公立高校の魅力向上に資するキャリア教育の充実及び教育環境の 整備の推進についての意見書  令和8年4月から高等学校等就学支援金制度が拡充されたことにより、私立高校の授業料が無償化され、教育の選択肢が拡大する一方で、公立高校の定員割れが広がっている。 こうした中、多くの公立高校では、国が示した「高校教育改革に関する基本方針」などに基づき、キャリア教育の全体計画を策定するとともに、大学及び企業と連携したSTEAM教育をはじめキャリア教育の推進に取り組んでいる。 しかし、その実施・充実に向けては、学校と大学、企業等を結びつけるキャリアコーディネーターの不足や、教員がキャリア教育を推進するためのスキル不足といった課題が指摘されている。 また、老朽化した校舎・設備は魅力低下の大きな要因であり、特にICT教育に不可欠な通信環境や、近年の猛暑を踏まえた空調設備など、公立高校における教育環境の充実は喫緊の課題である。 よって、国におかれては、公立高校の魅力向上に資するキャリア教育の充実及び教育環境の整備の推進を図るため、下記の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望する。 記 1 キャリア教育の充実を図るため、キャリアコーディネーター等の専門人材の配置を推進するとともに、教員に対する教育研修の高度化を図ること 2 教育環境の整備を促進するため、地方交付税措置のある地方債の拡充等、地方財政措置の一層の充実を図ること  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和8年7月2日             殿 愛知県議会議長     島倉 誠 (提 出 先)    衆議院議長           参議院議長    内閣総理大臣          総務大臣    財務大臣            文部科学大臣    経済産業大臣          デジタル大臣    内閣府特命担当大臣(若者活躍)