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研究報告第47号-007

ページID:0122577 掲載日:2016年3月23日更新 印刷ページ表示

イチゴ促成栽培におけるミスト噴霧とCO2長時間施用が生育・収量に及ぼす影響

著者:加藤賢治1)・小林克弘1)・嶋本千晶2)・中村嘉孝3)・小島寛子2)・大藪哲也2)・番 喜宏2)・岩崎泰永4)

摘要:ミスト噴霧およびCO2長時間施用がイチゴの生育および収量に及ぼす影響を調査した。
1 ミスト噴霧の効果について、ハウスサイドを開放する秋期及び春期には、ミストによりハウス内気温が低下するとともに相対湿度が高く維持された。厳寒期については、ミストを噴霧しなくてもハウス内の相対湿度は高く維持され、効果は小さいと思われた。
2 ミスト噴霧により施設内気温を低下させて換気を抑制し、CO2施用時間を延長することが可能か検討した。ハウス閉鎖時のミスト噴霧による施設内気温の低下はわずかであり、ミスト噴霧によりCO2施用時間を大幅に延長することは難しいと思われた。
3 日中のCO2濃度を700~1000 ppm(ただし換気温度付近では400 ppm)とするCO2長時間施用と高めの培養液の給液により、「とちおとめ」ではCO2無施用に対して39~45%、早朝のみの慣行施用に対して21~26%収量が増加した。

キーワード:イチゴ、CO2施用、ミスト、相対湿度、収量、培養液濃度


本研究の一部は園芸学会平成25年度秋季大会(2013年9月)、平成26年度秋季大会(2014年9月)および平成26年度園芸学会東海支部研究発表会(2014年8月)において発表した。
本研究は農林水産省新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業および農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業「CO2長期・長時間施用を核とした環境制御技術を開発し東海の園芸産地を活性化する」により実施した。

1)園芸研究部(現西三河農林水産事務所) 2)園芸研究部 3)園芸研究部(現環境基盤研究部) 4)農研機構野菜茶業研究所

 

全文ダウンロードイチゴ促成栽培におけるミスト噴霧とCO2長時間施用が生育・収量に及ぼす影響 [PDFファイル/428KB]

 

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