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研究報告第47号-006

ページID:0122573 掲載日:2016年3月23日更新 印刷ページ表示

自然換気下のトマト施設栽培において昇温抑制に及ぼす超微粒ミスト噴霧及び遮光の併用効果

著者:樋江井清隆1)・伊藤 緑1)・番 喜宏1)・大藪哲也1)

摘要:愛知県内のトマト産地にみられる高軒高施設の多くは、開口部に0.4 mm目合の防虫網を設置して自然換気に依存しており、夏期に高温となりやすい。本研究では、こうした施設において超微粒ミストの間欠噴霧(11 mL・m-2・min-1、60秒噴霧/30秒休止)に施設内の遮光カーテン被覆(遮光率50%、晴天日の9~15時)を組み合わせて試験した。その結果、0.1 m・s-1程度の微弱な風速下でも、7月下旬~8月上旬の施設内気温を1.3~2.6℃低下させ、外気と同程度の施設内気温を安定して確保できた。この手法を8月8日に定植されたトマト抑制栽培に適用し、9月30日まで処理した結果、初期生育が促進され、年内の収量が遮光のみに比べて約14%増加した。

キーワード:自然換気、トマト、超微粒ミスト、遮光、高軒高施設


本研究の一部は東海地域農業関係試験研究機関連携シンポジウム(2014年11月)においてポスター発表した。
本研究は「農林水産省の温暖化対策貢献技術支援事業」により実施した

1)園芸研究部

 

全文ダウンロード自然換気下のトマト施設栽培において昇温抑制に及ぼす超微粒ミスト噴霧及び遮光の併用効果 [PDFファイル/673KB]

 

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