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愛知県陶磁美術館 企画展 文人趣味と煎茶―こだわりの遊び― を開催します

愛知県陶磁美術館 企画展 愛知県美術館所蔵 木村定三コレクションの

文人趣味と煎茶―こだわりの遊び―

KIMURA Teizo’s Literati taste and Sencha

from the collection of Aichi Prefectural Museum of ArtPleasure Pursuit

会期:2020111() 322()

前期:1月11日(土)~ 2月16日(日) / 後期:2月18日(火)~ 3月22日(日)

 

 同時開催  テーマ展示「飾る・愛でる 花の器展」

会期:2020年1月11日(土)~ 2月24日(月・休)

愛知県陶磁美術館では企画展「愛知県美術館所蔵 木村定三(きむらていぞう)コレクションの文人趣味と煎茶(せんちゃ)―こだわりの遊び―」を開催します。
 本展では、木村定三氏の初期の蒐集(しゅうしゅう)テーマの一つと考えられる「文人趣味と煎茶」を取り上げます。江戸時代中期から明治、大正時代に流行した文人趣味の書画、文房具を始め、陶磁器や漆器、金属器などの煎茶道具を紹介します。

1 会  期   2020年1月11日(土)から3月22日(日)まで

前 期:1月11日(土)から2月16日(日)まで

後 期:2月18日(火)から3月22日(日)まで

休館日:毎週月曜日(ただし1月13日(月・祝)、2月24日(月・休)は開館、1月14日(火)、2月25日(火)は休館)

 

2 開館時間   午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)

※ただし、1月11日(土)は開会式のため観覧は午前11時から

 

3 会  場   愛知県陶磁美術館 本館1階 第1展示室・第2展示室

(瀬戸市南山口町234番地 電話:0561-84-7474(代表))

 

4 主  催   愛知県陶磁美術館

 

5 特別協力   愛知県美術館

 

6 後  援   愛知県教育委員会、愛知高速交通株式会社(リニモ)、

         一般社団法人全日本煎茶道連盟

 

7 主な展示作品 別紙のとおり(※木村定三氏についての紹介文もあります。)

 

みどころ

“熊谷(くまがい)守一(もりかず)を見いだした男”、木村定三氏こだわりのコレクション

弱冠25歳の時に、58歳の熊谷守一を見いだしコレクターとなった木村定三氏。あらゆる分野の美術コレクション3,307件が、これまでに本人及び御遺族から愛知県美術館に寄贈されました。本展は、木村定三氏の文人趣味と煎茶に関わる作品137件を紹介します。

◆「そもそも文人趣味とは?」「煎茶とは?」を、わかりやすく紹介

 愛知県美術館所蔵の木村定三コレクションより、中国黄檗(おうばく)文化の書をはじめ、中国文人文化の影響を受けた日本南画作品、本格的なコレクションの契機となった富岡鉄斎(とみおかてっさい)の作品、文人趣味の漆器や金属器、陶磁器を含めた煎茶道具など、あらゆる作品を展示します。そして、それぞれの背景にある中国古典の解説を加え、木村氏の蒐集精神と文人精神の一端である「こだわりの遊び」を紹介します。

 

 

8 関連事業

(1) 記念講演会「文人趣味とやきもの-東海を中心として-」

   日 時:1月11日(土)午後1時30分から午後3時まで

   場 所:本館地下1階講堂

   講 師:仲野(なかの)泰裕(やすひろ)氏(陶磁文化研究家・元愛知県陶磁美術館副館長)

  【注意事項等】

   ・聴講無料、事前申込不要。定員200名

 

(2) 連続講座&煎茶会(全4回)

陶磁美術館学芸員が毎回異なるテーマで講座を行い、その中で煎茶もお楽しみいただきます。また、展示室でテーマと関連する作品解説を行います。

日時・テーマ:(1) 1月19日(日)「富岡鉄斎の文人趣味と煎茶」

(2) 2月16日(日)「中国古典と煎茶~『莊子(そうし)』を中心に~」

(3) 3月18日(日)「文房具と煎茶の世界」

(4) 3月15日(日)「煎茶道具を愛でる」

各回いずれも午後1時30分から午後3時まで

場    所:本館1階ロビー、第1展示室

担当学芸員:田畑潤(たばたじゅん)(煎茶道売茶流(ばいさりゅう)師範 田畑卣仙窟(ゆうせんくつ))

