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特別展・企画展・テーマ展

YAYOI・モダンデザイン ―ニッポンの美、ここに始まる―

特別展

YAYOI・モダンデザイン

―ニッポンの美、ここに始まる―

YAYOI: The Advent of Japanese Aesthetics

2020年10月10日(土)~ 12月13日(日)

毎週月曜日休館。ただし11月23日(月)は開館、24日(火)は休館。
*10月10日(土)は開会式のため、観覧は午前11時からとなります

 

当日割引券付のチラシをダウンロードできます。PDFをA4で印刷し、当日券をお買い求めの際、 裏面下の当日割引券部分をチケット受付にてご提示いただくと、当日割引券として使用できます。
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展覧会の概要

弥生の文化は、縄文とは対照的に機能性や普遍性を志向し、プロダクトの形や紋様は端正な造形をとることに特徴があります。こうした造形は、日本の伝統的な美の源流になると同時に、現在の私たちにとってもモダンと感じられます。

 本展では、弥生時代の土器、石器、木器、骨角器、金属器の、かたち、色彩、絵画・紋様に焦点をあて、そのデザインや美を紹介します。近年の発掘調査によって出土した代表的な遺物が一堂に集まる貴重な機会であり、弥生時代を美とデザインの観点からとらえる、過去に類を見ない展覧会です。

 なお、本展はあいち朝日遺跡ミュージアムの開館と関連して、愛知県埋蔵文化財センターと愛知県陶磁美術館が共同で開催するものです。


展覧会のみどころ


◆弥生時代を、“歴史”ではなく、“美”や“デザイン”の視点で紹介する、類を見ない展覧会です。


◆北九州、山陽、山陰、近畿、北陸、東海地方の遺跡から近年出土した、選りすぐりの土器や木器などが集結する、貴重な機会となります。


◆設楽ダム建設に関連した遺跡の発掘調査で出土した資料など、愛知県内の考古学的な縄文、弥生の新発見資料も、一度に見ることができます。


展示構成


[YAYOI・モダンデザイン](第1展示室・約160点)
(1)弥生デザインの精髄
    北部九州・山陰・瀬戸内・北陸・近畿・伊勢湾エリアで
    最も洗練されたデザインの遺物
     木器(漆器、容器、匙ほか)
     土器(壺・高杯ほか)


(2)素材の転換・かたちの強調
    素材を超えたかたちの模倣
    武器の巨大化とかたちの強調
     木器→土器
     青銅器→骨角器・木器・土製品


(3)弥生の色彩
    赤-パレススタイル土器・弓、用具(ベンガラ、朱)
    黒-漆器
    緑-瑪瑙・硬玉・管玉・勾玉(素材及び未成品、製品)
    金-青銅製品(銅鐸)
   [特集陳列] 弥生衣装の復原制作


(4)弥生絵画と造形のデザイン
    人物造形 土偶・木偶・分銅形土製品
          人面紋線刻土器・土製品・木製品
    動物造形 鹿・鳥、羊・馬、魚・龍、船
          形象土製品・木製品、紋様土器・木器
    各種紋様 流水・綾杉・鋸歯・バチ形・弧帯・直弧


(5)首長から王へ 権威の象徴
    木製壺-土器壺
    スタンプ紋
    花弁高杯・透かし紋高杯
    装飾付甲と儀仗・団扇形木製品
   [特集陳列] 木製壺の復原制作


[あいち考古楽市](第2展示室・約60点)
(6)新発見の縄文/弥生資料
    あいちの縄文晩期から弥生、古墳へ
     名古屋・仁所遺跡、安城・神ノ木遺跡、西尾・清水遺跡
     幸田・東光寺遺跡、豊川・麻生田大橋遺跡 ほか
    新出土品展
     名古屋・仁所遺跡、東海・畑間遺跡、東浦・天白遺跡
     豊橋・西側遺跡、設楽・設楽ダム関連遺跡 ほか

 

出品目録をダウンロードできます。

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展覧会関連イベント

記念対談「弥生の美を語る」

日時:10月18日(日) 午後1時30分-3時
会場:愛知県陶磁美術館 本館 地下講堂
講師:松木武彦氏(国立歴史民俗博物館教授)・橋本麻里氏(永青文庫副館長)
*定員100名(事前申込不要、先着順)、聴講無料

