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シンガポールスタートアップエコシステム連携事業の参加者を決定しました~Aichi Smart Sustainable City Co-Creation Challenge~
愛知県は、先進的なスタートアップ支援の実績を持つシンガポール国立大学(NUS)と2019年9月に締結した「スタートアップ支援分野における連携協力に関する覚書」に基づき、“スマートサスティナブルシティ” ※1の実現を目的とした産官学共創型のグローバルプログラムを昨年度から実施しています。
この度、プログラムの参加スタートアップを募集し、国内外から応募があった62社67件についてチャレンジオーナー※2による審査を実施した結果、3つのテーマに参加する9社を決定しました(募集については9月14日発表済み。)。
また、併せて募集していた、県内外又は東南アジアのスタートアップとのネットワークを有し、本事業のPR等に協力いただく企業や団体「コミュニティパートナー」16社・団体を決定しました。
今後、参加スタートアップはチャレンジオーナーとともに、各テーマの課題解決に取り組みます。
※1 AIやICT等の最先端技術を活用して作る持続可能な社会
※2 各テーマと密接な課題を有し、スタートアップ等との共創による課題解決を目指す県内の企業又は団体。今年度は3社・団体を決定(9月14日発表済み。)。
1 プログラム参加者【スタートアップ】
愛知県、及び株式会社ICMG(アイシーエムジー)(県事業委託先)との協議を踏まえてチャレンジオーナーによる書類審査を実施した結果、以下の9社をプログラム参加スタートアップとして選定しました。
テーマ1「デジタルトランスフォーメーションによる愛知県の産業発展」
~自律モバイルロボット“AiR(エアー)”の活用を起点とした社会課題の解決~
チャレンジオーナー:株式会社豊田自動織機 (刈谷市)
会社名 | 所在地 | アイディア概要 |
---|---|---|
OnClouds(オンクラウズ)株式会社 |
名古屋市 |
AiRを活用したロボット協働プラットフォームの検証 |
シンガポール |
建築物の内部点検作業へのAiRの活用 |
テーマ2「多様なプレーヤーによる、人口減少社会における持続可能な自治体政策モデルの共創」
~人口減少社会における、持続可能な自治体運営モデルの共創~
チャレンジオーナー:半田市
会社名 | 所在地 | アイディア概要 |
---|---|---|
株式会社yaotomi(ヤオトミ) | 半田市 |
クラシティ半田を拠点に、食で彩る産業ブランディング |
Lyves Hatcher (ライブズ ハッチャー) Pte. Ltd. |
シンガポール |
学生の心理状態をAIによって可視化し、学習効率の向上・個別最適化の実施 |
名古屋市 |
データを活用し、農作物の植え付けから収穫までを効率化 |
|
株式会社Hishab(ヒシャブ) Japan |
北海道 |
電話応対業務をAI会話エンジンで完全自動化 |
テーマ3「すべての人が生涯輝き、活躍できる『Well being(ウェルビーイング)な地域づくり』」
~ヤングケアラーの発見・支援をITで最適化し、愛知県民のWell being向上を実現~
チャレンジオーナー:日本特殊陶業株式会社(名古屋市瑞穂区)
会社名 | 所在地 | アイディア概要 |
---|---|---|
ユニロボット株式会社 |
東京都 |
AIとの音声対話でヤングケアラーのメンタル状態を把握し、不調予防・早期発見を実現 |
SoundEye(サウンドアイ) Pte. Ltd. |
シンガポール |
異常な音を検知する高齢者等の見守り機能により、ヤングケアラーの支援負担を軽減 |
Opsis(オプシス) Pte. Ltd. |
シンガポール |
表情分析により、認知症予備軍等の要支援者の早期発見及びヤングケアラーのメンタル状態を可視化 |
2 プログラム参加者【コミュニティパートナー】
応募のあった16社・団体全てを、コミュニティパートナーとして選定しました。
1 ローカルパートナー
・株式会社三菱UFJ銀行(東京都千代田区)
・NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社(岐阜県岐阜市)
・株式会社名古屋銀行(名古屋市中区)
・株式会社MTG Ventures(名古屋市中区)
・ミッドランドインキュベーターズ(名古屋市中村区)
・サスティナブル・ストーリー株式会社(名古屋市中村区)
・Tongali(トンガリ)プロジェクト(名古屋市千種区)
・なごのキャンパス(名古屋市西区)
・株式会社スギ薬局(大府市)
・八洲建設株式会社(半田市)
2 グローバルパートナー
・National University of Singapore(シンガポール)
・BLOCK71 Singapore(シンガポール)
・One&Co(シンガポール)
・Sustainable Living Lab(シンガポール)
・e27(シンガポール)
・Action Community for Entrepreneurship(シンガポール)
3 今後のスケジュール
12月~2022年3月 コクリエーション(共創)
チャレンジオーナーとプログラム参加スタートアップ等によるビジネスモデルの作成を以下の手法で支援
・県事業委託先である株式会社ICMGによる共創型の事業モデル創造に向けたファシリテーション、愛知県による実証実験場所提供等の行政的支援
・NUSを始めとするシンガポールのイノベーション関連機関によるイノベ ーションに関する知見共有のためのワークショップ等を実施
2022年1月 中間Demo Day
プログラムを通じて共創中の事業アイデアの発表をすると共に、コミュニティパートナーを始めとする参加者との意見交換を実施し、事業アイデアを改善
2022年3月 Demo Day
プログラムを通じて作り上げた事業アイデアを発表
4 問合せ先
愛知県経済産業局スタートアップ推進課 海外連携グループ 辻本、金丸、深尾、戸田
電話:052-954-7474 メール:startup@pref.aichi.lg.jp