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研究報告第47号-研究ノート002

ページID:0122606 掲載日:2016年3月23日更新 印刷ページ表示

キク組織培養苗への軟X線照射が不定芽分化や腋芽の生育に及ぼす影響

著者:浅見逸夫1)・辻 孝子2)・三宅律幸3)

摘要:突然変異誘発のためにキク培養苗器官へ軟X線を照射した場合の種々の品種における放射線感受性を調査した。
1 愛知県育成一輪ギク品種「白粋」培養苗の葉切片に軟X線を照射したところ、切片からの不定芽分化率は8.4 Gyで、1切片あたりの不定芽分化数は5.2 Gyで、それぞれ非照射区(0Gy)の50%程度まで低下した。また、照射後に葉が3日以上の暗黒条件に遭遇した場合、不定芽分化に悪影響があった。
2 「白粋」を含む4品種の培養苗葉腋腋芽の成長点に軟X線を照射したところ、照射40日後に10 mm以上伸長する腋芽の割合が、1品種は約19 Gyで、残り3品種は14 Gy~17Gyで非照射区(0Gy)の50%以下に低下した。また、伸長した腋芽の重量については、全ての品種が約17 Gy~20 Gyで、茎長については2品種が12 Gy~14 Gy、2品種が17Gy~18 Gyで、非照射区の50%以下に低下した。

キーワード:キク、組織培養、不定芽、突然変異、軟X線、照射時期


1)環境基盤研究部(現農業大学校) 2)環境基盤研究部(現海部農林水産事務所) 3)環境基盤研究部

 

全文ダウンロードキク組織培養苗への軟X線照射が不定芽分化や腋芽の生育に及ぼす影響 [PDFファイル/970KB]

 

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