【注意事項等】

・聴講無料、ただし当日の本展観覧券が必要です。

・呈茶については、定員20名(講座や作品解説の聴講はこの定員に限らず可能)、

事前申込不要。本館ロビーにて正午から先着順にて整理券を配布します。

 

(3) やきものワークショップ「文房具×文人~作る×書く」

当館陶芸館にて、水滴(すいてき)(硯に使う水を入れる小さな器)や文鎮、筆架(ひっか)などの小さなやきものの文房具づくりを行い、焼きあがった道具を用いながら、展示作品に関連する文字を書く、文人風の書道を体験していただきます。

日時・内容:(1) 1月25日(土)「作ろう!文人・文房具」

水滴や文鎮、筆架などの文房具を作ります。

(2) 2月29日(土)「書こう!文人・書道」

(1)で作った文房具を使って、書道体験をします。

 各回いずれも午後1時30分から午後3時30分まで

講   師:羽根田(はねだ)菖風(しょうふう)氏、羽根田(はねだ)皋菖(こうしょう)氏(東海書道藝術(げいじゅつ)院)

場   所:(1)陶芸館

(2)本館1階展示説明室

【申込方法・注意事項等】

・参加費(税込み):大人890円、中学生以下770円

当日受付時にお支払いいただきます。

要事前申込みお申込みは原則(1)(2)の両日に参加できる方に限ります(定員20名)。

ただし、(2)は付き添いの方を始め、飛び入り参加も歓迎です((2)のみの場合は参加費無料)。

 

 

住所(メールでお申込みの方はメールアドレス)、氏名、年齢、電話番号を御記入の上、「往復はがき」又は「メール」にて以下の宛先まで御応募ください。

往復はがき:〒489-0965 瀬戸市南山口町234番地

愛知県陶磁美術館「文房具」係

メール:touji@pref.aichi.lg.jp

*件名を「文房具 申込」としてください。

※ 1月10日(金)必着(応募者多数の場合は抽選となります。全員に参加の可否を1月14日(火)までに発送します。)

・お問合せ:0561-84-7474(担当:佐久間、田畑、岩渕)

 

(4) 博物館明治村コラボ企画

「創建百年!西園寺公望別邸「坐漁荘(ざぎょそう)」(重要文化財)で煎茶を愉(たの)しむ」

文人趣味や煎茶に造詣の深かった西園寺公望の別邸「坐漁荘」の特別観覧と、明治・大正時代の煎茶についてお話します。

日 時:2月2日(日)午後1時30分から午後3時まで

場 所:博物館明治村(犬山市字内山1)「西園寺公望別邸『坐漁荘』」

【申込方法・注意事項等】

参加費:無料(ただし明治村への入村料金が必要です。)

要事前申込み定員20名

住所(メールでお申込みの方はメールアドレス)、氏名、年齢、電話番号を御記入の上、「往復はがき」又は「メール」にて以下の宛先まで御応募ください。

往復はがき:〒489-0965 瀬戸市南山口町234番地

愛知県陶磁美術館「博物館明治村コラボ企画」係

メール:touji@pref.aichi.lg.jp

*件名を「博物館明治村コラボ企画申込」としてください。

※ 1月17日(金)必着(応募者多数の場合は抽選となります。全員に参加の可否を1月21日(火)までに発送します。)

   ・博物館明治村の3丁目エリアにある西園寺公望別邸「坐漁荘」にて現地集合、現地解散となります。

   ・お問合せ:0561-84-7474(担当:佐久間、田畑)

 

 

 

 

