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病害虫研究室

ページID:0054032 掲載日:2015年5月27日更新 印刷ページ表示

臭化メチル剤から完全に脱却した産地適合型栽培マニュアルの開発

 臭化メチル剤は、土壌伝染性病害虫などによる被害防止に優れた効果を示す土壌くん蒸剤として、農業現場で普遍的に使用されてきました。

 しかし、臭化メチル剤がオゾン層破壊関連物質に指定されたことから、その製造及び使用が国際的に規制され、日本を含む先進諸国では平成17年以降、原則廃止されました。

 そこで、これまで様々な研究機関が臭化メチルに代わる新技術の研究を進め、有効な新規代替防除資材などが開発されてきました。

 しかし、臭化メチル剤の他に効果的な防除方法がなく、持続的で安定な生産を確保する技術体系が確立されていない農作物が存在しています。

愛知県農業総合試験場での取り組み

 こうした技術体系が確立されていない農作物には、病害の防除に僅かでも有効な方法を組み合わせることで対応する必要があります。

 そこで、愛知県農業総合試験場では、「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」において、産地の作型・気候・地形に適合させた栽培マニュアルの開発を目指して、「愛知県のキュウリ産地における脱臭化メチル栽培マニュアルの開発」に関する研究を実施しました。

 なお、この「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」では、平成20年度から平成24年度まで各地域の研究機関が中心となって各種農作物における新規代替栽培マニュアルの開発に取り組みました。

問合せ先

愛知県農業総合試験場
環境基盤研究部病害虫研究室
電話: 0561-62-0085 内線472
E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp