
特別企画展
ヘレンド
―皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯―
HEREND PORCELAIN from Hungary
2017年1月7日(土)~3月26日(日)
毎週月曜日休館(1月9日(月・祝)、3月20日(月・祝)は開館、1月10日(火)、3月21日(火)は休館)
*1月7日(土)は開会式のため、観覧は午前11時からとなります
当日割引券付のチラシをダウンロードできます。PDFをA4で印刷し、当日券をお買い求めの際、
裏面下の当日割引券部分をチケット受付にてご提示いただくと、当日割引券として使用できます。
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チラシ裏面に掲載の瀬戸染付工芸館企画「瀬戸染付の組皿」は、改修工事のため2月22日(水)~3月13日(月)の期間、規模を縮小して開催します。
※ただし工事の状況により期間は変更になる場合があります。
展覧会の概要
ハンガリーの美しき古都ブダペストから遠からぬ静かな村で1826年に開窯したのがヘレンドです。ヘレンドは磁器への繊細な絵付け技術によってオーストリア帝国・ハンガリー王国御用窯として認められ、その顧客名簿にはハプスブルク家の皇帝フランツ=ヨーゼフ、皇妃エリザベート、大英帝国のヴィクトリア女王はじめ、そうそうたる王侯貴族が名を
連ねました。その後も戦争の時代を挟みながらもヨーロッパを代表する磁器窯のひとつとして、今日にいたるまで高い名声を得つづけています。
本展ではブダペスト国立工芸美術館、ハンガリー国立博物館、ヘレンド磁器美術館、及びハンガリー国内の個人所蔵家達の貴重な作品151件(233点)により、それぞれの時代の代表作、そして東洋陶磁に影響を受けた作品の数々を展示します。17年ぶりに日本で開催される、これまでにない充実した内容の「ヘレンド」展で、ハンガリーが誇る名窯ヘレンドの輝かしい190年のあゆみを紹介します。
展覧会のみどころ
◆ハンガリーを愛した皇妃エリザベートにゆかりのゲデレー宮殿用ティーセット
ウィーン宮廷の堅苦しい雰囲気に馴染めなかった皇妃エリザベートは、一方でハンガリーの人々や文化に強い愛着を持っていました。1867年にフランツ=ヨーゼフ帝がハンガリー国王として戴冠した記念に献上されたゲデレー宮殿ゆかりのティーセットが展示されます。
◆中国・清朝磁器や日本・有田磁器のデザイン
本展では中国や日本の磁器のデザインを取り入れたさまざまな作品も多数紹介します。
どこかユーモラスでかわいらしい、ヘレンドならではの東洋趣味をお楽しみください。
展覧会関連イベント
【終了しました】記念講演会「ヘレンド磁器とシノワズリー」
日時:1月22日(日)午後1時30分~午後3時
講師:出川哲朗氏(大阪市立東洋陶磁美術館長・本展監修者)
会場:本館地下講堂
*申込不要 聴講無料
【終了しました】担当学芸員によるスライドトーク
「ヨーロッパの陶磁器を楽しもう ―ライフ・スタイルが変わった!」
日時:3月5日(日)午後1時30分~午後3時
会場:本館地下講堂
*申込不要 聴講無料
担当学芸員による展示解説(8回)
日程:
1月9日(月・祝)、29日(日)
2月11日(土・祝)、12日(日)、26日(日)
3月12日(日)、20日(月・祝)、26日(日)
*各日午後1時30分~
*申込不要 参加費無料(本展観覧券が必要です)
*第1展示室前にお集まりください。
【募集終了しました】 担当学芸員による5名様以上のグループ観覧者向け展示解説
展示解説を御希望の5名様以上のグループに1月18日(水)から会期中の毎週水曜日、1日4グループまで、30分程度の展示解説を行います。友人同士、ご家族でのご予約をお待ちしております。
日程:
1月18日(水)、25日(水)
2月1日(水)、8日(水)、15日(水)、22日(水)
3月1日(水)、8日(水)、15日(水)、22日(水)
*各日午前10時~午後4時の中から30分程度
*参加費無料(本展観覧券が必要です)
*希望する日の1週間前までに電話(代表:0561‐84‐7474)にて予約が必要です。
*予約状況により、御希望に沿えない場合もございますので御了承ください。
◆20名以上のグループには「団体割引」が適用されます。
◆20名以上の団体観覧者への展示解説は水曜日以外の日も対応いたしますので別途電話にてお問い合わせください。
月 | 日 | 曜日 | 予約状況 (10:00~16:00) |
備考 |
1月 | 18日 | 水 | × × × × | (締切) |
25日 | 水 | × × × × | (締切) | |
2月 | 1日 | 水 | × × × × | (締切) |
8日 | 水 | × × × × | (締切) | |
15日 | 水 | × × × × | (締切) | |
22日 | 水 | × × × × | (締切) | |
3月 | 1日 | 水 | × × × × | (締切) |
8日 | 水 | × × × × | (締切) | |
15日 | 水 | × × × × | (締切) | |
22日 | 水 | × × × × | (締切) |
主な展示作品
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色絵金彩ティーセット
(「キュバッシュ文」)
1864年以降 個人蔵
中国磁器のデザインをもとに生み出された、典型的な「中国趣味(シノワズリー)」の文様です。所々に加えられた金彩も繊細で、ヘレンドの高い絵付け技術を垣間見ることができます。 -
色絵金彩虎図透彫脚付果物鉢
1870年頃 ブダペスト国立工芸美術館
裾広がりの脚を持つ、磁器製の果物を盛る鉢です。カーブする鉢の側面に、通常よりも幅広く大胆に施された透かし彫りは、高度な職人技の賜物です。 -
色絵金彩カップ・受け皿(「ゲデレー文」)
1865‐70年頃
ブダペスト国立工芸美術館
1867年に皇帝フランツ=ヨーゼフと皇妃エリザベートに献上されたゲデレー宮殿の備え付け食器のデザインです。 -
色絵金彩とかげ飾りティーセットのうちティーポット(「ウエールズ文」)
1874年 ブダペスト国立工芸美術館
フランツ=ヨーゼフ帝がイギリスのウエールズ公への贈り物としてヘレンドに注文したデザインといわれています。
会期 | 2017年1月7日(土)-3月26日(日) |
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会場 | 愛知県陶磁美術館 第1・第2・特別展示室 |
開館時間 | 午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで) ※1月7日(土)は開会式のため、観覧は午前11時より |
休館日 | 毎週月曜日(1月9日(月・祝)、3月20日(月・祝)は開館、1月10日(火)、3月21日(火)は休館) |
観覧料 | 一般900円(720円)・高大生700円(560円)・中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※上記観覧料で常設展示も併せてご観覧いただけます。 ※各種割引制度あり。詳しくは下記をご確認ください |
割引制度 | 《割引制度》 |
主催 | 愛知県陶磁美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会 |
後援 | 駐日ハンガリー大使館、愛知県教育委員会、愛知高速交通株式会社(リニモ) |
協賛 | ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜 |
協力 | Lufthansa Cargo AG |
問い合わせ先 | 愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地 TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932 担当:長久智子、犬塚奈々子 |
報道機関の皆様へ | 2016年11月17日(木)県政・中部芸術文化・瀬戸市政各記者クラブ発表 プレス・リリース資料(2016年11月17日付)のダウンロードはこちら |