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愛知県陶磁美術館 特別企画展 川喜田半泥子物語  ―その芸術的生涯― を開催します。

愛知県陶磁美術館 特別企画展 川喜田半泥子物語 ―その芸術的生涯― を開催します。

川喜田半泥子の生涯に、自身の作品や愛蔵品を通じて迫る、初めての展覧会です。

 川喜田半泥子(かわきたはんでいし、本名・川喜田久太夫政令(きゅうだゆうまさのり)1878-1963)は、江戸時代から続く津の旧家に生まれ、百五銀行の頭取を務めるなど実業家として活躍するかたわら、陶芸や書画、俳句、写真などに豊かな才能を発揮しました。

 なかでも陶芸は50歳を過ぎた頃から本格的に取り組みはじめ、その茶碗は素人でありながら多くの人々を魅了しました。陶芸に打ち込む情熱と、豊かな教養やユーモアあふれる人柄、さらには次世代を担う陶芸家たちへの支援や近代茶陶への指導的助言など、数多くのエピソードが伝えられています。

 今回の展覧会は、半泥子の芸術的生涯や人物的魅力にスポットをあてたものです。成長期の環境や青年期に影響をうけた人物、美術品、あるいは若い頃夢中になった写真や、その後の書画、俳句なども併せて紹介します。半泥子ゆかりの石水(せきすい)博物館(三重県)の全面的なご協力と全国の美術館、所蔵家の方々のご好意の下に、没後50年を過ぎてなお人々を惹きつけてやまない、半泥子の魅力とその背景に迫る展覧会です。

みどころ

■半泥子ゆかりのやきものが一堂に集合!

 半泥子が制作した陶芸作品の代表作はもちろん、半泥子と交流のあった荒川豊蔵(あらかわとよぞう)、金重陶陽(かねしげとうよう)、十代三輪休雪らの代表作が出品されます。

■半泥子の人物像と川喜田家の歴史に迫る!

 近代茶陶に大きな影響を与えた川喜田半泥子…といっても、なかなかその人物像の全貌を通史的に展覧できる機会はこれまでにありませんでした。本展では、石水博物館の全面的なご協力を得て半泥子の芸術的生涯とその魅力、背景に迫ります。

1.会  期

平成26年11月1日(土)から12月26日(金)

*休館日:毎週月曜日(ただし、11月3日(月・祝)は開館、11月4日(火)は休館。11月24日(月・振休)は開館、11月25日(火)は休館)

2.開館時間

午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)

3.会場

愛知県陶磁美術館 第1・第2展示室

4.主催

愛知県陶磁美術館/朝日新聞社

5.協  賛

野崎印刷紙業/あいおいニッセイ同和損害保険

6.特別協力

石水博物館

7.後援

愛知県教育委員会/愛知高速交通株式会社(リニモ)

8.展示構成

監修:榎本 徹(岐阜県現代陶芸美術館館長)、龍泉寺由佳(石水博物館学芸員)

序 章 川喜田家とは

第1章 若き日の半泥子

第2章 陶芸の世界へ・千歳山窯

第3章 自在の境地・広永窯

9.主な展示作品

1 粉引茶碗 銘 雪の曙(ゆきのあけぼの)

鉄分の強い黒っぽい土で成型した素地に、液状の白化粧土をかけるのは、元は李朝時代の技法で、粉を吹いたように見えることから粉引と呼ばれます。この碗は炎の具合により、半身が白から桃色に窯変して片身替のようになっており、指の跡が鉄色を呈しているのが見どころです。轆轤(ろくろ)を一気に引き上げたため口縁が切れたのを、あるがままにしておくのも半泥子流で、代表作と評される茶碗です。
作品1

粉引茶碗 銘 雪の曙(ゆきのあけぼの)

2 伊賀水指 銘 慾袋(よくぶくろ)

現在、五島美術館所蔵の重要文化財「古伊賀水指 銘 破袋(やぶれぶくろ)」は古伊賀を代表する名品で、桃山時代の作ですが、元は津藩主であった藤堂家に伝来したものでした。これを見る機会を得た半泥子が模して焼成したのが、この「慾袋」です。窯の中で全体がへたって大きく歪み、漆で継いだ山割れも豪快な景色になっており、雄大なスケールを感じさせます。彼は、この「慾袋」を含め、「破袋」を模した3本の伊賀焼を制作していますが、石水博物館以外でこの兄弟作3本が並ぶのは、本展が初めてとなります。
作品2

伊賀水指 銘 慾袋(よくぶくろ)

3 幽照(ゆうしょう)

「幽かに照らす」と読めば、茶の湯の言葉のようにも思えますが、「ゆうしょう」と読みます。戦争中、政府は民間の資金を調達して軍事費にあてるため、さかんに債券を発行し、その大部分を市中銀行が引き受けていました。百五銀行の頭取であった半泥子は、昭和19年(1944)の元旦に「何がなんでも ことしは五億」の標語を書いて営業所に配りました。目標を達成した支店にご褒美として与えたのがこの「幽照」です。
作品3

幽照(ゆうしょう)

4 千歳山の蟇図(ちとせやまのがまず)

江戸時代の禅僧、仙崖(せんがい)の描いた画に、大きな蟇(がまがえる)がニヤリと笑っている図があります。出光美術館蔵の「座禅蛙画賛」で、賛文は「座禅して人が仏になるならば」。蛙はいつも座禅姿であり、座禅すなわち悟りではないという意味が込められています。半泥子の賛は「まかり出たるは千歳山の蟇にて候」で、邸宅のあった千歳山で日々座禅する自身の姿を、蛙の姿に描いたものと考えられています。
作品4

千歳山の蟇図(ちとせやまのがまず)

5 歌川広重「東都大伝馬街繁栄之図(とうとおおでんまがいはんえいのず)」大判錦絵三枚続

江戸時代、大伝馬町一丁目には伊勢商人の経営する木綿問屋が軒を連ね木綿街として栄えました。広重による、この図にも、川喜田の江戸店が描かれており、街路の右の暖簾と日除け幕には「川喜田」、「かわきたや」の屋号と菱形に「川」の商標が、左には屋号と菱型に「久」の商標が見えます。当主は代々、川喜田久太夫(きゅうだゆう)を襲名し、半泥子は第十六代にあたります。
作品5

歌川広重「東都大伝馬街繁栄之図(とうとおおでんまがいはんえいのず)」大判錦絵三枚続

当館マスコットキャラクターとうじっち

当館マスコットキャラクター「とうじっち」

問合せ

愛知県 陶磁美術館

電話: 0561-84-7474

E-mail: touji@pref.aichi.lg.jp

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