<注意事項>
・10時から、地下講堂前で、入場整理券を配布いたします。この整理券は入場順序や座席を指定するものではありません。
・開場は午後1時を予定しています。館内の混雑状況により開場を早める場合、事前に館内放送の上、繰上開場いたします。
・ご来場者数が会場定員100名を上回る場合、会場の外に設置した中継モニターにより、同時にご視聴いただけます。

考古学セミナー「あいちの考古学2020」

12月5日(土) 午後1時-4時/本館講堂及び講堂前ホール
   ・プレゼンテーション・ポスターセッション
     愛知県内外の考古学関係団体が発表
   ・弥生バザール
     弥生関連グッズ新商品・人気商品の展示即売

12月6日(日) 午前10時30分-午後4時/本館講堂及び講堂前ホール
   ・記念講演「弥生時代とは、何だったのか?」
     深澤芳樹氏(元・奈良文化財研究所副所長)
    *定員100名(事前申込不要、先着順)、聴講無料 
   ・シンポジウム「弥生サミット」
     本展の主要出品資料が出土した遺跡等を発掘調査した担当者が集い、語る
    *定員100名(事前申込不要、先着順)、聴講無料 
   ・ポスターセッション(前日の続き)
   ・弥生バザール(前日の続き)

 

当日のプログラムをダウンロードできます。

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解説講座「YAYOIデザインを語る」

・「弥生のかたち」:11月14日(土)
・「弥生の紋様」 :11月28日(土)
両回とも講師:樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター主任専門員)
時間:いずれも午後1時30分から3時
会場:愛知県陶磁美術館 本館地下講堂
*定員100名(事前申込不要、先着順)、聴講無料 


展覧会図録ご案内

本館1階レストランにて、展覧会開催初日より販売します。販売時間は、午前10時から午後4時30分までです。

価格:1400円(税込)


図録表紙

出陳作品の図版・解説の他、研究者による論文等を収録しています。

無料音声ガイド

※新型コロナウイルス感染症予防のため、本展では音声ガイド貸出は見合わせます。

近隣施設との相互割引をご利用ください

本展では、あいち朝日遺跡ミュージアム及び一宮市博物館との相互割引を行います。
ぜひご利用ください!

施設名 愛知県陶磁美術館 あいち朝日遺跡
ミュージアム
一宮市博物館
割引対象 「YAYOI・モダンデザイン」の観覧料 「朝日遺跡のデザイン」の観覧料 「発掘された日本列島2020」の観覧料
割引額 100円 100円 100円
条件 以下のいずれかを持参
・あいち朝日遺跡ミュージアムの利用済観覧券
・一宮市博物館「発掘された日本列島2020」利用済観覧券
以下のいずれかを持参
・愛知県陶磁美術館「YAYOI・モダンデザイン」の利用済観覧券
・一宮市博物館「発掘された日本列島2020」の利用済観覧券
以下のいずれかを持参
・愛知県陶磁美術館「YAYOI・モダンデザイン」の利用済観覧券
・あいち朝日遺跡ミュージアムの利用済観覧券

※各割引制度の併用はできません。

「もう1回展覧会を観たい!」―リピーターにお得な割引をご利用ください

本展を再度観覧いただく場合に通常の観覧料から2割引になる、「同一展リピート割」(本展使用済観覧券を持参により適用)をぜひご利用ください!
詳細はこちらのページでご確認またはお問合せください。
※各割引制度の併用はできません。

主な展示作品

水(みず)差(さ)し形土器
水差し形土器
奈良県田原本町/唐古・鍵遺跡出土
田原本町教育委員会所蔵

<弥生の美とは、用の美である>
弥生の美とは、モノの機能を追求した結果に生まれた、シンプルな形の美です。この土器は、取っ手と注ぎ口をもち、液体を注ぐのにちょうど良い形をしています。近畿地方でしか見つかっていない、大阪と奈良の境にそびえる生駒山の西側の麓で制作される特産品であったようです。
[展示(1) 弥生デザインの精髄]


銅(どう)剣形(けんがた)木(もく)製品(せいひん)
銅剣形木製品
岡山県岡山市/南方(済生会)遺跡出土
岡山市教育委員会所蔵

<儀式用に、木で剣を作る>
青銅製の剣の形を模倣して、モミ属の木材を素材として制作したもの。素材を転換したことによって、本来の武器としての機能がなくなり、祭りや儀式で用いられたようです。もともとは腰に帯びていた剣が、槍のような長い柄に付けて用いるように変化したとも考えられています。 [展示(2) 素材の転換、かたちの強調]


