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特別企画展・企画展・テーマ展示

陶工・河井寬次郎展

特別企画展/あいちトリエンナーレ2019連携企画事業

京都国立近代美術館所蔵 川勝コレクション
鐘溪窯 陶工・河井寬次郎展

Potter Kawai Kanjiro: Works from the Kawakatsu Collection
of The National Museum of Modern Art, Kyoto

2019年8月24日(土)~10月20日(日)

[前期]8月24日(土)~9月16日(月・祝)
[後期]9月18日(水)~10月20日(日)(前期・後期で展示替えを行います)


毎週月曜日休館(ただし9月16日(月)・9月23日(月)・10月14日(月)は開館、9月17日(火)・9月24日(火)・10月15日(火)は休館)
*8月24日(土)は開会式のため、観覧は午前11時からとなります

 

当日割引券付のチラシをダウンロードできます。PDFをA4で印刷し、当日券をお買い求めの際、 裏面下の当日割引券部分をチケット受付にてご提示いただくと、当日割引券として使用できます。
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展覧会の概要

近代日本を代表する陶工・河井寬次郎(1890~1966)は、1921年の最初の個展において中国・朝鮮陶磁を手本とした作風で華々しいデビューを飾りました。その後、民藝運動に参画することで、暮らしと創作が密接に関係した作風へと大きく変化していきます。河井の意欲的な造形は最晩年にいたるまで展開され、「生命」の喜びに溢れたものとなりました。

 京都国立近代美術館は、質、量ともに最も充実した河井寬次郎作品のパブリック・コレクション(川勝コレクション)を所蔵しています。計425点にも上る川勝コレクションは、河井の代表的な作品を網羅しており、その仕事の全貌を物語る「年代作品字引」とも呼ばれています。コレクションを形成した故・川勝堅一氏(1892~1979)は、髙島屋東京支店の宣伝部長、髙島屋の総支配人、横浜髙島屋専務取締役などを務めた人物です。コレクションについて川勝は「河井・川勝二人の友情の結晶」であると述べています。

 本展では、川勝コレクションの中から初期から晩年にいたる河井寬次郎作品と河井と交遊関係のあった濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉の作品を通じて河井の創作活動を振り返ります。


展覧会のみどころ


◆釉薬の扱いに長け、「色彩の河井」と評された河井寬次郎の全貌を紹介する、愛知県で初の展覧会です。


◆パリ万国博覧会グランプリ受賞の《鉄辰砂草花図壺》、ミラノ・トリエンナーレ国際陶芸展グランプリ受賞の《白地草花絵扁壺》(前期のみ)も展示されます。


◆河井寬次郎記念館学芸員の鷺珠江氏による記念講演会や、河井の手がけた「筒描き」が体験できるイベントを開催します。



展覧会関連イベント

記念講演会Ⅰ「祖父・河井寬次郎と川勝堅一の絆」

日時:9月14日(土) 午後1時30分から3時まで
会場:本館 地下講堂
講師:鷺珠江氏(河井寬次郎記念館学芸員)
*聴講無料、事前申込不要。定員200名

記念講演会Ⅱ「河井と川勝―友情が生んだ珠玉のコレクション」

日時:9月28日(土) 午後1時30分から3時まで
会場:本館 地下講堂
講師:大長智広氏(京都国立近代美術館研究員)
*聴講無料、事前申込不要。定員200名

ワークショップ「泥で描く!―筒描きワールド―」 *参加料と事前申し込みが必要です

本展覧会を鑑賞後、泥状の土を漏斗やスポイトなどに入れ、垂らしたり、絞り出したりして文様を描く筒描きで、粘土板に絵や言葉を描きます。完成後は本館展示説明室に展示されます。
日時:9月15日(日) 午前10時30分から正午まで
会場:本展展示室で作品を鑑賞後、陶芸館へ移動
定員:20名(応募多数の場合は抽選)
参加料:1,740円(高大生1,540円、中学生以下720円)
*本館1階ロビーに午前10時までにお集まりください
*焼成後、完成した作品は本館展示説明室に展示します。 (10月1日(火)から10月13日(日)まで)
*作品の引渡しは展覧会会期終了後、陶芸館で行います。

