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研究報告第47号-003

ページID:0122567 掲載日:2016年3月23日更新 印刷ページ表示

愛知県チンゲンサイ産地における養分吸収量からみた適正施肥量

著者:武井真理1)・池田彰弘2)・吉川那々子3)・大橋祥範1)・糟谷真宏1)

摘要:農業系から施肥成分流出による環境負荷が問題となり、施肥の適正化が重要視されている。そこで、チンゲンサイ産地での施肥実態及び養分吸収量を調査し、目標収量の達成に必要な施肥量を試算した。
1 産地の実態調査では、施肥は基肥のみで有機配合ペレット肥料(10-6-10)が使用されていた。平均窒素施肥量は夏季8.8 g m-2、冬季9.2 g m-2、リン酸施肥量は夏季5.3g-P2O5 m-2、冬季5.5 g-P2O5 m-2、カリウム施肥量は夏季8.8 g-K2O m-2、冬季9.2 g-K2O m-2であった。
2 現物収量は夏季3.7 kg m-2、冬季4.3 kg m-2と、冬季が夏季に比べ多かった。窒素吸収量は、夏季9.7 g m-2、冬季8.8 g m-2、リン酸吸収量は夏季2.6 g m-2、冬季2.4 g m-2、カリウム吸収量は、夏季15.4 g m-2、冬季14.2 g m-2と、夏季が冬季に比べ、やや多い傾向であった。
3 夏季3.5 kg m-2及び冬季4.0 kg m-2の目標収量確保に必要な施肥量は、窒素は夏季9.4g m-2、冬季9.3 g m-2、リン酸は、夏季5.6 g m-2、冬季5.3 g m-2、カリウムは、夏季9.8g m-2、冬季9.4 g m-2であった。

キーワード:チンゲンサイ、施肥、収量、養分吸収量


本研究の一部は平成22年度日本土壌肥料学会愛知大会(2010年9月)において発表した。
本研究は「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」により実施した。

1)環境基盤研究部  2)環境基盤研究部(現山間農業研究所) 3)環境基盤研究部(現知多農林水産事務所)

 

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