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幡豆地区干潟・藻場を保全する会の活動について(アマモの播種)
幡豆地区干潟・藻場を保全する会の活動(アマモの播種)
西尾市鳥羽町の漁業者で構成される幡豆地区干潟・藻場を保全する会の藻場部会では、衰退したアマモ場の再生のため、アマモの播種(種まき)を行い海草のアマモを増やしています。
アマモの群生する場所は、アマモ場と言われ、魚の生息場所、産卵場、保育場としての機能の他、海の水質や底質を浄化する機能を備えています。
今回は、平成24年12月に実施された播種の状況を紹介します。

アマモ場

種まきには、地元の小学生が参加してくれました。作業前に、アマモ場の機能について説明を行いました。

種は6月に三河湾で採取し、発芽の季節となる冬まで冷蔵庫で保存します。

種は、直接播くことも出来るのですが、流出防止と発芽率向上のため、写真のようなマットを用い種まきをします。

泥に種を混ぜています。泥に混ぜることにより発芽率が向上します。このマットを折りたたみ海へ設置します。

アマモ場の再生場所は、西尾市・西幡豆漁港の西側の浅瀬です。

マットは、船で運び、海に入れて行きます。マットが流れないよう潜水士さんに海底へ固定してもらいます。

海底の様子です。春になり、アマモが繁茂してくれることを願っています。