(5) 音声ガイド

今回の展覧会の音声ガイドは、担当学芸員によるギャラリートークをお聞きいただけます。音声ガイドに合わせて鑑賞いただき、ここだけで聞ける学芸員とっておきのエピソードや、作品の魅力がよく分かる解説をお楽しみください。

ガイド内容:学芸員によるギャラリートーク

貸出台数:40台

所要時間:40分程度

貸出料金:無料

●各プログラムの詳細については、当館公式Webページを御覧ください。
  公式Webページ https://www.pref.aichi.jp/touji/
観覧料(税込み)
   一般 600円(団体540円)、高大生 500円(団体480円) 中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
とうじっち

同時開催

テーマ展示

―飾る・愛でる―

花の器展

 

私たちは、自らのために、あるいは他の人のために、花や草木を飾ります。咲き誇る花を愛で、つぼみが咲き開く姿を楽しみ、その美しさ、可憐さを享受します。やきものは花を飾る器として、その姿、かたちを変え、発展してきました。

本展では、多彩な花器の数々を御紹介します。

 

 

1 会  期   2020年1月11日(土)から2月24日(月・休)まで

休館日:毎週月曜日(ただし1月13日(月・祝)、2月24日(月・休)は開館、1月14日(火)は休館)

2 開館時間   午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)

3 会  場   愛知県陶磁美術館 本館1階 特別展示室

4 主  催   愛知県陶磁美術館

5 主な展示作品 泥彩(でいさい)花器(かき)「黎明2」 加藤釥(かとうしょう) 1964年

         信楽(しがらき)灰被(はいかつぎ)花入(はないれ) 北大路(きたおおじ)魯山人(ろさんじん) 1956年頃など

6 観覧料(税込み)

  一般 400円(団体320円)、高大生 300円(団体240円)、中学生以下無料

※( )内は20名以上の団体料金

※企画展「愛知県美術館所蔵 木村定三コレクションの文人趣味と煎茶―こだわりの遊び―」の観覧券でも御覧いただけます。

 

 

 

 

 

7 関連事業

(1) 競演!生け花展

瀬戸いけばな協会の12名(6名ずつ2回)が競演する生け花展をお楽しみください。

日 時:第1回 2月1日(土)・ 2日(日)

第2回 2月15日(土)・16日(日)

各回とも開館時間中に御覧いただけます。

協 力:瀬戸いけばな協会

会 場:本館ロビー

 

(2) キッズ生け花チャレンジ!

陶芸家の加藤清之(かとうきよゆき)氏の指導のもとで自由に花器を作り、自分で作った花器で生け花に挑戦します。

日時・内容:(1) 1月18日(土)「花器制作」

(2) 2月9日(日)「生け花」

各回いずれも午後1時30分から午後3時30分まで

対象年齢:5歳から15歳まで

定   員:15人

講   師:加藤清之氏(陶芸家)

参 加 料:1,420円

【注意事項等】

・花材は当館で用意します。

・参加申込等の詳細は公式Webページを御覧ください。

 主な展示作品

(*高解像度の広報用画像がございます。担当までお問い合わせください。)

愛知が世界に誇る美術コレクター:木村定三氏とは

木村定三氏は、名古屋市内の多くの土地家屋を所有する資産家に生まれ、東京帝国大学法学
部を卒業後、エリート官僚の道を蹴り、名古屋に戻り家業を継ぎました。若い頃から美術品を
蒐集し、若干25歳で熊谷守一(くまがいもりかず)のコレクター、以降パトロンとなったことは有名な話です。
 愛知県美術館に寄贈されたコレクションは、近現代の美術、江戸時代の絵画、茶陶、仏教美術や考古遺物など3,307件にのぼります。一個人とは思えないほど分野の幅は広く、全国の美術館、博物館の展覧会でその作品を目にします。
 「文人趣味と煎茶」では、隠元(いんげん)の書、康熙帝(こうきてい)の硯(すずり)、浦上玉堂(うらかみぎょくどう)、長沢芦雪(ながさわろせつ)、曾我蕭白(そがしょうはく)、富岡鉄斎(とみおかってっさい)、小川芋銭(おがわうせん)、熊谷守一など木村定三氏こだわりの作品137件が並びます。
烏泥茶銚(うでいちゃちょう)

