ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 農業総合試験場 > 研究報告第44号-013

本文

研究報告第44号-013

ページID:0059304 掲載日:2015年6月2日更新 印刷ページ表示

名古屋種の遅羽性系統の作出と第10世代までの産卵性能の育種選抜

キーワード

産卵率、卵重、卵殻色、遅羽性、名古屋種、白斑点出現率

摘要

本研究は、初生ヒナの容易な雌雄鑑別を可能とする羽性遺伝子の導入を図る目的で、遅羽性遺伝子に固定した名古屋種の系統(NG6系統)を作出し、その後、産卵性能の向上を図るため、第10世代(G10)まで選抜育種を実施した。素材鶏の中から遅羽性を示す個体を選抜した後、産卵率、卵重、卵殻色および白斑点出現率の改良を主体とした選抜を実施した。

その結果、270日齢の卵重は有意な改善効果が得られ、G10では57.2 gとなった。さらに、270日齢の白斑点出現率でも顕著な改善効果がみられ、G10で75.4%まで増加し、高頻度に白斑点が卵殻表面に現れるようになった。

一方、181~300日齢の産卵率は有意な改善効果が認められなかったが、G10では80.0%にまで向上した。卵殻色は強い選抜を実施したにも関わらず、改善効果がみられなかった。

以上のことから、NG6系統の卵重は改良目標値に達したが、産卵率、卵殻色および白斑点出現率は改良目標に達していないため、これらの3形質に重点を置いて育種選抜を継続する必要がある。

著者

中村明弘:畜産研究部(現企画普及部)

長尾健二:畜産研究部

木野勝敏:畜産研究部(現畜産総合センター種鶏場)

野田賢治:畜産研究部(現企画普及部)

宮川博充:養鶏研究所(現尾張農林水産事務所)

内田正起:畜産研究部(現西部家畜保健衛生所)

本文は下記からダウンロードできます。

名古屋種の遅羽性系統の作出と第10世代までの産卵性能の育種選抜

トップページへ

問合せ

愛知県 農業総合試験場

電話: 0561-62-0085

E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)