 ●ワークショップ「泥で描く!―筒描きワールド―」のお申し込み方法●
 (1)参加ご希望全員のお名前・ご年齢
 (2)返信先ご住所(メールお申込みの方はメールアドレス)
 (3)当日連絡のつくご連絡先(携帯電話など)
 以上をご記入の上、「往復はがき」または「メール」にて下記の宛先までお申込みください。

 【往復はがき】 〒489-0965  愛知県瀬戸市南山口町234番地
          愛知県陶磁美術館「泥で描く!―筒描きワールド―」係
 【メール】touji@pref.aichi.lg.jp
 (件名を「泥で描く! 申込」と記入してください。)

 ※9月3日(火)必着
 (応募者多数の場合は抽選となり、参加の可否を9月6日(金)までに発送します)


担当学芸員によるギャラリートーク

担当学芸員が展示室でギャラリートークを行います。
日時:9月1日(日)、9月15日(日)、9月29日(日)、10月19日(土)
   各回いずれも午後1時30分から1時間程度
会場:本館1階第1展示室・第2展示室・特別展示室
*事前申込不要。定員50名。ギャラリートークへの参加には本展観覧券が必要です。

特別連携ギャラリートーク

瀬戸市美術館で開催中の特別企画展「小森忍・河井寬次郎・濱田庄司―陶磁器研究とそれぞれの開花― 」のギャラリートークに続き、午後から本展ギャラリートークを行います。
日時:10月12日(土) 午後1時30分から1時間程度
会場:本館1階第1展示室・第2展示室・特別展示室
*事前申込不要。定員50名。ギャラリートークへの参加には本展観覧券が必要です。


展覧会図録ご案内

本展の図録を、レストラン「とうじ」(本館1階)にて、展覧会開催初日より販売します。

◆図録販売について(10月16日から変更いたしました)◆
レストラン「とうじ」:午前10時30分から午後4時30分まで
誠にご不便をおかけいたしますが、なにとぞご了承ください。


価格:2700円(税別)


