ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 組織でさがす > 農業経営課 > 開発中の系統豚を豚コレラのリスクから回避させるため凍結受精卵を作成し、安全な場所へ移管しました

開発中の系統豚を豚コレラのリスクから回避させるため凍結受精卵を作成し、安全な場所へ移管しました

 愛知県農業総合試験場では、三元肉豚※1の親となる3品種(ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種)の系統豚※2を開発し、畜産総合センターを通じて県内農家等へ供給しています。
 この度、県内で発生が続いている豚コレラに備えて、現在開発中のデュロック種系統豚の種豚から凍結受精卵を作成し、本日、国立大学法人名古屋大学農学部内の施設への移管を行いました。これにより、万が一、豚コレラが場内で発生し、全ての豚が防疫措置の対象となった場合でも、開発中の系統豚が失われるリスクを回避できます。

※1三元肉豚とは、通常食用にされる三種類の品種の豚を掛け合わせた雑種の豚をいいます。一般に、繁殖性が高いランドレース種と大ヨークシャー種を交配させてF1を作り、これに産肉性が高いデュロック種を交配させて作ります。

※2系統豚とは、お互いに一定以上の血のつながり(血縁的には、いとこぐらいのつながり)を持ち、品種内での個体のばらつきの少ない集団を構成している豚です。
系統豚は元の種豚より能力が高く、系統豚を親として生産される肉豚の豚肉は、品質が安定しています。

1 開発中のデュロック種系統豚

 系統豚は近親交配により繁殖能力等が次第に低下します。現在のデュロック種系統豚「アイリスナガラ」は、2007年の完成から12年が経過しました。

 そこで、「アイリスナガラ」に加えて、アメリカ合衆国と国内の6機関から導入した元豚を用いて、2016年から新しい系統豚の開発に着手しており、2022年度に完成予定です。                                      

2 凍結受精卵を作成する目的

 万が一、豚コレラが場内で発生し、防疫措置で飼養種豚が失われた場合でも、作成した凍結受精卵から種豚を再生し、系統豚の開発を再開することができます。

 このため、系統豚の開発が遅れることで生じる豚肉生産への影響を最小限に抑えることができます。

3 保存場所

 豚コレラの発生リスクが無い国立大学法人名古屋大学農学部施設内(名古屋市千種区内)で保管しています。

 

〇参考

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)