ホーム年間スケジュール 沖縄の工芸の主な展示作品

主な展示作品

主な展示作品

クイナ文金銀箔入広口花器

クイナ文金銀箔入広口花器
(もんきんぎんはくいりひろくちかき)
大城孝栄(おおしろこうえい)
制作年不詳
琉球ガラス村



大城が得意とした、鮮やかな紺色のガラスと華やかさを演出する金銀の箔を使用する技法が用いられています。花器の頸の部分に金箔で表されたヤンバルクイナの姿と、口の広がった花器全体の姿が響き合い、ユーモラスで動きのある作品となっています。

イッチン双魚文皿(そうぎょもんざら) 金城次郎(きんじょうじろう)

イッチン双魚文皿(そうぎょもんざら) 金城次郎(きんじょうじろう)
1946年〜1972年
個人蔵



金城次郎が得意とした魚文を、イッチンと呼ばれる泥状の化粧土を絞り出して描く技法で描いています。2匹の魚の形やウロコの文様が描き分けられ、力強い動的な表現となっています。

黄木綿地松枝垂桜鶴菖蒲模様紅型衣裳(きもめんぢまつしだれざくらつるあやめもようびんがたいしょう)

黄木綿地松枝垂桜鶴菖蒲模様紅型衣裳(きもめんぢまつしだれざくらつるあやめもようびんがたいしょう)
琉球王国(りゅうきゅうおうこく)時代
19世紀
女子美術大学美術館



紅型とは、沖縄特有の模様染めの技法および布そのものことを指します。 本作品は衣裳の肩から裾にかけて複数の型紙を用いた鎖大模様(くさりおおもよう)の紅型衣裳です。鎖大模様とは、異なる模様を鎖のように繋げて衣裳全体に表したものを言います。

山水楼閣人物図箔絵東道盆(さんすいろうかくじんぶつずはくえトゥンダーブン)

山水楼閣人物図箔絵東道盆
(さんすいろうかくじんぶつずはくえトゥンダーブン)
琉球王国時代 18世紀
徳川美術館



東道盆(トゥンダーブン)とは賓客をもてなすためのご馳走を入れる容器のことです。琉球王国時代には、こういった東道盆で客人をもてなしたり、また贈り物として利用していました。