トップページ展覧会特別企画展・企画展・テーマ展示>開館35周年 企画展『泥象 鈴木治の世界―「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ―』

特別企画展・企画展・テーマ展示

2013 アジア現代陶芸-新世代の交感展

あいちトリエンナーレ2013 パートナーシップ事業
開館35周年記念 企画展

泥象 鈴木治の世界

―「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ―


2013年10月12日(土)-12月23日(月・祝)

毎週月曜日休館(ただし、休日の場合は開館し、その直後の平日を休館)


当日割引券付のチラシをダウンロードできます。PDFをA4で印刷し、当日券をお買い求めの際、 裏面下の当日割引券部分をチケット受付にてご提示いただくと、当日割引券として使用できます。
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展覧会の概要

鈴木治(1926-2001)は、戦後の日本の陶芸界を牽引した陶芸家です。

 鈴木は、1926年京都に生まれ、京都市立第二工業学校窯業科を卒業しました。小学校卒業後、千家十職の永楽善五郎の工房で轆轤職人をつとめていた父に轆轤の手解きを受け、第2次世界大戦後、本格的に陶芸の道に入りました。1946年京都の若手の作家が中心となり結成した「青年作陶家集団」に参加しますが、翌、1947年にはその後前衛陶芸の旗手と称された八木一夫とともに「走泥社」を結成します。「走泥社」結成後は、盟友山田光とともに、「走泥社」の中心的存在となり、八木一夫が没したあとの「走泥社」を牽引しました。また、「走泥社」50周年の記念の年に結社を解散すると大きな決断を下し、前衛陶芸あるいは現代陶芸に大きな提言を果たしました。教育者としても大きな功績を残し、大阪芸術大学を始め京都市立芸術大学の陶芸科の教授として長きに渡り後進の指導に励みました。

 鈴木の陶芸は、機能性を持たないものがほとんどですが、それらは「オブジェ」と呼ばれるようなものではなく、あくまで土と火による表現に重点を置いています。鈴木は陶芸に対する自らの想いを「泥象」という作品名に託し、動物や自然現象などを着想源とした独自の作風で、常に新しい境地を切り開いてきました。その長年の功績により、陶芸界では初となる朝日賞を受賞しました。

 本展では、鈴木が到った「〈使う陶〉から〈観る陶〉へ、〈観る陶〉から〈詠む陶〉へ」の足跡を、初期作品から晩年の未発表作品までを含む約150点でご紹介します。没後10年を経てもなお、色あせることなく私たちに新鮮な感動を与えてくれる鈴木の作陶の輝きをご覧いただければ幸いです。

展覧会の見どころ


  • 1999年に現存作家としてはじめて東京国立近代美術館で回顧展が開催された鈴木治の大回顧展。鈴木治の陶芸の全貌がわかります。

  • 晩年の未発表作品のシリーズを初公開します。最後に鈴木が伝えようとしたメッセージをご紹介いたします。

  • 戦後に日本の現代美術が大きく花開く時代状況と実用性を持たない陶芸作品が生まれる背景が、鈴木の作品を通じて見えてきます。

  • 陶芸家・加藤清之氏による講演会を開催します。加藤氏は鈴木との交流が深く、また前衛陶芸が盛んな時期に活躍した陶芸家の一人です。鈴木の作品、時代状況などを目撃者・当事者としての視点で語っていただきます。

 



鈴木治プロフィール

鈴木治(SUZUKI Osamu) 京都:大正15年(1926)-平成13年(2001)
 轆轤職人であった鈴木宇源治の三男として京都に生まれる。1943年京都市立第二工業学校窯業科卒業。46年青年作陶家集団に参加。48年に八木一夫、山田光らと走泥社を結成した。八木一夫が《ザムザ氏の散歩》を発表した54年に鈴木もオブジェ制作を始めている。50年代は壁体にスタンプ痕をリズミカルに施した作品であったが、60年代にはいると、土の質感を存分に引き 出した簡明なフォルムによる「馬」や「鳥」、「雲」などの泥象シリーズを展開する。それは原始美術の大らかさと近代的造形感覚の厳しさが同居したものである。71年からは青白磁の仕事を開始するなど、表現の幅の広さを見せた。


関連イベント

記念講演会「鈴木治と前衛陶芸-制作者としての視点から」

講師:加藤清之氏(陶芸家) *聞き手:大長智広(当館学芸員)
日時:11月10日(日) 午後1時30分~3時
会場:本館地下講堂
*入場無料・事前申込不要

学芸員による展示解説

日時:10月26日(土)、11月9日(土)、11月23日(土)、12月7日(土)、12月21日(土)
いずれも午後1時30分から1時間程度
*参加費無料、ただし観覧券が必要

鈴木治の茶碗で喫茶

11月17日(日)と12月8日(日)の2日間限定で、茶室「陶翠庵」において、鈴木治の茶碗でお抹茶を楽しんで頂けます。(一服530円)
※ただし都合により変更になることがあります。ご了承ください。
開室時間: 午前10時30分-午後4時30分(午後4時オーダーストップ)
会場:愛知県陶磁資料館 茶室「陶翠庵」



展覧会図録

本館1階ミュージアムショップにて、本展覧会図録を販売します。
価格:2000円(税込)
展覧会図録
出品作品の紹介や専門家による解説を収録しています。

展示作品(約150点)

馬治
《馬》 鈴木治
1971年 京都国立近代美術館蔵
泥像
《泥像》 鈴木治
1965年 京都国立近代美術館蔵
天馬横轉
《天馬横轉》 鈴木治
1973年 岐阜県現代陶芸美術館蔵
作品
《作品》 鈴木治
1954年 個人蔵
蘖
《「蘖」展出品予定作品(一部)》 鈴木治
2000年 個人蔵
会期 2013年10月12日(土)-12月23日(月・祝)
毎週月曜日は休館(ただし、休日の場合は開館し、その直後の平日を休館)
開館時間 午前9時30分‐午後4時30分(入館は午後4時まで)
会場 愛知県陶磁美術館 本館 第1・2・特別展示室
観覧料 一般 600円(480円)
高校・大学生 500円(400円)
中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
主催 愛知県陶磁美術館、日本経済新聞社、中日新聞社、テレビ愛知
後援 愛知県教育委員会・愛知高速交通株式会社(リニモ)
問い合わせ先 愛知県陶磁美術館 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL:0561-84-7474 FAX:0561-84-4932
担当:大長智広・佐藤一信
報道機関の皆様へ 展覧会・イベントなどの情報詳細、画像貸出は担当までお問い合わせください。
プレス・リリース資料はこちらからダウンロードしてください。(2013年8月20日(火)発表)
各種割引制度など

○上記観覧料でテーマ展示・常設展示も併せてご観覧いただけます。
※リニモ「藤が丘」「愛・地球博記念公園」「陶磁資料館南」「八草」各駅に設置の割引チラシ(リニモ利用者に限る。)/リニモ「一日乗車券」/名古屋市交通局「一日乗車券」及び「ドニチエコきっぷ」/モリコロパーク駐車場再入場券/名都美術館有料観覧券の半券(2ヶ月以内)を持参の方は観覧料が2割引となります。
※チラシ等の割引引換券又はJAF会員証の持参の方は観覧料が100円引となります。
※身体等に障がいのある方及び付添者は手帳を受付にて提示されますと割引制度が受けられます。
※各割引制度の併用はできません。
※本展は、あいちトリエンナーレ2013のパートナーシップ事業です。「あいちトリエンナーレ 2013」国際美術展チケット入場券を持参の方は、本展の観覧料が2割引になります。[含前売券。ただし、岡崎地区のみのチケットは除きます]