パレススタイル壺
(上)パレススタイル壺
愛知県一宮市/八王子遺跡出土
一宮市博物館所蔵
(下)パレススタイル壺の実測図
愛知県埋蔵文化財センター作図

<赤と白の対比が美しい>
器体の下半などにベンガラを塗って焼成し、赤く発色しています。赤彩部分以外の器肌は白褐色となり、櫛描きなどで細かな紋様を描いています。パレススタイル=宮廷式の名称は、古代ギリシア土器の様式名に由来するもので、弥生土器において最も美しいとする評価に基づいています。
[展示(3) 弥生の色彩]


装飾木製品
(左)装飾木製品
石川県小松市/千代・能美遺跡出土
石川県埋蔵文化財センター保管
(右)装飾木製品の紋様分析図
樋上昇作図

<直線と円弧のラビリンス>
弧帯紋が刻まれた木製品。弧帯紋は、一定の幅をもつ、帯のような図形が土器などに巻き付く有様を表現したものです。分析図では赤線の格子状区分の中に、緑色の三重同心円、橙色の湾曲紋様、青色の「人」字形紋が入り組んで重なっているもので、極めて複雑な構成となっています。
[展示(4) 弥生絵画と造形のデザイン]


装飾壺
(上)装飾壺<重要文化財>
鳥取県鳥取市/青谷上寺地遺跡出土
鳥取県所蔵
(下)装飾壺の想定復原図
樋上昇作図

<至高の弥生漆器>
実物資料は長く土の中にあったため、形がつぶれて黒くなっていますが、本来は算盤形の胴部で、黒漆の下地に赤漆で同心円などの細かな紋様を描いて表面を埋め尽くしたものであったと思われます。現在までに発見されている弥生時代の木製品では、最高級の技と美を反映しています。
*展示は12月6日(日)まで
[展示(5) 首長から王へ 権威の象徴]


装飾壺
壺形土器
愛知県北設楽郡設楽町/笹平遺跡出土
愛知県埋蔵文化財調査センター所蔵

<縄文系譜と弥生系譜の接触>
お墓の棺として利用された壺形土器です。器体の上部を弥生時代の始まりに西日本で流行する遠賀川式土器のデザイン、器体の下部を縄文時代の終わりに東三河で流行する条痕文土器のデザインで飾る2つの流儀をあわせもつ珍しい土器です。また棺として利用する時に、器体の上部を四角に打ち欠いて再加工しています。
[展示(6)新発見の縄文/弥生資料]
会期 2020年10月10日(土)から 12月13日(日)まで
会場 愛知県陶磁美術館 第1・第2展示室
開館時間 午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
※10月10日(土)は開会式のため、観覧は午前11時より
休館日 毎週月曜日。ただし11月23日(月)は開館、24日(火)は休館。
観覧料 一般900円(720円)・高校・大学生700円(560円)・中学生以下無料 
※( )内は20名以上の団体料金
※上記観覧料で常設展示も併せてご観覧いただけます。
※各種割引制度あり。詳しくは下記をご確認ください
割引制度 上記「近隣施設との相互割引」や「同一展リピート割」のほか、さまざまな割引制度がございます。割引一覧はこちらのページの下部にある一覧をご覧ください。
※各割引制度の併用は不可。
主催 愛知県陶磁美術館
公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
共催 中日新聞社
後援 愛知県教育委員会、愛知高速交通株式会社(リニモ)
助成 芸術文化振興基金(独立行政法人日本芸術文化振興会)
問い合わせ先 愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932
担当:小川裕紀、大西遼、宮川菜々子
報道機関の皆様へ 2020年9月17日(木)県政・中部芸術文化・瀬戸市政各記者クラブ発表
プレス・リリース資料(2020年9月17日(木)付)のダウンロードはこちら
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認証事業
本展はbeyond2020の認証事業です。beyond2020プログラムは日本文化の魅力を発信するとともに、2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラムです。
詳しくは下記バナーからのリンク先(内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局の公式WEBサイト)を御覧ください。
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