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大粒でたくさん収穫できる、おいしいイチゴ新品種を開発しました ~赤くて甘い愛知のイチゴ~

イチゴ15-2-8
                 イチゴの新品種
愛知県農業総合試験場と愛知県経済農業協同組合連合会(以下「JAあいち経済連」という。)は、果実が大きくて収量が多い、食味の良いイチゴ新品種「15-2-8」を共同で開発し、2021年1月20日に種苗法に基づく品種登録出願を行いました。
本品種はイチゴの需要が高い11月~2月の収量が特に多いことから、本県のイチゴ生産に大きく貢献することが期待されます。

1 新品種の特徴

(1)栽培特性
  ・県内主要品種の「紅ほっぺ」、「章姫」に比べて2月までの収量は10%程度多く、特に11月~12月の収量は30%程度多い。
   全期(11月~4月)の総収量は同等又はやや多い。
  ・平均一果重は21gで、「紅ほっぺ」20gと同等、「章姫」16gに比べて重い。果形の揃いが良く、収穫・出荷調整作業が省力化できる。
(2)果実特性
  ・果皮色は濃赤色で光沢がある。
  ・果肉色、果芯色が赤く、スライス断面の見栄えが良い。
(3)食味
  ・糖度は収穫期間を通して高く、安定している。
  ・酸味が控えめで、酸っぱい果実が苦手な人でも食べやすい。

2 開発の経緯

本県は、県内全域にイチゴ産地を有する全国6位※1のイチゴ主産県です。主要品種は「章姫」、「紅ほっぺ」、「ゆめのか」※2です。愛知県で育成した「ゆめのか」(2007年3月22日品種登録)は、果実品質は高いものの収穫開始が遅いことから、新品種には、需要が高い11月~2月の収量が多い特性が求められていました。
そこで、農業総合試験場とJAあいち経済連は、2015年から果実が大きく多収の品種の開発に取り組みました。農業総合試験場で交雑した系統から、果実品質が高く、収量性に優れる系統を選抜し、2018年~2019年には県内5産地での栽培試験を重ね、2020年8月に新品種の育成が完了しました。

3 今後の予定

(1)2023年までは無病苗の増殖を進めつつ、現地での拡大試験を実施します。
   2024年からは県内の共選出荷者※3に対して無病苗を供給し、2024年冬から本格的な出荷を開始します。
(2)県内各産地の冬から春に収穫する作型で、順次品種の切り替えを進めます。
(3)本品種は、今後決定するブランド名で販売される予定です。

4 関連説明

※1 栽培施設面積 261ha、出荷量 9,400t(令和元年野菜生産出荷統計)、 産出額 92億円(農林水産省平成30年生産農業所得統計)。
※2 県内共選出荷者の品種構成 「章姫」37%、「紅ほっぺ」30%、「ゆめのか」20%、「とちおとめ」13%(令和2年度JAあいち経済連秋冬作主要品目別出荷計画)。
※3 生産組織に所属し、共同で選果、出荷している生産者を指す。
    愛知県にはイチゴ生産組織13組合からなる「愛知県いちご生産組合連合会」があり、県統一規格又はそれに類する規格で共選出荷している。
    個人で選果、出荷している生産者(個選出荷者)への普及は、当面は予定していない。

5 問合せ先

愛知県農業水産局農政部農業経営課
技術調整グループ
担当 鬼頭、福田
ダイヤルイン 052-954-6410
愛知県農業総合試験場
園芸研究部野菜研究室
担当 松浦、大川
電話 0561-62-0085(内線332)
<共同研究機関>
愛知県経済農業協同組合連合会 
園芸部 青果販売課
所在地 愛知県豊橋市西幸町字笠松111
電話  0532-47-8225