【まんまるぐりんだま】
烏泥茶銚(うでいちゃちょう)
 中国 江蘇省(こうそしょう) 宜興窯(ぎこうよう)
 明~清時代 16~17世紀

 短い注口に球形の胴部を持ち、宝珠形のつまみのある蓋付きの茶銚(急須)で、日本の文人たちに「倶輪珠(ぐりんだま)」と呼ばれ愛玩されました。紫砂(しさ)と呼ばれるキメの細かいなめし革のような粘土を叩いて成形する「拍打法(はくだほう)」(粘土板を筒状にして叩いて胴部を作る「打身筒(だしんとう)」とも)によるもので、明代に流行した漆黒の「烏泥」で、自然な凹凸のある土肌感に趣きがあります。
白泥三峰炉(はくでいさんぽうろ)揚名合利(ようめいごうり)
【怪物の顔?】
白泥三峰炉(はくでいさんぽうろ)揚名合利(ようめいごうり)
 青木木米(あおきもくべい)
 江戸時代後期 19世紀

 炭を入れ、湯沸かしを乗せる上部(爪)が三方向に伸びる「三峰炉」と呼ばれる炉で、額部に「揚名合利」の印があり、底部には「木米」印が押されています。青木木米の箱書には「饕餮爐(とうてつろ)」とあり、緋色の火痕を両目に、風門を口に、三峰を角に見立て、何でも食べてしまう中国古代の怪物「饕餮」としたのでしょう。
康煕御題硯(こうきぎょだいけん)
【皇帝の硯、星の詩】
康煕御題硯(こうきぎょだいけん)
 安徽省歙州石(あんきしょうきゅうじゅうせき)(粘板岩)
 清時代 17世紀~18世紀
 
 清朝第4代康煕帝(1654-1722)の愛玩した硯。その箱に刻まれた題詩は、唐の杜甫(とほ)(712‐770)の「雲山起翰墨、星斗煥文章」を引用したものと思われます。硯面に表れている金星文を満天の星空にたとえた詩であるとともに、満天星斗(ドウダンツツジ)の花のようにも見え、文人好みの逸品といえます。
高下数家図(こうげすうかず)
【質素な桃源郷】
高下数家図(こうげすうかず)
 浦上玉堂(うらかみぎょくどう)
 江戸時代後期 19世紀前半

 画題「高下数家」は、北宋時代の王安石(おうあんせき)の即事 五言律詩「径(みち)暖かくして草積むが如く、山晴れて花更に繁(しげ)し。縦横一川の水、高下数家の村。静かに憩(いこ)えば鶏午(ひる)に鳴き、荒尋(こうじん)すれば犬昏(くれ)に吠ゆ。帰来(きらい)して人に向かいて説く、疑うらくは是れ武陵原(ぶりょうげん)」からくるもので、何気ない自然を至上とする桃源郷を思わせる情景を画いています。
※後期の展示作品です。
虎僊育乕子図(こせんこしをはぐくむのず)
【虎に乗る仙人、お茶を運ぶ虎】
虎僊育乕子図(こせんこしをはぐくむのず)
 富岡鉄斎(とみおかてっさい)
 大正3(1914)年

 日本最後の文人と呼ばれた富岡鉄斎が、虎屋のために屋号にちなんで画いた作品。木村定三氏が若干25歳の時、親交のあった虎屋の主人黒川正広氏に懇願して譲り受けたもので、文人趣味コレクションの契機となった作品です。
 虎に乗った人物は、唐時代の天台山国清寺の僧である豊干(ぶかん)禅師(ぜんし)、後方の巻物を担いだ子虎は寒山(かんざん)、茶道具を担いだ子虎は拾得(じっとく)を表していると考えられます。
※前期の展示作品です。

お問い合わせ

愛知県陶磁美術館
担当 佐久間、田畑
電話 0561-84-7474
内線 361、353