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2015年農業総合試験場の10大成果

ページID:0112409 掲載日:2015年12月24日更新 印刷ページ表示

2015十大成果

 

 

  農業総合試験場では、新品種や技術の開発などの試験研究について、広く県民の皆様に理解を深めていただくため、研究成果の中から、特に優れたものや社会的関心の高いものを各界からの選定委員に選んでいただき、10大成果として公表しております。

 2015年の10大成果は以下のとおりです。 過去の10大成果はこちら

2015年愛知県農業総合試験場の10大成果一覧
順 位 課  題  名
第1位 極めて良い日持ち性を持つ画期的なスプレーカーネーション新品種「カーネ愛農1号」を開発
第2位 イネいもち病圃場抵抗性遺伝子の集積効果が判明
第3位 「高温性ピシウム属菌」を簡易・迅速に検出できる技術を商品化
第4位 産卵能力の高いウズラ2系統を開発
第5位 スマホで利用できる園芸施設内環境モニタリングシステム「あぐりログ」を開発
第6位 バラ新品種「愛知1号」を開発
第7位 多収で多用途の水稲「愛知125号」を開発
第8位 あいち型植物工場でトマト40t/10aを実現
第9位 天敵卵寄生蜂を利用したダイズ新害虫ミナミアオカメムシの防除技術の開発
第10位 ハウスミカンの省エネ温度管理技術を開発
選定委員名簿
柴田 智子 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 消費生活アドバイザー
邨瀬 隆治 中日新聞事業局社会事業部 部次長
山内 章 名古屋大学大学院生命農学研究科 教授
吉澤 一幸 東海漬物株式会社漬物機能研究所長
濱田 千裕 愛知県農業総合試験場長
各成果の概要と詳しい内容は以下をご覧ください。
2015年愛知県農業総合試験場の10大成果の概要
順 位 課 題 名 概     要
第1位 極めて良い日持ち性を持つ画期的なスプレーカーネーション新品種「カーネ愛農1号」を開発
(農林水産省農食研究推進事業)
 農研機構花き研究所と共同で、日持ち性が極めて良いピンク色のスプレーカーネーション新品種「カーネ愛農1号」を開発した。この品種は、日持ち日数が一般的な品種の3倍程度と極めて長く、需要が高いピンク色の花色である等の特性を持つ。6月10日に品種登録出願を行った。
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第2位 イネいもち病圃場抵抗性遺伝子の集積効果が判明
(農林水産省委託プロジェクト)
 いもち病は水稲で最も重大な病害である。これまで、発病抑制効果は小さいものの、効果が安定して持続する圃場抵抗性遺伝子を利用してきたが、その効果を高めることが課題であった。本研究では、圃場抵抗性遺伝子を複数集積することにより、極強レベルまで抵抗性を強化できることを明らかとした。
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第3位 「高温性ピシウム属菌」を簡易・迅速に検出できる技術を商品化
(農林水産省農食研究推進事業)
 養液栽培の野菜・花き類に被害を与える高温性ピシウム属菌は、伝染能力が高く、発病してからの防除が困難である。そこで、この病原菌を現場で簡易・迅速に検出できる技術を開発し、 平成27年7月に「高温性ピシウム属菌プライマーセット」として株式会社ニッポンジーンが商品化した。
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第4位 産卵能力の高いウズラ2系統を開発  羽色の異なる2系統の卵用ウズラ「WW」と「BB」を開発した。これらの系統は産卵性や規格卵率が高く、種鶉に使用することで生産性の向上が期待される。また「BB」系のオスを利用することにより羽色でヒナの雌雄を鑑別することができ、生産コストの削減につながる。
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第5位 スマホで利用できる園芸施設内環境モニタリングシステム「あぐりログ」を開発
(共同研究)
 施設内環境情報を計測し、クラウド上に蓄積することで手軽に情報を閲覧できる「あぐりログ」を開発した。環境情報を「見える化」することで、より適切な環境制御の実現と、産地の栽培技術の向上やブランド力の強化が期待される。
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第6位 バラ新品種「愛知1号」を開発  赤色で剣弁高芯咲きのスタンダードタイプのバラ切り花品種「愛知1号」を開発した。この品種は、花弁数が多くボリューム感があり、開花速度が緩やかなので、通常の品種に比較して良好な花形を数日長く保つことや、トゲが少ない等の特性を持つ。6月10日に品種登録出願を行った。
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第7位 多収で多用途の水稲「愛知125号」を開発
(農林水産省農食研究推進事業)
 自給率向上のための政策により、加工用米や飼料用米に対する生産者の要望が高くなっている。新たに開発した「愛知125号」は高アミロース米で幅広い加工適性を持っているため、多様な需要に応えることができる。また、収量が多いため飼料用米としても利用できる。
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第8位 あいち型植物工場でトマト40t/10aを実現
(共同研究)
 あいち型植物工場は、新築施設だけでなく、既存の温室やハウスをそのまま活用し、CO2・温度・湿度を高度に制御するものである。本研究では、現場農家に近い規模の施設で、トマト年間収量40t/10aを実証した。さらに、これらの技術をまとめ、「あいち型植物工場マニュアル(トマト編)」を策定した。
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第9位 天敵卵寄生蜂を利用したダイズ新害虫ミナミアオカメムシの防除技術の開発  新害虫ミナミアオカメムシに対しては、発生予察や耕種的防除が行われておらず、定期的な農薬散布による防除に頼っている。ミナミアオカメムシの天敵として2種の寄生蜂が発見されているが、農薬の影響は判っていない。そこで、これらの寄生蜂の生態、薬剤耐性等を明らかにし、総合的防除技術を開発した。
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第10位 ハウスミカンの省エネ温度管理技術を開発  農業用重油価格は現在も高い水準にあり、ハウスミカン経営を圧迫している。そこで、暖房機の設定温度と実際に稼働し始めるまでの温度差を慣行の0.8℃から4.0℃に拡大したところ品質・収量を落とさず、暖房機の稼働時間を約10%短縮することができ、重油使用量を削減することができた。
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