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特別企画展・企画展・テーマ展示

文人趣味と煎茶

企画展

愛知県美術館所蔵 木村定三コレクションの

文人趣味と煎茶 ―こだわりの遊び―

KIMURA Teizo's Literati taste and Sencha from the collection of Aichi Prefectural Museum of Art-Pleasure Pursuit

2020年1月11日(土)~ 3月22日(日)

前期:1月11日(土)~ 2月16日(日) / 後期:2月18日(火)~ 3月22日(日)

毎週月曜日休館(ただし1月13日(月・祝)、2月24日(月・休)は開館、1月14日(火)、2月25日(火)は休館)
*1月11日(土)は開会式のため、観覧は午前11時からとなります


 

当日割引券付のチラシをダウンロードできます。PDFをA4で印刷し、当日券をお買い求めの際、 裏面下の当日割引券部分をチケット受付にてご提示いただくと、当日割引券として使用できます。
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展覧会の概要

木村定三氏は、名古屋の生んだ卓越した美術蒐集家として知られ、弱冠25歳で熊谷守一のコレクター、以降パトロンとなったことは有名な話です。これまでに愛知県美術館に寄贈されたコレクションは、近現代の美術、江戸時代の絵画、茶陶、仏教美術や考古遺物など3307件に上ります。

 本展では、中国黄檗隠元の書をはじめ、康煕帝の硯、浦上玉堂、長沢芦雪、曾我蕭白、富岡鉄斎、小川芋銭、熊谷守一などの作品、文人趣味の漆器や金属器、陶磁器を含めた煎茶道具など、137件を展示します。

 作品の背景にある中国古典の解説を加え、木村氏の蒐集精神と文人精神の一端を紹介します。


展覧会のみどころ


◆“熊谷守一を見いだした男”、木村定三氏こだわりのコレクション!
 弱冠25歳の時に、58歳の熊谷守一を見いだしコレクターとなった木村定三氏。あらゆる分野の美術コレクション3307件が、これまでに本人及び御遺族から愛知県美術館に寄贈されました。本展は、木村定三氏の文人趣味と煎茶に関わる作品137件を紹介します。


◆「そもそも文人趣味とは?」「煎茶とは?」を、わかりやすく紹介!
 文人趣味とは、中国絵画や漢詩などをベースに「風流」を感じさせる趣味で、絵画(南画)や文房具、煎茶道具などにみられます。中国由来の文人趣味は、江戸時代中期から日本で大流行しましたが、「実はこんな由来があった」、と思わせる中国古典の物語や詩と関わっています。知ると楽しい「文人趣味」や「煎茶」の話についても、わかりやすく紹介します。


◆テーマ展示「―飾る・愛でる―花の器展」も同時開催!(~2月24日(月・休)まで)
 同時開催のテーマ展示も合わせてご観覧いただけます。華やかな花器との競演をお楽しみください。テーマ展示の詳細は【こちらのページ】から。



展示作品についてのお知らせ


※会期中、書、絵画および漆作品の展示替えを行います。前期(1月11日(土)~ 2月16日(日))と後期(2月18日(火)~ 3月22日(日))で、ご覧いただける作品が異なりますのでご注意ください。


展覧会関連イベント

記念講演会「文人趣味とやきもの-東海を中心として-」

文人趣味とはそもそも何かといったことや、東海のやきものと文人趣味の関わり等についてお話いただきます。
日時:1月11日(土)午後1時30分から3時まで
会場:愛知県陶磁美術館 本館 地下講堂
講師:仲野泰裕氏(陶磁文化研究家・元愛知県陶磁美術館副館長)
*聴講無料、事前申込不要。定員200名

連続講座&煎茶会(全4回)

当館学芸員が毎回異なるテーマで講座を行い、その中で煎茶もお楽しみいただきます。また、展示室でテーマと関連する作品解説を行います。
新型コロナウイルス感染症の予防のため、一部内容を変更して開催いたします。[2020.2.27更新]
◆呈茶は中止します(正午からの呈茶券配布は行いません)。また、解説の内容を一部変更いたします。

日時とテーマ:
① 1月19日(日)「富岡鉄斎の文人趣味と煎茶」
② 2月16日(日)「中国古典と煎茶~『莊子』を中心に~」
③ 3月8日(日)「文房具と煎茶の世界」※正午からの呈茶券配布は行いません
④ 3月15日(日)「煎茶道具を愛でる」※正午からの呈茶券配布は行いません
 各回いずれも午後1時30分から3時まで
会場:愛知県陶磁美術館 本館1階ロビーおよび第1展示室
担当学芸員:田畑潤(煎茶道売茶流師範 田畑卣仙窟)
*事前申込不要、聴講無料、ただし当日の本展観覧券が必要です。

