あいち多文化共生タウンミーティング


【あいち多文化共生タウンミーティング@豊橋を開催しました】


愛知県では、今年度、新しい多文化共生推進プランを策定することとしており、幅広い意見を取り入れるために、タウンミーティングを県内3か所で開催することとしましたが、最終回となる第3回目を9月2日(土)に開催しました。

第3回目のテーマは、「労働・起業」で、外国人側の視点、雇用側の視点、双方の立場からの基調報告のあと、ワークショップを行いました。

今回は、スタッフを含め、48名の参加がありましたが、そのうち、8人の外国籍の方に参加していただきました。

  

基調報告の1人目は、豊橋のブラジル人を中心として支援を行っているNPO法人ABT豊橋ブラジル協会の副理事長の田辺トヨヒトさんで、「外国人が日本で働く上での課題と必要な支援」をテーマに話していただきました。

田辺さんは、ご自身も日系ブラジル人であり、起業もしている経験から、ブラジル人はもっと将来のことを考え、自分磨きをする必要があることや、起業するに当たっては、しっかり計画を立て、日本の文化を理解したうえで自分の強みを生かす必要があるといったことを話していただきました。

 

2人目は、積極的に外国人の雇用を行っている総合ビルメンテナンス企業のコニックス株式会社の経営企画部長の稲垣太一さんで、「外国人労働者に求めること、期待すること」をテーマに話していただきました。

職場でのコミュニケーションを円滑にするために、外国人、日本人、双方に対して動画による教育を行っているといった工夫や、外国人技能実習生を雇うにあたっての検討状況などを説明していただきました。

 
 

お二人のお話から、「起業について」「外国人技能実習生について」「職の安定に関する意識について」「外国人も働きやすい職場づくりについて」「労働現場における日本語・文化の理解について」の5つにテーマをしぼり、グループに分かれてワークショップを行いました。

 



ワークショップでは、課題を掘り下げ、解決策の検討を行っていただき、各グループから話し合いの結果を発表していただきました。

外国人労働者が長期的なビジョンを持てるような情報提供やキャリア教育が必要といった意見や、外資系企業の誘致だけでなく在住外国人の起業も施策として位置づけが必要といった意見がありました。

また、技能実習生については、企業と実習生と市民との交流の場の必要性、最初の命綱としての地域日本語教室の重要性、人権の面からの国への働きかけ、健康診断のサポートなどの意見や提案がありました。

コミュニケーションの面では、ICTを活用したコミュニケーションツールの開発や日本語や日本文化を集中して教えるセンターの設置、やさしい日本語の使用などが挙げられました。

いずれも現実的な御提案で、実現に向け、検討していきたいと思います。



 











これでプラン策定のためのタウンミーティングは終わりますが、毎回参加していただいた方から、これで終わってしまうのは寂しいといった声も聞かれました。

県としても、これで終わりではなく、プラン策定後もこうした場を設け、幅広く県民の声を聞きながら、いろいろな施策を進めていきたいと思います。