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純白で夏の暑さに強いスプレーギクの新品種「スプレー愛知夏3号」を開発しました

スプレーギク スプレー愛知夏3号
     スプレーギク「スプレー愛知夏3号」
愛知県農業総合試験場は、スプレーギク※1新品種、「スプレー愛知夏3号」を開発し、2021年3月17日付けで種苗法に基づく品種登録出願を行いました。
本品種は、花色が純白の夏秋系品種(かしゅうけいひんしゅ)※2で、7月から9月に出荷されます。今後、夏季の白色スプレーギクの主力品種として普及することが期待されます。
※1 スプレーギクは、茎から小枝がスプレー状に広がって多数の花を咲かせるタイプのキクです。花の形や色に様々なバリエーションがあるため、花束、生け花、テーブルフラワーなど様々な用途で利用されています。
※2 キクは通常秋に開花する植物ですが、品種改良と栽培技術の開発により一年中開花・出荷しています。品種には夏(7~9月)に開花・出荷する夏秋系品種(かしゅうけいひんしゅ)と、秋から翌春(10~6月)に開花・出荷する秋系品種(あきけいひんしゅ)があります。

1 新品種の特徴

(1)耐暑性に優れ、開花の遅れや生育障害が少ない夏秋系品種で、7~9月の高温期に品質の高い切花を安定して出荷できます。
(2)花弁の色が純白で、濃い緑の中心部とのコントラストが鮮明です。
(3)花持ちは、夏秋系の従来品種と同程度で、2~3週間程度観賞できます。

2 開発の経緯

近年夏季が高温になり、夏の暑さに強い夏秋系品種でも開花の遅れや、暑さで芽や葉が縮れ枯れる芽焼け、葉焼けなどの障害の発生が増加しています。そこで、高温でも開花の遅れや障害が少なく、花の形も美しい夏秋系白色品種を目標に育成を開始しました。
本品種は、2017年に育成を開始しました。愛知県花き温室園芸組合連合会スプレーマム部会の協力を得て選抜・現地試験栽培を経て、約3年間で開発しました。

3 今後の予定

2021年7月から本格的に出荷を開始します。2021年度には10万本、2025年度には100万本の出荷を目標としています。

4 関連説明

(1)キクの生産状況
2019年における本県のキク生産は、産出額 223億円(出典:令和元年生産農業所得統計)で全国1位です。
(2)スプレーギクの生産状況
本県のスプレーギクの延作付面積は235ha、出荷本数10,180万本、産出額41億円で、全国1位となっています。146戸の農家が生産し、産地では、7月から9月に収穫する夏秋系品種と10月から6月に収穫する秋系品種を組み合わせて、年3回程度の収穫をしています。夏秋系品種の出荷割合は約3割、秋系品種は約7割を占めています。

5 問合せ先

愛知県農業水産局農政部農業経営課
技術調整グループ
担当 鬼頭、福田
ダイヤルイン 052-954-6410
愛知県農業総合試験場
東三河農業研究所花き研究室
担当 奧村、石原
電話  0532-61-6235(内線26)