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JXTGエネルギー株式会社知多製造所との協働で、「海上の森自然環境保全地域」の希少種保全活動を実施します

JXTGエネルギー株式会社知多製造所との協働で、「海上の森自然環境保全地域」の希少種保全活動を実施します

○ 愛知県は、海上の森自然環境保全地域(瀬戸市)において、希少昆虫ギフチョウの生息環境を改善し、その保護を図るため、専門家の指導・助言の下で企業と協働して希少種保全活動を実施します。
○ 協働する企業は、JXTGエネルギー株式会社知多製造所で、同社の社会貢献活動(CSR)の一環として行います。
○ 県と同社は、協定を締結した上で、第1回目の活動を10月13日(土曜日)に行います。

1 背景

 2005年日本国際博覧会(愛知万博)の原点と言われる海上の森は、身近で多様な里山の自然環境が特徴であり、愛知県は、優れた自然環境を将来にわたって保全するため、平成18年3月に「自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例」に基づき「自然環境保全地域」として指定し、その保護を図ってきました。
 この森は、里山としてかつては薪や炭などの利用のため管理され、明るい森に保たれていました。しかし、里山に人の手が入らなくなったことにより、森林が過密化して暗くなり、里山のシンボルである美しい蝶「ギフチョウ」の飛翔空間や産卵場所が減少し、その生息が危機的になっているため、生息環境を改善し、その保護を図る必要があります。
 この地域での保全活動は、大和リース株式会社名古屋支店との協働による希少植物シデコブシ保護(平成24年11月)に続き2例目です。
ギフチョウ
ギフチョウ

2 協定の締結について

締結日:平成30年10月5日(金曜日) ※本協定の締結式は行いません。
締結者:愛知県環境部長 森田利洋(もりたとしひろ)
     JXTGエネルギー株式会社 知多製造所 所長 安藤博史(あんどうひろし)
     あいち海上の森センター所長 小林敬(こばやしたかし)
内 容:(1)相互の連携・協働による保全について
     (2)除伐等の保全作業や環境学習等の活動について 等

3 保全活動について

・ 実施日:平成30年10月13日(土曜日)午前9時から正午まで(雨天中止)
・ 場 所:海上の森自然環境保全地域 屋戸川・寺山川特別地区内
      (地図のとおり、取材受付場所を含む。)
・ 活 動:ギフチョウ生息地において、飛翔空間の確保、産卵植物及び吸蜜植物の日照不足を改善するため、専門家(増田理子(ますだみちこ)名古屋工業大学教授)の指導の下、周囲の樹木の除伐等を行います。
・ 参加者:JXTGエネルギー株式会社知多製造所 従業員 40~50名程度
       愛知県環境部 職員10名程度
       あいち海上の森センター 職員2名程度
       名古屋工業大学 保全生態学研究室 増田理子教授(アドバイザー)
・ 取材受付:取材を御希望の場合は、事前に把握する必要があるため、10月12日(金曜日)午後4時までに愛知県環境部自然環境課 野生生物グループまで御連絡ください。保全活動当日は、9時40分までにあいち海上の森センター3階研修室にお越しください。(あいち海上の森センター 愛知県瀬戸市吉野町304-1)
海上の森センターで専門家による基調講演を実施してから、保全活動を行います。活動場所まで御案内いたします(徒歩15分程度)。足元が悪いため、動きやすい服装でお越しください。

(当日の主なスケジュール)
9時00分  開会挨拶
9時10分  増田教授基調講演
9時50分  保全活動場所に移動
10時10分 屋戸川・寺山川特別地区内で保全活動
12時00分 閉会挨拶、解散
取材受付場所・保全活動場所

4 問合せ先

愛知県環境部自然環境課 野生生物グループ TEL:052-954-6230(取材受付)
JXTGエネルギー株式会社 知多製造所 総務グループ TEL:0562-32-3211

参考

■ 海上の森自然環境保全地域について
・ 瀬戸市南東部の丘陵地に位置し、都市近郊にありながら広くまとまった森林が広がり、人工林や二次林からなる里山が形成された優良な自然環境を有する地域となっている。また、谷部の地下水と貧栄養の土壌を基盤として、森林の中に、湿地や草地といった要素を含めた多様な自然環境が維持されている。
・ この地域では、里山的環境が生息地のギフチョウや湿地・谷部周辺が生育地のシデコブシを始めとする希少な動植物が分布する。
・ 愛知県は、本地域の優れた自然環境を将来にわたって保全するため、平成18年3月に「自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例」に基づく「自然環境保全地域」として指定した(指定面積:127.85ha)。
・ なお、こうした自然環境保全地域は、「海上の森」を始め本県内で15地域を指定している(平成30年10月現在)。
愛知県自然環境保全地域一覧表
■ ギフチョウについて
・ ギフチョウは、小型のアゲハチョウであり、丘陵地帯から低山にかけての人里に生息する本州特産種。多くの生息地では、ソメイヨシノの開花と一致して羽化し、幼虫の食草であるカンアオイ類に産卵する。
・ 森林の放置や開発によって減少しつつある種であり、レッドリストあいち2015では、絶滅危惧2類に指定されている。
・ 海上の森では、かつてはギフチョウが多く生息しており、平成7年頃には1日あたり100頭以上目撃する事があった。しかし、近年は数頭の確認に留まっており、個体数は減少していると考えられる。