やきものワークショップ「文房具×文人~作る×書く」*要事前申込・要参加料

当館陶芸館にて、水滴(硯に使う水を入れる小さな器)や文鎮、筆架などの小さなやきものの文房具づくりを行い、焼きあがった道具を用いながら、展示作品に関連する文字を書く、文人風の書道を体験していただきます。
日時と実施内容:
① 1月25日(土)「作ろう!文人・文房具」 :水滴や文鎮、筆架などの文房具を作ります。
② 2月29日(土)「書こう!文人・書道」※予定通り開催いたします :①で作った文房具を使って書道体験をします。
 各回いずれも午後1時30分から3時30分まで
会場:愛知県陶磁美術館 ①陶芸館 ②本館1階展示説明室
講師:羽根田菖風氏、羽根田皋菖氏(東海書道藝術院)
定員:20名(応募多数の場合は抽選)
お申込みは原則①②の両日に参加できる方に限ります(定員20名)。 ただし、②は付き添いの方をはじめ、飛び入り参加も歓迎です(②のみの場合は参加費無料)。
参加料:大人890円、中学生以下770円。当日受付時にお支払いいただきます。

 ●やきものワークショップ「文房具×文人~作る×書く」のお申し込み方法●
 (1)住所(メールお申込みの方はメールアドレスも)
 (2)参加ご希望全員のお名前・ご年齢
 (3)当日連絡のつくご連絡先(携帯電話など)

 以上をご記入の上、「往復はがき」または「メール」にて下記の宛先までお申込みください。

 【往復はがき】 〒489-0965  愛知県瀬戸市南山口町234番地
          愛知県陶磁美術館「文房具」係
 【メール】touji@pref.aichi.lg.jp
 (件名を「文房具 申込」と記入してください。)

 ※1月10日(金)必着です。

 ※メールでお申し込み後、1月14日(火)までに当館から「返信メール」が無い場合、
  お電話(0561-84-7474)にてお問い合わせください。
 ※メール送受信エラーが発生する場合がございます。
  メールお申し込みの方は、必ず当館からの「返信メール」の到着をご確認ください。


博物館明治村コラボ企画 *要事前申込
「創建百年!西園寺公望別邸「坐漁荘」(重要文化財)で煎茶を愉しむ」

文人趣味や煎茶に造詣の深かった西園寺公望の別邸「坐漁荘」の特別観覧と、明治・大正時代の煎茶についての解説を行います。建物内で特別に煎茶の喫茶も行います。
日時:2月2日(日) 午後1時30分から3時まで
会場:博物館明治村(犬山市字内山1)「西園寺公望別邸『坐漁荘』」
   ※現地集合・現地解散
定員:20名(応募多数の場合は抽選)
参加料:無料(ただし明治村への入村料金が必要です。各自でお支払いください)

 ●博物館明治村コラボ企画「創建百年!西園寺公望別邸「坐漁荘」(重要文化財)で煎茶を愉しむ」のお申し込み方法●
 (1)住所(メールお申込みの方はメールアドレスも)
 (2)参加ご希望全員のお名前・ご年齢
 (3)当日連絡のつくご連絡先(携帯電話など)

 以上をご記入の上、「往復はがき」または「メール」にて下記の宛先までお申込みください。

 【往復はがき】 〒489-0965  愛知県瀬戸市南山口町234番地
          愛知県陶磁美術館「博物館明治村コラボ企画」係
 【メール】touji@pref.aichi.lg.jp
 (件名を「博物館明治村コラボ企画 申込」と記入してください。)

 ※1月17日(金)必着です。

 ※メールでお申し込み後、1月21日(火)までに当館から「返信メール」が無い場合、
  お電話(0561-84-7474)にてお問い合わせください。
 ※メール送受信エラーが発生する場合がございます。
  メールお申し込みの方は、必ず当館からの「返信メール」の到着をご確認ください。


無料音声ガイド

1月21日(火)から設置いたしました。ぜひご利用ください。

今回の展覧会の音声ガイドは、担当学芸員によるギャラリートークをお聞きいただけます。音声ガイドに合わせて鑑賞いただき、ここだけで聞ける学芸員とっておきのエピソードや、作品の魅力がよく分かる解説をお楽しみください。


