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研究報告第47号-010

ページID:0122581 掲載日:2016年3月23日更新 印刷ページ表示

施肥管理がデンドロビウム・フォーミディブル「フォーミアイチ1号」の生育と開花に及ぼす影響

著者:南 明希1 )・小川理恵2 )・稲吉由佳3 )・二村幹雄1 )・平野哲司4 )・武井真理5 )・山口徳之1 )

摘要:デンドロビウム・フォーミディブルの緩効性肥料を用いた施肥方法を確立するため本県育成品種「フォーミアイチ1号」を用いて肥料の種類と最適な施肥量を検討した。
 肥効調節型肥料を用いて溶出期間を検討した結果、140日溶出型が本品種の栽培に適する結果となった。なお、270日溶出型では、開花株率が40%以下となった。140日溶出型の肥効調節型肥料を慣行として、45~60日溶出型の緩効性肥料の施肥量が生育と開花に及ぼす影響を検討した結果、肥効調節型肥料を用いた場合と開花時の品質は同等となり、開花が9~11日早くなった。さらに、窒素量を同等にした場合では、45~60日溶出型の緩効性肥料を施肥した方が140日溶出型の肥効調節型肥料よりも、バルブの生育が良く、開花も進み、花数も多い傾向を示した。
 供試肥料の実際の窒素溶出量を調査した結果、45~60日溶出型の緩効性肥料は施肥後98日時点で保証成分量の79.2%、140日溶出型の肥効調節型肥料は施肥後210日時点で56.7%溶出しており、両肥料ともにカタログに記載された溶出期間を過ぎて溶出した。

キーワード:デンドロビウム・フォーミディブル、緩効性肥料、肥効調節型肥料


本研究の一部は園芸学会東海支部平成26年度研究発表会(2014年8月)において発表した。

1)園芸研究部 2)園芸研究部(現豊田加茂農林水産事務所) 3)園芸研究部(現西三河農林水産事務所) 4)園芸研究部(現環境基盤研究部) 5)環境基盤研究部

 

全文ダウンロード施肥管理がデンドロビウム・フォーミディブル「フォーミアイチ1号」の生育と開花に及ぼす影響 [PDFファイル/337KB]

 

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