
特別企画展
プラハ国立美術工芸博物館所蔵
耀きの静と動 ボヘミアン・グラス
The Radiance of Stillness and Motion :
Bohemian Glass from the Collection of the Museum of Decorative Arts in Prague
2015年4月11日(土)~5月24日(日)
毎週月曜日休館(ただし5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館)
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展覧会の概要
宝石のごとく燦然と煌めくカットと緻密なエングレーヴィング技法で名高いガラス―それがボヘミアン・グラスです。ボヘミア地方(現在のチェコ共和国周辺)で13世紀頃から始まったガラス工芸は、17世紀になると極めて透明度の高いカリ・クリスタルの開発と宝石彫刻技術の応用によるカット技法をもって一気に洗練度を増し、最高級クリスタル・ガラスの名声を確固たるものにしてゆきました。また、チェコ共和国となった今日もなおその伝統と革新性は国際的に高く評価されています。
本展覧会は1885年設立以来130年の歴史を誇るプラハ国立美術工芸博物館の所蔵する世界的に著名な2万点以上のコレクションから、日本国内初公開となる歴史的な名品「コロウラット家紋章文付蓋付ゴブレット(1720年頃)」や、近現代のチェコ・ガラスを代表する巨匠S・リベンスキー(1921-2002)の代表作など精選された200点を展示いたします。およそ800年にわたって世界を魅了してきたボヘミアン・グラスの耀きの全貌を初めて日本でご紹介する、大変貴重な展覧会となります。
展覧会のみどころ
◆ハプスブルグ家はじめヨーロッパの王侯貴族を魅了した華麗な装飾技法
16世紀から17世紀にかけてハプスブルグ家の庇護の下、プラハは「ドイツ国民の神聖ローマ帝国」の帝都としてヨーロッパ随一の文化都市に発展しました。そうした中で、続く18世紀、無色透明のガラスに複雑なカットと精緻な彫り文様を施す加工技術で、ボヘミアン・グラスは最高級ガラス工芸品としての名声を確立します。
本展覧会では、チェコ共和国の宝ともいえるボヘミアン・グラス黄金期の貴重な作品群が揃います。
◆ボヘミアン・グラスの今日までの歴史をすべて見ることができる日本初の展覧会
本展覧会では15世紀頃の作品から、黄金期の華麗な作品、また色鮮やかな近代の作品、そして、今日世界で高く評価されている現代チェコのガラス工芸を代表する個性的な作家たちの代表作品まですべて見ることができる、画期的な展覧会です。
展覧会関連イベント
「ミラー・マン」開会式パフォーマンス披露
チェコ出身のガラス作家、スタニスラフ・ミュレル氏(1971- )が、開会式にあわせて、式典前にパフォーマンスを行います。オリジナルの音楽にあわせ、机と椅子を使ったパフォーマンス「The Cutting Mirrors」で観客を魅了します。日時:4月11日(土)午前10時~
会場:愛知県陶磁美術館 本館ロビー
【当日のミラー・マンのスケジュール】
午前10時~ パフォーマンス「The Cutting Mirrors」 ※15 分程度を予定
午前10時半~ 開会式に出席
午前11時 開会式終了後、出席者らとともに展示室へ
記念講演会「ボヘミアン・グラスの歴史とプラハ国立美術工芸博物館」
講師: ミラン・フラヴェシュ氏 (Milan Hlaves, Ph.D.)(プラハ国立美術工芸博物館 ガラス・陶磁器コレクション統括)
日時:4月11日(土)午後1時30分~午後3時
会場:愛知県陶磁美術館 本館地下講堂
*申込不要 *聴講無料 *通訳あり
担当学芸員による展示解説(5回)
日時:4月19日(日)/5月3日(日)/5月4日(月・祝)/5月10日(日)/5月17日(日)
*いずれも午後1時30分から(1時間程度)
*申込不要 *参加無料 *ただし観覧券が必要
展示作品
*Photo(c)Gabriel Urbanek
- ドイツ国民の神聖ローマ帝国鷲紋章文ビーカー
1650年
中央ヨーロッパ - コロウラット家紋章文蓋付ゴブレット
1720年頃
ボヘミア - 聖人像文二層ビーカー
1740年頃
ボヘミア - 最後の晩餐文蓋付ゴブレット
1840年頃
北ボヘミア - 酒器セット
1900年以降
マイヤーズ・ネッフェ・ガラス工場、シュマヴァ・アドルフォス(製作) - ヘッドⅠ
1958‐59年
スタニスラフ・リベンスキー、ヤロスラヴァ・ブリフトヴァー(デザイン)、ジェレズノブロツケ・ガラス工場、ジェレズニー・ブロド(製作) - ルビー・タワーズ
1981年
マリアン・カレル
会期 | 2015年4月11日(土)~5月24日(日) |
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会場 | 愛知県陶磁美術館 本館1階 第1・第2・特別展示室 |
開館時間 | 午前9時30分~午後4時30分 (入館は閉館の30分前まで)※4月11日(土)は開会式のため、観覧は11時より |
休館日 | 毎週月曜日(ただし、5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館) |
観覧料 | 一般900円(720円)・高大生700円(560円) 中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※上記観覧料で常設展示も併せてご観覧いただけます。 ※各種割引制度あり。詳しくは下記をご確認ください |
割引制度 | 《割引制度》 |
主催 | 愛知県陶磁美術館/中日新聞社 |
後援 | チェコ共和国大使館/CHECH CENTRE TOKYO /愛知県教育委員会/ 愛知高速交通株式会社(リニモ) |
協賛 | ルフトハンザ/ルフトハンザ・カーゴ |
特別協力 | プラハ国立美術工芸博物館 |
問い合わせ先 | 愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地 TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932 担当:長久智子・佐藤一信 |
報道機関の皆様へ | 2015年3月19日(木)県政・中部芸術文化・瀬戸市政各記者クラブ発表 プレス・リリース資料(2015年3月19日付)のダウンロードはこちら |