貸出料金:無料
貸出場所:愛知県陶磁美術館 本館1階ロビー(チケットカウンター)
所要時間:約40分

※セルフサービスとなっております。利用者ご自身での借出・返却をお願い致します。
※台数に限り(20台)がございます。

主な展示作品

烏泥茶銚
【まんまるぐりんだま】
烏泥茶銚
中国 江蘇省 宜興窯
明~清時代 16~17世紀
 短い注口に球形の胴部を持ち、宝珠形のつまみのある蓋付きの茶銚(急須)で、日本の文人たちに「倶輪珠(ぐりんだま)」と呼ばれ愛玩されました。紫砂(しさ)と呼ばれるキメの細かいなめし革のような粘土を叩いて成形する「拍打法」(粘土板を筒状にして叩いて胴部を作る「打身筒」とも)によるもので、明代に流行した漆黒の「烏泥」で、自然な凹凸のある土肌感に趣きがあります。
白泥三峰炉(揚名合利)
【怪物の顔?】
白泥三峰炉(揚名合利)
青木木米
江戸時代後期 19世紀
炭を入れ、湯沸かしを乗せる上部(爪)が三方向に伸びる「三峰炉」と呼ばれる炉で、額部に「揚名合利」の印があり、底部には「木米」印が押されています。青木木米の箱書には「饕餮爐(とうてつろ)」とあり、緋色の火痕を両目に、風門を口に、三峰を角に見立て、何でも食べてしまう中国古代の怪物「饕餮」としたのでしょう。
康煕御題硯
【皇帝の硯、星の詩】
康煕御題硯
安徽省歙州石(粘板岩)
清時代 17世紀~18世紀
清朝第4代康煕帝(1654-1722)の愛玩した硯。その箱に刻まれた題詩は、唐の杜甫(712‐770)の「雲山起翰墨、星斗煥文章」を引用したものと思われます。硯面に表れている金星文を満天の星空にたとえた詩であるとともに、満天星(どうだんつつじ)の花のようにも見え、文人好みの逸品といえます。
高(こう)下(げ)数(すう)家(か)図(ず)
【質素な桃源郷】
高下数家図
浦上玉堂
江戸時代後期 19世紀前半
画題「高下数家」は、北宋時代の王安石の即事 五言律詩「径暖かくして草積むが如く、山晴れて花更に繁し。縦横一川の水、高下数家の村。静かに憩えば鶏午に鳴き、荒尋すれば犬昏に吠ゆ。帰来して人に向かいて説く、疑うらくは是れ武陵原」からくるもので、何気ない自然を至上とする桃源郷を思わせる情景を画いています。
※後期の展示作品です。
虎僊育乕子図
【虎に乗る仙人、お茶を運ぶ虎】
虎僊育乕子図
富岡鉄斎
大正3(1914)年
日本最後の文人と呼ばれた富岡鉄斎が、虎屋のために屋号にちなんで画いた作品。木村定三氏が若干25歳の時、親交のあった虎屋の主人黒川正広氏に懇願して譲り受けたもので、文人趣味コレクションの契機となった作品です。 虎に乗った人物は、唐時代の天台山国清寺の僧である干禅師豊(ぶかんぜんし)、後方の巻物を担いだ子虎は寒山(かんざん)、茶道具を担いだ子虎は拾得(じっとく)を表していると考えられます。
※前期の展示作品です。
こん
【巨大魚】

熊谷守一
昭和33(1958)年
木村定三氏自ら画題を鯤とした作品です。熊谷はこの作品を作成した同時期に、鯛を抱く土人形をモチーフとしたと思われる作品を複数残しており、次第に人形の無い構図へと変化し、魚が強調されるようになっていきます。その極致が鯤です。
※前期の展示作品です。
会期 2020年1月11日(土)から3月22日(日)まで
 [前期]1月11日(土)~ 2月16日(日)  [後期]2月18日(火)~ 3月22日(日)
(前期・後期で展示替えを行います)
会場 愛知県陶磁美術館 第1・第2展示室
開館時間 午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
※1月11日(土)は開会式のため、観覧は午前11時より
休館日 毎週月曜日(ただし1月13日(月・祝)、2月24日(月・休)は開館、1月14日(火)、2月25日(火)は休館)
観覧料 一般600円(480円)・高校・大学生500円(400円)・中学生以下無料 
※( )内は20名以上の団体料金
※上記観覧料で常設展示も併せてご観覧いただけます。
※各種割引制度あり。詳しくは下記をご確認ください
割引制度

《割引制度》
リニモ「藤が丘」「愛・地球博記念公園」「陶磁資料館南」「八草」各駅に設置の割引チラシ(リニモ利用者に限る。)/リニモ「一日乗車券」/名古屋市交通局「一日乗車券」及び「ド二チエコきっぷ」/モリコロパーク駐車場再入場券/名都美術館有料観覧券の半券(2か月以内)を持参の方は、観覧料が2割引となる。
※チラシ等の割引引換券又はJAF会員証、「ミュージアムぐるっとパス・関西2019」掲載の割引券、「愛知ふるさと大使」の名刺を持参の方は、観覧料が100円引となる。
※身体等に障がいのある方及び付添者は手帳を受付にて呈示すると、観覧料の割引制度が適用される。(割引要件があります、詳しくはこちらをご覧ください。)
※各割引制度の併用は不可。

主催 愛知県陶磁美術館
特別協力 愛知県美術館
後援 愛知県教育委員会、愛知高速交通株式会社(リニモ)、一般社団法人全日本煎茶道連盟
問い合わせ先 愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932
担当:佐久間真子、田畑潤
報道機関の皆様へ 2019年12月10日(火)県政・中部芸術文化・瀬戸市政各記者クラブ発表
プレス・リリース資料(2019年12月10日付)のダウンロードはこちら
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認証事業
本展はbeyond2020の認証事業です。beyond2020プログラムは日本文化の魅力を発信するとともに、2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラムです。
詳しくは下記バナーからのリンク先(内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局の公式WEBサイト)を御覧ください。
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