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育成品種 花き28

ページID:0389179 掲載日:2022年4月1日更新 印刷ページ表示

カーネーション「カーネフジ愛農1号(仮称)」

 愛知県農業総合試験場(以下「愛知農総試」という。)、イノチオ・フジプランツ株式会社(以下「フジプランツ」という。)、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(以下「農研機構」という。)は、スプレーカーネーション新品種、「カーネフジ愛農1号(仮称)」を開発し、2021年5月24日付けで種苗法に基づく品種登録出願を行いました。
 本品種は、早生性(わせせい)で10月下旬から収穫できるため収量が多く、茎が軟弱になりやすい秋期でも茎が硬いので高品質な切り花が収穫できることから、本県のカーネーション生産に大きく貢献することが期待されます。

「カーネフジ愛農1号」

   カーネフジ愛農1号(仮称)

 

「カーネフジ愛農1号(仮称)」の特徴

  • 花びらは鮮やかな濃いピンク色です。
  • 花の日持ちが良く、消費者は長く楽しむことができます。
  • 茎が硬いので秋期でも高品質な切り花を出荷できます。
  • 早生性で10月下旬から収穫できるため、切り花が多く収穫できます。

 

開発の経緯

 本品種は、愛知農総試と農研機構の共同育成品種で薄いピンク色のスプレーカーネーション「カーネアイノウ1号」から発見された濃いピンク色の花色の「枝変わり」 を選抜、育成したものです。2017年に発見された枝変わり系統から1系統を選抜し、現地栽培試験を繰り返して、約4年間かけて本品種を開発しました。育成者は、フジプランツ、愛知農総試、農研機構の三者です。

 

関連説明

※カーネーションの生産状況

2019年における本県のカーネーション生産は、産出額19億円(出典:令和元年生産農業所得統計)で全国2位です。

 

問合せ先

愛知県農業総合試験場
園芸研究部花き研究室
電話: 0561-62-0085 内線541
E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp