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常設展

陶磁のこま犬百面相

Central Japan’s Ceramic Lion-Dogs

 瀬戸・美濃を中心に、日本全国で作られた陶磁製のこま犬を展示しています。これらは人々が願いを込めて神社に奉納したものや、山中の祠前(ほこらまえ)に守護獣として置かれていたものです。特に江戸時代にはさかんに作られ、獅子・こま犬形以外にも、山犬や猫など様々なタイプがみられます。いずれのこま犬も魅力あふれる郷土の文化財です。

komainu
愛知県指定文化財(有形民俗)御深井釉鉄釉狛犬
一対 瀬戸 寛延2年(1749)
本多静雄氏寄贈
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景
会期 2019年4月1日(火)-2020年3月31日(火)
会場 西館 


ワンワンの日タイトル

新企画! 毎月11日は、ワンワンの日!
 ~会いに行きたくなる「ゆるかわこま犬」たち~

 常時100体のこま犬を展示している西館。収蔵・展示しているこま犬は、1体として同じものはありません。
 それぞれのこま犬の個性に迫っていただくべく、2019年度から新企画・毎月11日は、ワンワンの日!~会いに行きたくなる「ゆるかわこま犬」たち~ が始まります。
 この企画では、毎月11日に「今月のこま犬」1体の自己紹介を掲載します。こま犬一筋の学芸員が、彼らの魅力をプロフィールにまとめます。西館の展示室にもぜひお越しいただき、「今月のこま犬」を探してみてくださいね!


◆陶磁のこま犬の分類
 そもそも、神社で見かける「狛犬」はがっしりとした力強い体つきで、威厳に満ちた守護獣です。本来は獅子と高麗犬(狛犬)という別種が一対となったもので、獅子は開口して「阿」形、狛犬は閉口で「吽」形をとり、角の有無や体毛の色なども違えて表現されています。
 それに比べ、西館のこま犬は、あふれんばかりの個性が私たちの目を惹きつけます。その魅力をご紹介するために、大まかに7つのタイプにまとめてみました。

 (1) 凛々しい正統派タイプ : これぞ狛犬!きりっとしたエリート優等生たち
 (2) 細身の野生派タイプ : 山を守る狼か、しなやかな体躯の野生児たち
 (3) 「犬」顔タイプ : 家犬の親しみやすさ、ワンワン顔たち
 (4) 異形の面構えタイプ : 変顔してるの?ひょうきんものたち
 (5) これもこま犬?タイプ : どうしてこうなった?奇想天外なアウトローたち
 (6) ド迫力の面構えタイプ : 震えおののけ!にらみをきかせるコワモテたち
 (7) ぽっちゃり肉体派タイプ : ゆったり座り込んだ、愛嬌たっぷりチャーミングさんたち


◆陶磁のこま犬の自己紹介 : 今月はこの子!
 毎月11日に、館蔵品のこま犬のなかから1体のプロフィールを御紹介します。
2020年3月は、“これもこま犬?”タイプから、「鉄釉狛犬」の自己紹介です!
ワンワンの日こま犬プロフィール

◆陶磁のこま犬の自己紹介 : これまでにご紹介したこま犬たち
 これまでにご紹介したこま犬たちのプロフィールをご覧いただけます。(別ウィンドウで画像が開きます)
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