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研究報告第47号-研究ノート014

ページID:0122649 掲載日:2016年3月23日更新 印刷ページ表示

ウズラにおける飼育面積の違いが生産性及び経済性に及ぼす影響

著者:美濃口直和1)・大口秀司1)・山本るみ子1)・木野勝敏1)

摘要:ウズラにおける1羽あたりの適正な飼育面積を明らかにすることを目的に、飼育面積の違いがウズラの産卵性、卵殻質及び経済性に及ぼす影響ついて検討した。
1 ウズラを60 cm2/羽、70 cm2/羽及び80 cm2/羽で飼育したところ、産卵率、平均卵重、飼料摂取量、平均体重及び生存率は、飼育面積の減少により低下した。
2 卵殻質は、飼育面積の減少により破卵率及び異常卵率(茶玉卵率)が有意に増加した。
3 1羽あたりの収支差額は、80 cm2区が最も高く、次に70 cm2区、60 cm2区の順となり、80 cm2区と比べて70 cm2区及び60 cm2区は、それぞれ20.2%、59.2%減少した。さらに、生産農場あたりに換算した収支差額についても、80 cm2区が最も高かった。
4 堆肥化開始の指標となる糞中水分含量は、80 cm2区が年間を通して最も低い傾向であった。
 以上の結果から、ウズラにおける経済性を考慮した適正な飼育面積の下限は80 cm2/羽以上と考えられた。

キーワード:ウズラ、飼育面積、産卵性、卵殻質、経済性


1)畜産研究部

 

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