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香りが良くトゲが極めて少ない白系ばら品種「愛知2号」を開発しました

ばら 愛知2号
            ばら「愛知2号」
愛知県農業総合試験場(以下「愛知農総試」という。)は、白系ばら品種「愛知2号」を開発し、2021年5月24日付けで種苗法に基づく品種登録出願を行いました。
本品種は、県内生産の主力品種に比べて、花色が一年を通じて安定しており、芳香があり、トゲも極めて少ないなどの優れた特徴から、本県のばら切り花生産のシェア拡大が期待されます。

1 新品種の特徴

(1)花色は温かい印象を与えるやや黄みを帯びた白系です。現在流通している白系主要品種は、夏期高温期に花色が橙色気味に発色する場合がありますが、本品種は一年を通じて花色が安定しています。
(2)現在流通している白系主要品種は香りがほとんどありませんが、本品種は芳香があり、高温期にも安定して香ります。
(3)花が大きく、花束やフラワーアレンジメントに用いると見栄えがします。  
(4)トゲが極めて少ないため、収穫作業や切り花の取り扱いが容易です。

2 開発の経緯

愛知県のばら切り花の生産は、作付面積約47ha、出荷本数3,890万本(令和元年度農業所得統計)と全国第1位に位置しています。しかし、近年は資材や運賃の高騰、購入金額の低下傾向、さらには海外から一年を通じて品質の安定した安価な切り花が輸入されるようになるなど、経営環境が厳しくなっています。この状況を改善する一つの方策として愛知県内の生産者から高品質な愛知県オリジナル品種の育成を望む声に応えるため、品種開発を開始しました。
本品種は、愛知農総試が保有する系統間の交配を2011年に行い、得られた個体群の中から選抜、育成したものです。2017年から現地栽培試験を繰り返し、約10年間かけて開発しました。

3 今後の予定

2021年秋から出荷が開始され、2021年度には1万本、2025年度には10万本が出荷される予定です。

4 期待される効果

現在の主力品種よりも高温期での花色が安定しているので、出荷量が安定します。
また、現在流通している白系主要品種は香りがほとんどありませんが、本品種は香りを有することから、冠婚葬祭だけでなく、新たな需要を喚起し、市場における愛知ブランド評価の向上と産地の活性化が期待されます。

5 関連説明

※ばら切り花の生産状況
2019年における本県のばら切り花生産は、出荷量3,890万本、産出額23億円(出典:令和元年生産農業所得統計)で全国1位です。

6 問合せ先

愛知県農業水産局農政部農業経営課
技術調整グループ
担当 鬼頭、福田
ダイヤルイン 052-954-6410
愛知県農業総合試験場
園芸研究部花き研究室
担当 和田、二村
電話  0561-62-0085(内線540)