図録表紙

出陳作品の図版・解説の他、研究者による論文、解説等を収録しています。

主な展示作品

鉄辰砂草花図壺
鉄辰砂草花図壺
河井寬次郎
昭和10(1935)年
やわらかな丸みを帯びたろくろ挽きの壺に、白化粧を施し、丸窓の中に伸びやかな筆致で鉄絵、染付、辰砂で草花文が描かれた優美な作品です。河井は初期の中国陶磁に倣った作風から、民藝運動に参画することで、民衆の工芸を手本としたものへと制作スタイルを大きく変えます。その中で生きる喜びと作る喜びを同居させた独自のスタイルを確立します。本作は、昭和12年のパリ万国博覧会に川勝堅一が河井に内緒で出品し、見事グランプリを獲得した、作家を代表する一点です。
白地草花絵扁壺
白地草花絵扁壺
(前期のみ展示)
河井寬次郎
昭和14(1939)年
型成形による堂々たる菱形の器形に菱形の口と高台が付き、器形の上下に施された鉄釉と鉄絵、辰砂、染付による草花文が踊るように描かれています。この作品は、川勝コレクションを象徴するもので、昭和32(1957)年に開催されたミラノ・トリエンナーレ国際陶芸展で見事グランプリを受賞しました。ただし、本作は川勝が河井に無断で自身のコレクションの中から出品したものです。制作年と受賞年が大きく異なるのはそのためですが、河井と川勝の友情の証ともいえる1点です。
青瓷ぜん血文桃形注
青瓷鱔血文桃形注
河井寬次郎
大正11(1922)年
河井寬次郎は、京都市陶磁器試験場に勤務していた頃から、膨大な量の青磁や辰砂の釉薬の研究を重ねていました。本作は、その研究成果が発揮された作品で、大小の桃を象った形に注ぎ口がついた水注です。手捻りで成形し、厚く青磁釉をかけた後、鱔血文と称される銅系の赤い辰砂釉が全体に施されることで、赤と青の鮮やかな対比を見せています。この赤は、灰などが降りかからないように焼成時に作品一つずつを覆う「匣鉢」の内側に辰砂釉を塗り、銅の揮発する性質を応用して、器胎に赤みをつけたものです。
三彩双魚文瓶子
三彩双魚文瓶子
河井寬次郎
大正11(1922)年
本作は、中国・唐時代に制作された三彩を手本としたもので、丸みを帯びた張りのある形に小さな口と四つの耳が付き、別に型で成形された2匹の魚の模様が胴部に貼り付けられています。唐三彩は、中国で20世紀初頭に行われた鉄道工事に伴って大量に出土したことから研究が進み、美術品としての価値も高まったものですが、河井は唐三彩の再発見からそれほど間をおかない時期に、高度に三彩の釉薬を使いこなしていることがわかります。
黄釉筒描花鳥文扁壺
黄釉筒描花鳥文扁壺
河井寬次郎
昭和27(1952)年
この作品で用いられている装飾技法は筒描と呼ばれるものです。はじめにスポイトのような道具で、粘土を溶かした泥しょうを絞り出して模様を描き、次に盛り上がった模様の輪郭線の内側を釉薬で面的に色分けします。この技法によって、河井の具象的かつ幻想的な花鳥模様が、生き生きとのびやかに表現されています。くすんだ黄色の地と、透明感のある多色の釉薬との対比が心地よい、河井の代表作の一つです。
三色打薬扁壺
三色打薬扁壺
河井寬次郎
昭和37(1962)年
工業機械の部品などを参考に型成形された三つの面から成る変形の壺で、銀杏の葉形の口部から胴部にかけてなだらかに膨らみ、その膨らみが脚部に向かって急にすぼまっていきます。不安定と安定の間にある器形の絶妙なバランスに呼応するかのように、鮮やかな三色の釉薬が打ち付けられています。日本各地の窯業地で使われてきた装飾技法と当時の流行である抽象表現主義との関係もうかがえます。
会期 2019年8月24日(土)から10月20日(日)まで
 [前期]8月24日(土)~9月16日(月・祝)
 [後期]9月18日(水)~10月20日(日)(前期・後期で展示替えを行います)
会場 愛知県陶磁美術館 第1・第2・特別展示室
開館時間 【8月24日(土)から9月29日(日)まで】
午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
【10月1日(火)から10月20日(日)まで】
午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
※8月24日(土)は開会式のため、観覧は午前11時より
休館日 毎週月曜日(ただし9月16日(月)・9月23日(月)・10月14日(月)は開館、9月17日(火)・9月24日(火)・10月15日(火)は休館)
観覧料 一般900円(720円)・高校・大学生700円(560円)・中学生以下無料 
※( )内は20名以上の団体料金
※上記観覧料で常設展示も併せてご観覧いただけます。
※各種割引制度あり。詳しくは下記をご確認ください
割引制度

《割引制度》
リニモ「藤が丘」「愛・地球博記念公園」「陶磁資料館南」「八草」各駅に設置の割引チラシ(リニモ利用者に限る。)/リニモ「一日乗車券」/名古屋市交通局「一日乗車券」及び「ド二チエコきっぷ」/モリコロパーク駐車場再入場券/名都美術館有料観覧券の半券(2か月以内)を持参の方は、観覧料が2割引となる。
※チラシ等の割引引換券又はJAF会員証、「ミュージアムぐるっとパス・関西2019」掲載の割引券、「愛知ふるさと大使」の名刺を持参の方は、観覧料が100円引となる。
※身体等に障がいのある方及び付添者は手帳を受付にて呈示すると、観覧料の割引制度が適用される。(割引要件があります、詳しくはこちらをご覧ください。)
※各割引制度の併用は不可。

主催 愛知県陶磁美術館
共催 中日新聞社
特別協力 京都国立近代美術館
企画協力 京都新聞COM
後援 愛知県教育委員会、愛知高速交通株式会社(リニモ)
問い合わせ先 愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932
担当:佐藤一信、入澤聖明
報道機関の皆様へ 2019年7月18日(木)県政・中部芸術文化・瀬戸市政各記者クラブ発表
プレス・リリース資料(2019年7月18日(木)付)のダウンロードはこちら
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認証事業
本展はbeyond2020の認証事業です。beyond2020プログラムは日本文化の魅力を発信するとともに、2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラムです。
詳しくは下記バナーからのリンク先(内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局の公式WEBサイト)を御覧ください。
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