テーマ展
愛知の新たな宝
―近年収蔵の重要古陶磁―
Treasures of Aichi Prefecture - Antique Ceramics
of the Aichi Prefectural Ceramic Museum Collection
2021年6月26日(土)~ 9月26日(日)
毎週月曜日休館(ただし8月9日(月・振休)は開館し、10日(火)は休館/9月20日(月・祝)は開館し、21日(火)は休館)
展覧会の概要
愛知県が近年収蔵して陶磁美術館が保存している貴重な古陶磁のうち、古代猿投窯*1と中世瀬戸窯*2で制作された名品を展示します。
出品作には、過去に展示公開歴がない古代猿投窯の作品や、
2020年度末に収蔵後、本展が初公開となる重要な中世瀬戸窯の作品が含まれており、歴史的に貴重な愛知の古陶磁文化財を通じて、愛知の歴史文化を御紹介します。
*1 猿投窯:名古屋市東方の東部丘陵地帯で、古墳時代から鎌倉時代にかけて操業した窯業地。
*2 中世瀬戸窯:平安時代末期から室町時代にかけて、瀬戸市を中心に操業した窯業地。
展覧会のみどころ
◆猿投窯の新発見資料や、陶磁美術館収蔵後の未公開作品をお披露目!
◆指定文化財クラスの名陶が一室に集まります
◆古代猿投窯と中世瀬戸窯の、技と美のエッセンスを鑑賞できます
[NEWS!!]古瀬戸水注屈指の名品を購入しました
愛知県では、2021年3月に個人からの寄附を原資として、古瀬戸水注屈指の名品である「灰釉蕨手唐草文手付水注」を購入しました。
愛知県では、愛知県陶磁資料館時代の1994年特別展「東洋陶磁名品展」での公開以来、約20年ぶりの公開であり、収蔵後としては初の公開となります。
本作品は、古瀬戸印花文水注としては装飾性が極めて高く、類例のない名品として戦前期から知られていました。現在、古瀬戸では装飾性の高い瓶子や広口壺が国の重要文化財に指定されていますが、水注では重要文化財への指定品がありません。本作はこれらの国指定文化財に匹敵する作行きです。
灰釉蕨手唐草文手付水注
瀬戸 鎌倉時代(14世紀) 出土地不詳
北大路魯山人旧蔵
高さ19.3cm
2020年度新収蔵作品
展覧会関連イベント
講座「名陶で学ぶ古代猿投窯の歴史」
日時:9月19日(日)午後1時30分から3時まで
会場:愛知県陶磁美術館 本館 地下講堂
講師:小川裕紀(当館主任学芸員)
*定員100名(事前申込不要、先着順)、聴講無料
主な展示作品
会期 | 2021年6月26日(土)から 9月26日(日)まで |
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会場 | 愛知県陶磁美術館 第2展示室 |
開館時間 | 2021年6月26日(土)から6月30日(水)まで 午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで) 2021年7月1日(木)から9月26日(日)まで 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(ただし8月9日(月・振休)は開館し、10日(火)は休館/9月20日(月・祝)は開館し、21日(火)は休館) |
観覧料 | 一般 400円(団体320円)、高大生 300円(団体240円)・中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※本展は、同時開催企画展の当日観覧券でも観覧いただけます。 ※各種割引制度あり。詳しくは下記をご確認ください |
割引制度 |
さまざまな割引制度がございます。割引一覧はこちらのページの下部にある一覧をご覧ください。 ※各割引制度の併用は不可。 |
主催 | 愛知県陶磁美術館 |
問い合わせ先 | 愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地 TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932 担当:小川裕紀、宮川菜々子 |
報道機関の皆様へ | 2021年4月15日(木)県政・中部芸術文化・瀬戸市政各記者クラブ発表 プレス・リリース資料(2021年4月15日(木)付)のダウンロードはこちら |