頃には、冷蔵庫からのり網を出庫し海上での養殖が始まります。1ヶ月後の11月下旬には、摘み取りが始まり、新海苔が生産される見込みです。
なお、のりの種付けを地元の小学生が見学しましたので、種付けの概要とともに紹介します。
のりの種付け見学
のり養殖の概要
9月28日に吉田小学校(西尾市吉良町)の5年生58名が、吉田港で「のり網の種付け」について校外学習を行いました。当日は、「石川組合長による概要説明」、「美味しい焼き海苔の試食」、「種付けの見学」が行われました。
普及指導員は、漁業者が種付けに使う顕微鏡の画像をTVモニターに映し出し、小学生に種付けの方法を紹介しました。

石川組合長からの概要説明

顕微鏡を用いた説明
美味しい焼きのりの試食
美味しいのりを扱う問屋さんから、地元吉田産の焼き海苔を提供してもらい試食しました。
海苔は、ほんのりと甘みがあり歯切れも良く、みんな喜んで食べていました。

海苔の試食
のりの種付け見学

水車を使ってのり網にのりの種を付けます
種の付いた網は、水車から下ろし、養生池へ入れます

養生池では、4時間ほど光を当てのり芽の発芽を促します

のりは、夏と冬で形態が違います
夏は、貝殻に潜って生活しています
種付けは、夏ののりを繁茂させた貝殻を使って行います

貝殻の中ののりの状態
丸いのがのりの種です
顕微鏡で400倍の画像です

貝殻から水槽中に出てきたのりの種
顕微鏡400倍の画像です

のり網についたのりの種
黒い点に見えるのがのりの種です
のり網を顕微鏡で100倍にした画像です

のり網の冷蔵
水気を切ったのり網を袋に詰め、冷蔵庫で保存します
10月下旬に海へ網を張り出し養殖が開始されます